2024年10月14日
レクサス、2年連続で年間「9万台」達成なるか?
開業から長年年間「5万台」が一つの指標であった時代からは信じられないほどの販売数になっています
おおむね月平均「約/7500台」ペースですので、残りの4ヶ月も同様のペースの場合は 「90,322台」 となり、2年連続での年間「9万台」というかなりのボリュームの販売台数となります。
なお、年間9万台というと、規模的には、「スバル」ブランドに近い数値(しかも軽自動車も含めて)なので、1つのメーカーとしても独立できるぐらいですね。
【2024年月ごと販売台数グラフ】
現在、レクサスブランド車の中では、最も販売台数が多いのは新型車「LBX」で、おおむねレクサスブランドの4分の1(25%)を占めます。
「LBX」は「MORIZO RR」も追加設定され、今後のレクサス車の販売数を左右する基幹モデルに育つ可能性がありますね。
ついで「NX」シリーズですが、こちらはおおむね「20%〜25%」で推移しています。
おおざっぱにいうと、「LBX」と「NX」で全体の半分近くを販売していると言ってもよいでしょう。
そして「RX」シリーズですが、こちらもおおむね「NX」と同等の水準の「月/1500台ペース」で販売されているようですが、懸念されるのは2025年モデルの「年次改良」による一時的な生産停止です。
本来は2024年10月頃から2025年モデルの生産に切り替わり、販売(生産)数の変動はないと考えられていましたが、2025年モデルの生産が型式認証問題で遅延しているようで、10月、11月、12月の「RX」の日本向け販売台数が大幅に減少するものと思いますので、レクサス車の年間「9万台」達成が難しくなる可能性がでてきました。
RXシリーズが予定通り「2024年秋」、そして新型SUVモデルの「GX」も当初予定通り発売されていれば、年間「9万台達成」は間違いないでしょうから、いかに近年、レクサスブランド車の人気とニーズが高まったかがわかりますね。
2024年02月11日
レクサス、2023年は過去最高の販売台数を達成したが!
2023年は、過去最高の世界販売台数となったのも話題でしたが、特筆すべきは、 日本での販売台数が一気に「9万台」を超えた ということです。
なんと、ついに「スバル」の台数(89,798台)を超えたということで一部で話題になりました。
2005年にレクサスが日本で販売開始してから、レクサス車は永らく 「約50,000台」の壁 が続いており、人気車種「UX」や「ES」の2車種が新規発売して販売に大きく寄与した2019年が唯一「6万台」を超えたのみで、それ以後コロナ禍もあり、大きく販売台数を伸ばせずにいました。
▼LEXUS、2023年の全世界販売実績を発表
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40367018.html
当方の手元にある統計データでは概ね以下の販売台数となっていますが、2021年、2022年のコロナ禍や半導体不足で生産が制限されるなか、なんとか踏ん張って年間4万台は死守してきたわけですが、2023年はその反動と、人気車種「NX」が大きく販売に寄与したほか、「RX」の生産も進むなど、レクサスの新型SUV車が好調で、例年の約2倍の販売台数となっています。
<レクサスブランド車 直近の年間販売(登録)台数>
2013年 約46,770台
2014年 約44,200台
2015年 約48,000台
2016年 約52,149台 (世界販売は過去最高)
2017年 約45,600台
2018年 約55,000台
2019年 約 62,300 台
2020年 約49,000台
2021年 約51,000台
2022年 約41,253台
2023年 約 94,647 台
確かに街なかでは、新型レクサス「NX」や「RX」を数多く見かけるようになりました。
年間8万〜9万台レベルですと、いわゆる高級車(輸入車)部門でもトップクラスの台数となりますので、クルマの販売台数が減少にある中、レクサスブランド車の浸透度合いが高まっているのは間違いなさそうです。
2024年は「LBX」の販売も見込めますし、すでに予約販売が開始されているレクサス「NX」(25MY)、そして引き続き販売好調な「RX」を中心として、マイナーチェンジ相当の改良を受けた「UX」、そして大きな話題となりそうな「GX」など、2024年度も好調な販売数が見込めそうです。
その反面、増え続けるユーザー層のホスピタリティを高めるためのディーラーサービスや整備・点検体制の拡充も求められるところです。
第1世代(2005年〜)、第2世代(2012年〜)、第3世代(2017年〜)、第4世代(2021年〜)
それぞれ顧客層が変わってきていることを実感していますが、特に第1世代、第2世代あたりはレクサス車の継続率はあまり高くなかったように思います。
ここ最近はリセールバリューの高さもあり、レクサス車を乗り継がれる方も増えてきている印象ですが、そういった方が今後もレクサス車を選択するような、クルマ本来の仕上がりに加え、ブランド体験やディーラーサービスの拡充、満足度向上策など既存オーナーの満足度を高める施策についてもぜひ期待したいところです。
2023年01月17日
2022年レクサス「北米」販売状況!日本の「NX」は健闘していた?
https://pressroom.lexus.com/toyota-motor-north-america-reports-year-end-2022-u-s-sales-results /
レクサス部門を抜き出して書き出して見たところ、以下の通りです。
※ https://pressroom.lexus.com/toyota-motor-north-america-reports-year-end-2022-u-s-sales-results/ より
【販売台数について】
販売台数は「 約25.8万台 」と、前年度の「約30万台」からは▲15%程度の減少ですが、半導体不足等を考えれば健闘でしょうか?
日本での2022年度の詳細な販売台数はまだ当方は把握していませんが、おそらく 「約4.2万台」程度 ではないかと予想しています。
おおよそ日本の市場の「6倍」程度が北米市場 と仮定すると、日本に供給される台数に比べ「6倍、北米のほうが多い」といえるのではないでしょうか?
【新型「NX」については?】
レクサス新型「NX」の北米販売台数は「約4.9万台」ですが、日本市場向けはおそらく約「1.2万台」程度と推測されますので、 まだまだ多数の方が納車になっていない現状ではありますが、この点を踏まえると、これでも日本に優先して生産を割り当てている 、ということになるかと思います。(本来であれば、北米販売台数の1/6程度である「約8,000台」程度であってもおかしくない)
もちろん北米では圧倒的にSUVクラスでは「RX」の人気があまりにも高い、という点もあるかとは思いますが・・・
【コンパクトSUVは苦戦?】
そして、モデルライフが古くなってきているということもありますが、「UX」の販売台数の少なさと減少幅の大きさにも注目です。なんと「IS」の半分の台数にも満たない状況になっているということで、北米ではコンパクトすぎるという点があるのでしょうか?デビューから大きな改良が施されていない点も影響があるのかもしれません。その分「RX」の販売台数の多さ(全体の1/3以上のシェア)にはいつもながら驚かせられます。
【「IS」が意外な健闘!】
2度目のマイナーチェンジで日本でも人気が再燃している「IS」ですが、北米でも好調な販売のようで、半導体不足の中の販売減少幅が非常に少なくなっています。その要因として日本よりも先行投入された「IS500」が寄与している可能性もありますが、「セダン冬の時代」に基本設計が古い「IS」が未だに踏ん張っているのはデザインや素性の良さが評価されているのではと感じます?
【「ES」はやはり強い!】
主力セダンの「ES」は日本でも好調なセールスを記録していますが、おおよそ 「ESの販売台数」=「レクサス日本の全販売台数」 ということにも注目したいところです。新マルチメディアシステムの評判はどうなんでしょうか?
【「LS」はモデル存続も危うい水準?】
一方、フラッグシップセダン「LS」に関してはマイナーチェンジを実施した後にもかかわらず、販売が苦戦しており、ESの「10分の1」にも満たない台数となっており、なんとこれは日本市場のLS販売台数とそれほど大きな差はありません。(日本市場の1.5倍程度の販売台数)
日本より市場が「6倍」大きい北米において、日本よりも若干多い程度の数度しか売れていない、という事実です。
ここ最近のLSの改良内を見ると、現行モデルでの大幅な商品力の向上や拡販はあきらめて「次モデルに全集中」のようにも思えますが、縮小するセダン市場において台数がでないフラッグシップセダンにどこまでコストを掛けて開発をし続けるのか、という点は、今後導入されるであろう「LM」の存在とともに、非常に興味深いところです。
【日本未発売の「GX」が実は凄い】
日本では未発売の「GX」が モデル末期にも関わらず「約3万台 」を売り上げていることにも驚かせられます。減少幅も少ないですし、SUVのブーム真っ只中の日本でも「GX」が発売されるとヒットしそうですよね。
【LXは唯一「前年超え」】
最後に、前年度より唯一販売台数を伸ばしているのがフラッグシップモデルの「LX」です。
フルモデルチェンジの効果が大きく、「NX」や「RX」の販売数が前年比15%超のマイナスであるにもかかわらず、LXは半導体不足もなんのその、唯一の前年超えの販売台数です。(ちなみに、日本市場も新車効果で昨年の販売台数を大きく上回っています)
日本の2022年販売台数の「車種別詳細販売台数」がわかる頃(2022年2月上旬頃?)に再度比較してみたいと思いますが、こう見るとレクサスブランドにおいては、やはり北米主体(中国もですが)ということにあらためて気付かされます。
レクサスは日本発のブランドかつ大半を日本で生産しているわけですから、「日本市場をを最優先してほしい」といつも思っていますが、この圧倒的な販売数の格差を見ると、やはり主要販売国である「北米」を意識した商品開発や改良内容、そしてユーザー数も相当に多いはずですから、日本市場への供給台数に制限があるというのはやむを得ないと思ってしまいますね・・・
2020年03月17日
レクサス 2019年販売が苦戦したクルマ ベスト10!
株価等が大きく下落したあとは高級車の販売も落ち込むことが想定されますので、ジャーマン3を初めとする輸入車やレクサス車も2020年の販売には大きな打撃を受けそうです。
リーマン・ショック後、レクサスディーラーの駐車場に、様々な場所で社用車として使用されていた「LS」があふれていた光景は未だに思い出します・・・
さて、過去最高の販売を記録したレクサスは「RX・NX・UX」そして新型「ES」が大きく販売に貢献しましたが、その一方で「FRセダン・クーペ」の販売不振が際立つ1年でもありました。そこで、レクサスの2019年度 「販売が振るわなかったクルマ ベスト10」を振り返ってみたいと思います。
動画スタイルは以下の通り。(ひとことコメント付き)
【YouTube動画】レクサス 2019年 販売台数が少なかった車種ベスト10
■10位 RC300 (約411台)
■9位 GS450h (約333台)
■8位 GS300h (約327台)
■7位 RC F (約256台)
■6位 RC350 (約234台)
■5位 GS350 (約208台)
■4位 LC500h (約183台)
■3位 GS F (約131台)
■2位 IS350 (約87台)
■1位 GS300 (約50台)
実にランキングの半分をGSシリーズが占める結果となり、そのGSは2020年8月頃販売を停止する見込みです。
販売数からすると仕方のない面はありますが、レクサスの中核となるFRセダンの火が途絶えないよう、2020年秋の「新型IS(MC版)」にかかる期待はますます大きくなるばかりです。
2020年02月18日
レクサス 2019年 過去最高販売台数&販売ランキングベスト10は?
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/31171232.html
レクサスは主力の北米ではほぼ前年同台数でしたが、中国市場や欧州・日本市場において台数を伸ばし、日本市場においては過去最高台数となる「約62,394台」の販売となり、ついに初の 年間60,000台 を超えました。
日本においては少子化・高齢化、趣味の多様化・都市部における交通網の整備、所有から共有などの様々な外部環境の変化も受け、年々自動車の販売台数が減少する中、絶対的な販売数は少ないものの着実にレクサス車の販売台数が増えているのは注目に値するでしょう。
当初は否定的な意見も多かった「スピンドルグリル」もすっかり浸透してきた感があります。
そこで、「2019年 販売台数ベスト10」および番外編として2020年に発売予定車種について簡単にまとめた動画を作成してみましたのでご参考になればと思います。2020年度は2019年を超える販売台数を記録できるのか、そして販売動向に変化があるのか楽しみですね!
【YouTube】LEXUS 2019年 日本販売台数ランキング&番外編
【関連記事】
2019年 売れたレクサス車ベスト5は(暫定編)!
http://www.namaxchang.com/article/472861213.html
2020年01月15日
レクサス北米での販売はわずかに減少、テスラ・モデル3の活況も影響?
レクサスエンスージアストによれば、2019年の北米でのレクサス車の販売台数は約「 298,114台 」で、2018年よりほんの僅か減少したようです。
https://lexusenthusiast.com/2020/01/03/lexus-december-2019-year-end-sales-report/
内訳としてはSUV部門が約「217,139台」で、前年比「+5.6%増」と好調な一方、乗用車部門は「80,975台」で前年比「▲12.6%と減少」しています。
乗用車部門で台数が伸びたのは新車高価のある「ES」と、マイナーチェンジした「RC(RCF含む)」のみで、それ以外の車種は、▲35%〜▲48%ものマイナスとなり落ち込みが目立ちます。なお、北米ではCTはすでに販売されていません。
ISやGSはモデル末期、LSやLCは新車効果が切れて大幅減少・・・というのは、日本と同様の傾向ですが、一方で新型車の「ES」の販売数がそれほど伸びていない(前年比+5.9%)ということは気にかかります。
なお、日本市場ですが、速報値では約「 62,394台 」の販売、2018年度も新記録で5.5万台を販売しましたが、2019年度はついに初の6万台を大きく超えました。(前年比+13.2%)
セダンやワゴンなどの落ち込み、そしてSUV系へのシフトは世界的な傾向ですが、北米においては、いわゆる「ジャーマン3」(メルセデス、BMW、アウディ)と呼ばれるメーカーやレクサスから「テスラ」社のクルマにへ乗り換えする事例もかなり増えているようです。
特に同ジャンルであるメルセデスCクラス、BMW3シリーズなどのDセグメントクラスのクルマのリセールバリューが落ちているという情報もあるようで、日本においても、現在これらのクルマにお乗りになっている方にとっても問題となって来る可能性がありますね。
それほど「テスラ・モデル3」の販売は好調で北米では、乗用車部門のセールスでも上位に食い込んでいるようです。
https://cleantechnica.com/2019/12/15/tesla-model-3-9th-best-selling-car-in-usa/
もっともテスラ以外の電気自動車(EV)は好調とはいえず、EVが売れているというよりは「イーロン・マスクが好き」、「テスラが好き」というカリスマ的な部分で支持を得ていると見方もあるようです。
なお、2019年秋頃から日本で納車が進む「モデル3」においては魅力的な価格と現実的なボディサイズ、シンプルかつ近未来感ある内外装で、「iPhoneの再来では?」との声が日に日に高まっているようで、クルマにおいてもテスラ車が既存メーカーを駆逐するのではないか・・・との意見も目立ってきました。
また、今まではいわゆる「アーリーアダプター層」など、SNSなどでテスラ車の魅力を伝える個人オーナーさんはいらっしゃいましたが、2019年11月頃からは、一般のメディアやモータージャーナリストがこぞって「テスラ・モデル3」の魅力を伝える記事が目立ってきました。特にこの年末はモデル3関係の記事が結構目立っていました。日本カーオブザイヤーでは最終選考にすら残らなかったのに、非常に不思議なことです。
「モデル3」は同程度の価格帯の車と比べると決して内外装のクオリティは高くありませんが、動力性能などについては総じて好評のようで、多くの場合問題は充電設備等の「インフラ」面の話になるようです。
通常、輸入車というと大都市圏を中心に普及している印象ですが、土地が狭く高価な都心部においてはマンション等の集合住宅が多く、自宅で充電する環境を持つ方が非常に少ないことが普及の妨げになっているのは頭の痛い問題です。
環境的に家族で1台しか所有できない方が大多数と思いますし、EV車の場合、万一を懸念して、常にバッテリー残量を高くキープしておきたいという要望も強いことから、自宅での充電設備がないと購入に踏み切れない方が大多数と思います。
そのためテスラ社は、ホテルや商業ビル、レジャー施設などを中心に専用の高速充電設備である「スーパーチャージャー」を徐々に整備していますが、高速道路にはほとんど設置されておらず、一度高速道路を降りて一般道を走行してホテルや商業施設などへ移動する必要があることには抵抗感がある方も多そうです。
▼テスラ・スーパーチャージャーステーション一覧
https://www.tesla.com/jp/findus/list/superchargers/Japan
しかし、一度テスラ車に乗ると「もう既存メーカーの車は考えられない」という感想を持つ方も多いようです。私もここ10年ぐらいで試乗した車種で、一番インパクトのあった車は「テスラ・モデルS」ですね。スムーズかつ今まで体感したことのないような加速、シンプルかつ未来感のあるインターフェイスなど、ガジェット好きな方には非常に気になる存在と思います。
ブランド指向の強い日本においても「モデル3」そして、今後、モデル3のSUVタイプの「モデルY」の発売により、既存の自動車メーカーから乗り換えを考える人は増えてきそうです。同程度の価格帯で永らくフルモデルチェンジしていないレクサス「IS」・「GS」オーナーさんがモデル3に乗り換える、というようなことも増えてくるのではないでしょうか。
しかし、テスラはディーラー網もほぼないに等しいですし、原則インターネットを介した販売スタイル、メンテナンスの問題、ネット上にあふれる不具合の事象報告、まだまだ不透明なリセール、自動車としての細部の作り込みに荒がある(チリ合わせ、塗装品質等)・・・などの既存の自動車メーカー車との違いはありますが、それらを気にさせないほどの魅力があるのもまた事実。
本格的にEV車が各メーカーからラインナップされる2020年は、この人気が「アーリーアダプター」層から、「アーリーマジョリティ」層にも広まりっていくのでは・・・と感じます。対する日本メーカー産EVはどこまで立ち向かうことができるのでしょうか。
2020年01月01日
2019年 売れたレクサス車ベスト5は(暫定編)!
2020年は日本でレクサスが開業して「15周年」となりますが、2019年度のレクサス車販売台数は「年/ 60,000台 」を初めて突破し過去最高となる見込みです。
日本全体の自動車販売台数は低迷していますが、レクサスにおいては絶対的な数は少ないながらも、「UX」や「ES」などの新型車、「NX」や「RX」といった人気モデルの改良を施すことで過去最高の販売台数をマークし、町中でレクサス車を見かける頻度もかなり多くなった印象があります。
まだ現時点では2019年12月度の販売数が不明ですので、11月までのデータをもとに、2019年売れたレクサス車の「上位5台」、逆に販売が振るわなかった「3台」を紹介したいと思います。(数値は自販連、雑誌CG等のデータをもとに当方で集計)
■第5位 「NX300(NX200t)」・・・ 約5,150台
現在のレクサスに新たな顧客を取り入れることに成功している売れ筋モデル「NX」のガソリンエンジンモデルが第5位。前年の「約7,100台」からは若干ダウンしましたが、2019年5月には年次改良では異例と言える、「Lexus Safety System+」のアップデート、アクティブコーナリングアシスト(ACA)の追加、内外装カラーの変更などを実施するなど売れ筋モデルならではの改良を実施し、商品性を確保しています。
2020年度はモデル末期を迎え、トヨタ「新型ハリアー」や「RAV4 PHV」との競合も予想されるため、さらなる改良に期待したいところ。
■第4位 「RX450h」・・・ 約5,200台(ロング含む)
2019年8月にマイナーチェンジした「RX」のハイブリッドがランク入り。年度前半が伸び悩みましたが、ナビゲーションシステムの使い勝手改善やApple carPlay等への対応など細かな改良も実施するなど、しばらくは高人気をキープするものと推定されます。なお、ターボエンジンモデルも「約3,100台」とガソリンモデルの人気も高いのが特徴(リセールバリューも高い)ですね。
■第3位 「NX300h」・・・ 約7,200台
2018年度、レクサス最量販売車種だった「NX300h」は3位の見込み。UX発売以後もそれほどの影響を受けることなく、引き続きブランドを牽引する販売量を誇っています。ハイブリッドシステム自体は1世代前のタイプのため、2021年とされる新型へのバトンタッチまで待ち遠しいところ。
■第2位 「ES300h」・・・ 約10,700台
発売以後納期待ちが継続する「ES」が第2位と大健闘。国内ではライバル不在の価格帯にうまくハマった形といえ、スポーティ路線へ傾倒しつつあったレクサスの中で、地味なスペックながらもバランスの取れた車が支持を得ているのは注目に値すると感じます。
内装の素材(センターコンソール、パワーウィンドウパネル等)、デジタルアウターミラーの高精細・処理速度向上などの課題は見られますが、ラグジュアリー感もあり、あらゆるシチュエーションで活躍する万能選手といえるでしょう。
2020年度も月500台ペース(年/6000台、ブランド全体の約10%超)の販売を継続できるのであればESの人気は本物と言えるでしょう。
■第1位 「UX250h」・・・約13,700台
レクサスのエントリーモデルとしての役割も果たすUXのハイブリッドモデル「UX250h」が予想通り最量販車種に。
消費税増税への駆け込み需要も重なったのか、年度後半はESとの販売数を広げました。発売当初は半年待ちなどの超納期が問題でしたが、増産計画により2019年10月以後は3ヶ月以内の納車が可能となっています。
ガソリンモデル「UX200」とそれほど価格差がないこともあり、UX250hへ人気が集中することとなりましたので、UX200の販売テコ入れが2020年の課題となりそうです。EVモデル「UX300e」の発表もあり、今後派生モデルの開発、内装の質感向上などユーザの声も取り入れ、幅広いオーナー層の獲得に活躍しそうです。
次は、販売数が少なかったレクサス車 ベスト3です。
いずれも「セダン」そして、パワートレーンがすべて異なるというのも興味深い結果です。
□第3位 「GS F」 ・・・約 120台
レクサスのハイパフォーマンスセダン「GSF」は月平均約10台のペースで安定した販売となっています。
ベースモデルのGS自体の改良が放置されていますのでやむを得ませんが、2019年にマイナーチェンジした「RCF」のエッセンスはGSFにも取り入れてほしかったところです。希少な4ドアのハイパフォーマンスセダンですが、2020年夏頃に販売が終了するのではとの噂が強まっています。
□第2位 「IS350」・・・約 80台
2005年、日本開業時から残るIS350ですが、ついに今年度の販売台数は100台を割り込みそうです。
一方、クーペの「RC350」の販売数はISの3倍程度の数(年/250台程度)をキープしているため、ISの車格では自然吸気の「3.5Lエンジン」の需要がないとも言えそうです。
□第1位 「GS300(GS200t)」 ・・・約 50台
2016年9月に新設定された、2Lターボエンジンを搭載するGS300(GS200t)ですが、発売直後から厳しい販売状況が続き、2019年に入ってからは月の販売数は1桁が定着、11月はついに「ゼロ台」となりました。
ISは「350」、GSは「300」が極端に売れないというようにレクサスのセダン系では、車格により売れ筋グレードが異なるのがはっきりわかります。
GS300はすでに主戦場の北米でも販売されていませんし、モデル自体2020年夏に販売停止が見込まれています。
最終的な販売結果は年明けを待たねばなりませんが、レクサスは日本での過去最高の販売台数を記録する一方、販売傾向からは「SUV人気」「ハイブリッド人気」反面、「セダン不振」「旧型パワートレーン不振」が2018年度よりも更に鮮明となっています。2020年は更にこの傾向が高まりそうですし、一方で新たな新型車の投入・お披露目も期待したいところですね。(LF-1 Limitlessのその後の動向、ミニバン「LM」の投入など)
2019年08月09日
レクサス、2019年上半期販売は過去最高記録!
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/29064494.html
内訳は、以下の通り。
なんと微減の日本以外はすべて前年比を上回っています!
北米:約 14.9万台(前年比 101%)
中国:約 9.5万台(前年比 136%)*香港を含む
欧州:約 4.0万台(前年比 105%)
日本:約 3.2万 台(前年比 96%)
中近東:約 1.6万台(前年比 109%)
東アジア:約 1.8万台(前年比 117%)
ーーーーーーーーーーーーーーー
合計 360,045台 (前年比 110%)
日本においても決して不調というわけではなく、過去最高だった昨年度よりも若干勢いが落ちている程度です。
昨年の「LS特需」を、新型UXとESでしっかりカバーしており、9月からのマイナーチェンジ版「RX」の生産体制に問題がなければ今年度も過去最高を記録し、年間「60,000台」に近い販売台数を記録することが期待されます。
また、特筆すべきは販売が苦戦と言われていた欧州でも販売実績を伸ばしているとのこと。
欧州ではプレミアム車の市場が「▲2%」縮小しているにもかかわらず、レクサス車は「5%増」ということがポイントとして挙げられています。
https://newsroom.lexus.eu/lexus-international-releases-2019-mid-year-sales-report/
特にハイブリッドの車の販売比率が非常に高いということで、他のメーカーにはないレクサスハイブリッドのシステムが受け入れ始められているようで、特にUXとESの販売が好調とレポートされています。
なお、日本においても「UX250」、「ES300h」が市場を引っ張ることは予想されていましたが、予想以上にES300hの販売が強いのが特徴です。
2019年7月までの販売実績では、以下のとおり、ESが約「8,000台」、UX250hが約「8,500台」と拮抗しており、ほぼ同じような売れ方をしているのが特徴で、この2モデルだけでレクサス全体の半分弱を占めます。
*台数は自販連、雑誌CG等のデータをもとに当方で集計・加工
どちらのモデルも納期待ちが長くなっておりますが、価格も高く、FF駆動方式の中型セダン「ES300h」がここまで需要があるとは・・・
「LS」肥大化・高価格化シフトによる販売不振や、「GS」の需要減少、「ES」への先進的なデジタルアウターミラーの採用・バランスの取れたちょうどよいパフォーマンス等の影響もあり、ESの日本市場投入は今の所大成功と言えるでしょう。
次回マイナーチェンジ(2022年?)の際に、派生モデルの「ES350」の投入も夢物語ではないかもしれません。
2019年05月13日
レクサス車納期情報&2019年4月販売状況
NX300hとUX250hについてはレクサス公式サイトですでに納期が10月(増税後)を超えることがアナウンスされています。
https://lexus.jp/news/ux_info/
NX300h …9月中旬頃〜10月上旬頃の工場出荷の予定
UX250h …10月上旬頃の工場出荷の予定
NXに関しては、カナダでの生産開始がアナウンスされましたのが、これは2022年からなので、まだだいぶ先なので、日本での納期には繋がりませんね。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/27958437.html
NXは4月18日に年次改良モデル(いわゆる2020年モデル)が発表されたばかりですが、いきなり納期が10月に突入してしまいました。
早くからこまめに情報収集されていた方は6月〜7月には納車可能、年次改良のニュースリリース後に購入した方は増税後の10月と情報収集スピードで納車時期が分かれることになりました。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/27713393.html?padid=ag478_from_kv
さて、2019年4月のレクサス車の販売(登録)状況について。
自販連によると、レクサス全体では「4175台」。
今月のトピックスとしては、レクサスES300hが「1144台」とレクサス車販売No1の台数をマークしました。
2番手は「UX250h」で「916台」。
http://www.jada.or.jp
ここで注目なのは、4月の販売台数のうち約半数(49.3%)を、この2車種で占めているということ。
これは冷静に考えると非常にスゴイことで、 今、レクサスディーラーで納車される車の半分が「ES300h」か「UX250h」 ということになりますね。
令和元年、しばらくはこの2台と先般年次改良をうけた「NXシリーズ」(NX300/NX300h)がレクサスの販売を引っ張ることになりそうです。
逆に言えば、この2台がもし発売されていなかったら、今月のレクサスの販売台数は2000台程度、とかなり厳しい状況ともいえます。(もっとも、その分、NXやGSなどその他の車種が増えるのでしょうが・・・)
さて、新型ESについては4月までの登録台数が累計で「 5694 台」となりました。
11月26日のニュースリリースで、発売から1ヶ月間での受注台数が「 5600台 」とアナウンスされていましたので、その時点でご契約済の方にはおおむね全数納車された、ということと思います。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/25508839.html?_ga=2.184600239.720616033.1557623042-794607148.1551334673
ということで、ここまでは、初期受注ブームで毎月1000台前後、コンスタントに販売されていましたが、5月以降も月「1000台」ペースをクリアできるか、セダン不振の中、ESが引き続き存在感を保てるかどうか、楽しみですね。
2019年03月29日
好調なレクサスES、NXついに堤・田原工場で増産決定?!
中日新聞が3月28日付でレポートしています。
■中日新聞web 「トヨタ、愛知で10万台増産 レクサス2車種、20年までに」
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019032890085611.html
今回、愛知県内の堤工場と田原工場で増産するとのこと。
■堤工場
堤工場では現在トヨタブランドの「アリオン、プレミオ、カムリ、プリウス、プリウスPHV」などを生産。
■田原工場
田原工場では現在レクサスの「GX、IS、LS、RC」、トヨタブランドでは「ランドクルーザー」などを生産。
中日新聞によると、2020年までに(つまり今年中)以下の通りとなるようです。
■ ES300h
トヨタ自動車九州/宮田工場 + 堤工場(年3万〜3.5万台)
■ NX300/NX300h
トヨタ自動車九州/宮田工場 + 田原工場(年5万〜6万台)
ではなぜこの2つの工場が選ばれたのか?
堤工場では「ES」が増産されますが、生産種目を見るとFF系の「カムリ」を生産しているので、同系のプラットフォームということもあり親和性が高いものと思われます。
田原工場では「NX」が増産されますが、主な生産車種の「GX、IS、LS、RC」、特にFR系の「IS、RC、LS」の生産台数がだいぶ減少しているので、ラインに余裕があると思われ、その分を「NX」に割り当て、稼働率を高めることが推測されます。
今回のニュースからも、「セダン離れ、SUV需要の高まり」ということが分かりますね。
国内での生産が減少傾向にある中、レクサス車の増産は嬉しいニュースですね。
2019年03月28日
レクサスUX、更にHV比率高まる!(2019年2月販売動向)
(昨年同月比では台数はダウンしていますが、昨年のこの時期は数年に一度の「LS特需」なので単純比較することはできません)
その原動力は超納期待が続く「ES」「UXh」そしてマイナーチェンジ効果が継続する「NX」。
これらの3モデルはしばらくの間、月/1000台ペースでの販売(登録)が見込めるレクサスの人気車種となっていますね。
2019年2月のレクサスブランドベスト5は以下の通り。
先月は「ES」にナンバー1を奪取されましたが2月は「UX250h」がリード。NX300hも引き続き好調。
この3車種だけで全体の6割程度を占めています。
・UX250h = 1277 台
・ES300h = 1057台
・NX300h = 891台
・NX300 = 447台
・RX450h = 403台
そして、注目のUXのパワートレーン比率ですが、以下の通り、ついにハイブリッド比率が90%を超えました。
年明けからメーカー主導でガソリンモデルへの誘導策が行われているので、今後の比率は若干影響あるかもしれませんが、ここまで差がつくとは!
・UX250h = 1277台 (約90.3%)
・UX200 = 137台 (約9.7%)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・UX合計 1414台
一方、セダン系は引き続き厳しい状態が続きます。
「GS」シリーズは「 96台」と、3ヶ月連続シリーズ合計「100台未満」となってしまいました。
「IS」シリーズも「 171台」と厳しい状態で、販売数増加の兆しが見えません。
「LS」シリーズは本格納車が開始され約1年が経過しましたが、ついに「 255台」と、約2年前(モデル末期に近い)と同等の水準まで落ち込んでしまいました。今夏の年次改良ではFRモデルでも大きな改良が入るのではと予想されていますが・・・
さて、もう一つ、2018年10月末にマイナーチェンジした「RC」についてもそろそろ販売動向をチェックしてみたいと思います。
ES,UXと同様年明けから納車が本格化した模様。
ここ1年間のRC販売水準は以下の通り。
概ね月150台〜180台レンジとなり、約1年前の水準に戻りましたが、改良効果は今の所限定的といえそうです。
今後RCFの投入でシリーズ全体が盛り上がることに期待したいですね。
マイナーチェンジした「RC」は公式サイトでもほとんどキャンペーン等、販促活動が行われていませんでしが、ここ最近突然公式サイトにもモータージャーナリストによる試乗インプレッションが公開されるなどPRが行われ始めました。
https://lexus.jp/models/rc/gallery/
ネープルスイエローの「RC350」が使用されているのはいいですね!マスタードイエローの新内装色というのも嬉しい。
所々「LCの・・・」、「すっきりとした云々・・・」などのフレーズが出てくるのは気になる方もいらっしゃるかもしれません。
3.5LNAエンジン(2GR)の気持ちよさがわかる動画でしたが、今後、もっと詳細な改良ポイントや開発陣の熱い思いも分かるコンテンツの登場にも期待したいところです。希少なミドルサイズの2ドアクーペはぜひ今後も継続してほしいところではあります。
2019年03月09日
納期更新!年次改良を迎える「NX300hは」すでに3.5〜4ヶ月待ち!
https://lexus.jp/news/info/
NXは持続的な人気を誇っており、UX発売以降も衰えることはありません。
ここ2年間のNXの販売状況をグラフにすると次の通り。
2017年9月のマイナーチェンジがいい効果をもたらしているようで、ハイブリッドとガソリン(ターボ)の比率もちょうどよく、どちらもいいバランスで売れているのもポイントでしょう。
(グラフにはありませんが、2019年2月のNX300hは「891台」と引き続き好調、UXとうまく棲み分けができているようです)
NXは生産ライン増産によりここしばらくは納期が3ヶ月を超えることはありませんでしたが、すでに年次改良(2020年モデル)で受注が増えたことにより納期が遅延しているものと思われますので、今後どんどん納期が遅延する傾向になると思われます。
やはり、「LSS+」のアップデートなど、着実な改良が支持をえているのでしょうね。
■衝撃のレクサスNX 年次改良(2020年モデル)LSS+が!(2019/2/9)
http://www.namaxchang.com/article/464072866.html?1552045667
NX以外では、「UX250h」もいつのまにか「5.5ヶ月〜6ヶ月待ち」とそろそろ消費税増税(2019/10)までの納車が危うくなってきました。UXハイブリッドをご検討されている方はそろそろ決断時ですね。
<2019/3/8現在の納期一覧>
■NX300h・・・6月下旬頃〜7月上旬頃
■CT200h・・・7月上旬頃
■ES300h・・・8月上旬頃〜8月中旬頃
■UX250h・・・8月中旬頃〜8月下旬
ただし、アクティブ派でレクサスブランドに拘らなければトヨタ「RAV4」という手強いライバルが・・・。
話題のマツダ「CX-30」も今夏以降登場するようですので、ますます小型SUV系の人気は高まりそうです。
2019年02月21日
2018年 販売が苦戦したレクサス車は(ベスト5)
今回は、2018年で最も販売が苦戦した(売れなかった)レクサス車 ベスト5をまとめたものを発表させていただきます。
以前、「売れた」クルマについてはレポートさせていただきました。(2018/2/8)
■2018年 最も売れたレクサス車は?(ベスト10)
http://www.namaxchang.com/article/464057815.html?1550577010
2018年度は国内開業以来最高の販売台数を達成したレクサスですが、一方販売が苦戦したモデルも存在します。
以下、ランキングです。(台数は自販連データ、雑誌"CG"掲載データを元に当方で集計)
■第5位・・・「 GS300(GS200t)」・・・ 189台
2016年9月、GSのマイナーチェンジから1年後に登場したターボエンジンモデル「GS300(GS200t)」
GSの車格では2.5LNAエンジンや2Lターボは力不足のなのか、MC前モデル(GS250)時代から販売数が伸び悩んでおり、累計販売数はハイパフォーマンスモデルの「GSF」や1クラス上の「GS350」よりも少なく、なかなかの希少車となっています。
GS自体、2018年の年次改良では「LSS+」(Lexus Safety System+)のアップデートやナビ/オーディオの改善も行われず、販売台数的には、しばらく後継車も無しと思われます。
GS300については動力性能が近い「新型クラウン」やレクサス「ES300h」の発売の影響を受けており、販売台数の改善は見込めず月販売台数は10台〜20台レンジで推移しており、厳しい状況が今後も続きそうです。
■第4位・・・「 RC350」・・・ 182台
2014年11月に発売された、RC350。
現在のレクサスラインナップの中では人気のハイブリッドモデル「300h」と大排気量ハイパフォーマンスな「F」との中間である「350」シリーズは、ISと同様、日本では販売不振が続き、特に「RC350」は現行レクサス車ではもっとも累計販売数が少ない車と推測されます。
2017年12月にナビ画面の大型化、LSS+の標準装備等、大掛かりな年次改良を受けたため、前年より台数が増加。(135台→182台)
2018年10月にはマイナーチェンジが行われましたが、現時点では大きな販売増には結びついていない模様。
内外装ともにセダンの「IS」とはさらに差別化が図られましたが、ベース車であるISの制約を受け、未だに足踏み式パーキングブレーキや1世代前の「LSS+」に留まるなど如何ともし難い基本設計の古さが目立つのが残念。貴重なミドルサイズのクーペですが、販売台数的には、次期モデルは廃止される可能性が高そうです。
■第3位・・・「 RC F」・・・ 157台
2014年11月に発売された、ハイパフォーマンスクーペ「RC F」。
昨年は最も販売数が少ないレクサス車でしたが、今年度は第3位とランクアップ。
2017年12月にナビ画面の大型化、LSS+の装備等、大掛かりな年次改良を受けた成果と思われますが、この仕様のRCFはわずかこの台数しか国内に存在しないこととなります。
間もなくマイナーチェンジモデルの発売のため、どこまで販売数が戻るのか注目ですが、” Performance Package"については納期がかなり遅くなる見込みであり、予定価格が1400万円クラスのため、販売増にはなかなか結びつかないと思われます。
「GSF」と同様、基本設計や安全装備のアップデートは見送られ、事実上のラストモデルと推測されます。
■第2位・・・「 HS250h」・・・ 135台
ランキングに入れようか迷いましたが、2018年2月に販売停止となったハイブリッド専用車「HS250h」。
2018年2月で販売停止のため、継続販売されていれば1000台近い台数が見込まれましたのでランクインすることはなかったのですが・・・
実質的に日本専用レクサス車として、根強い人気を誇っていましたが、パワートレーンの老朽化等もあるのかついに販売停止に。
乗降しやすく、近未来的なリモートタッチやヘッドアップディスプレイ(HUD)を備え、それまで高額だったプリクラッシュセーフティシステムが約14万円で装備可能となるなど、外装デザインや兄弟車SAIの存在など賛否がわかれますが、意欲作でした。
リーマン・ショック後のレクサス店を救った救世主でもあります。
「ES300h」に乗り換えされた方も結構いらっしゃるようです。
また、スポーティ路線を強めた第2世代レクサスにおいて、最後まで”F SPORT”が設定されませんでした。
■第1位・・・「 IS350」・・・ 133台
最も販売数が少ない車種は「IS350」となりました。
(ちなみに昨年もっとも少なかった車種は「RCF」の107台)
毎月の販売数は1桁台の月も多くなり、次期ISが発売されたとしても日本での販売見込みはなさそうです。
レクサス店舗数よりも少ない販売台数となってしまったため、ここ数年、1台も販売していない販売店舗もあるかもしれません。
エンジン自体は何度か小改良が行われましたが、数値的なスペックは2005年開業当時からほとんど変化がないことと、実用燃費は高めなものの、アイドリングストップ機構や気筒休止機能がないなどカタログ上の見栄えが今ひとつなのが残念。
また、他のグレードに比べ価格が高いのは販売上のネックと思われます。(前世代のクラウン3.5Lと比べても明らかに割高)
次期ISではパワートレーンの刷新は確実に行われると思われますが、このクラスのNAエンジンを味わえるのもあと僅かでしょうか。
BMW製のエンジンが搭載されることはホントにあるのでしょうか?
売れた車ランキングでは、「NX」・「RX」等のSUVモデルの人気が鮮明でしたが、今回のランキングでは、想定されたとおり、基本設計が古めの車かつ大排気量モデルのセダン・クーペが占める結果となりました。(なお、ランキング第6位は「 GS F」、第7位は「 GS350」とGSのシリーズが続きます)
また、価格も高く、趣味嗜好性の高い「F」モデルよりも中間モデルの「350」の苦戦があらためて目立つ格好となりました。
なお、2013年5月発売の「IS」と2014年7月発売の「NX」は発売時期ではわずか1年少々の差ですが、その後の改良内容・装備の進化がまったく異なるのは、当初の基本設計が如何に大事かが伺えます。
今後、EVモデル・FCVモデル・ツインターボエンジン搭載モデルなどが主流になると思われますので、自然吸気の5Lエンジンのみならず、3.5Lエンジンにおいても日本市場での存続が危ぶまれそうです。
こういった中、好評な「ES300h」へよりスポーティな「ES350」の追加というのは極めて厳しい状態と言わざるを得ないのではないでしょうか。
2019年02月09日
2018年 最も売れたレクサス車は?(ベスト10)
気になる「NX」の改良情報(2020年モデル)は次回レポートさせていただきますm(_ _)m
まず、おさらいですが、レクサスの2018年国内販売数は「 55,096 台」(自販連調べ)と、2015年の開業以来、最高の記録となりました。
この台数は、幅広いラインナップとクラスレスな先進装備を投入する「メルセデス・ベンツ」の「 67,554台」には及びませんが、「VW」の「51,961台」、「BMW」の「50,982台」を超える、プレミアムブランド全体では、第2位の結果となりました。
そのレクサスの2018年販売台数(登録台数)を牽引したのは果たして?
以下、ランキングです。(台数は自販連データ、雑誌CG掲載データを元に当方で集計)
■第10位 「 UX250h」・・・ 1029台
なんと、12月から納車が開始されたばかりのUXハイブリッドがいきなりのランクイン!
1月納車の方も多いことから、当面は月/1,000台超えが期待できそうです。
市場での評判も上々のようですが、「UX200」との販売差や内装の質感向上など、UXはまだまだ大きく進化しそうです。初年度の年次改良や、追加モデル「UX300e」の発売にも期待がかかります。
■第9位 「 GS300h」・・・ 1154台
GSシリーズで最も人気があるのが2.5LHVモデルの「GS300h」。
GS全体では「約2,500台」の販売。
ただ、ライバルのメルセデス・ベンツEのクラスが約「10,450台」BMW5シリーズが「約7,400台」と圧倒的な販売数を確保しているにもかかわらず、GS全体で「2,500台」とはあまりにも差が付きすぎているのが現状。新プラットフォームに移行したクラウンとの比較も販売低下の要因になっているようです。2018年夏の年次改良でも「LSS+」の機能拡張や、インテリジェントクリアランスソナー等の装備も行われなかったことから、日本市場においても今後の展開が危ぶまれます。
■第8位 「 LX570」・・・ 1187台
ほとんど販売促進活動も行われないにもかかわらず、毎年安定した販売を達成。
2020年〜2021年にはフルモデルチェンジの噂も。
まだ見ぬ、LEXUS LQ・LMと両立なるでしょうか?
■第7位 「 IS300h」・・・ 2539台
レクサスの中核セダン、IS。IS全体では「約3,500台」の販売。
これはライバルのメルセデス・ベンツCクラスの「約18,300台」の20%以下、BMW3シリーズの「約8,000台」と比べると45%以下であり、販売数的には厳しい状態が続いています。販売当時からすでに設計に古さが見られたため、2回目のマイナーチェンジにも無理があり、基本設計から見直す、モデルチェンジが望まれるところ。電動パーキングブレーキ&「LSS+」のアップデートがせめてあれば・・・。
■第6位 「RX300(RX200t)」・・・ 4213台
レクサスを牽引するSUVモデルRXのターボエンジン搭載モデルがRX300。
時代遅れ感のある6速ATやロングver.がないことも残念ですが、コスパの高さには定評あり。
販売数は年々若干低下傾向にありますので、マイナーチェンジでの改良に期待がかかります。
■第5位「 LS500」・・・ 5156台
■第4位「 LS500h」・・・ 5702台
約11年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型LS。多くのバックオーダーを抱え、初期受注は好調でしたが、発売後は販売にブレーキが掛かっている状況。
価格帯のアップ、ボディの大型化、高回転をキープするハイブリッドエンジン、後席のゆすられ感など同クラスのサルーンと比べても厳しい評価がされていますが、1年未満で足回り・静粛性など全般的に改良実施し、改善を施しましたが、まだまだ課題は多い模様。現在は2台合計で月400台レベルと月販目標を割り込んでおり、マイナーチェンジでかつての栄光を取り戻せるか、期待。
■第3位 「 RX450h 」・・・ 6494台
3列シート仕様の「RX450hL」を追加し、商品力をアップさせ、2017年度とかわらない台数をキープ。
高価格にもかかわらず3位は見事。リセールの高さも有名。マイナーチェンジの仕様も気になるところ。
■第2位 「 NX300 」・・・ 7108台
レクサスの人気を牽引するNXのターボモデルが2位に!
ターボエンジンを搭載するモデルでは、ハイブリッド人気が目立ちますが、NXはターボ:ハイブリッド比率がそれほどかけ離れていないのも特徴。
■第1位 「 NX300h 」・・・ 8712台
ターボに続き、NXハイブリッドが第1位と、NXのワンツーフィニッシュ!
ブランド全体に占めるNXの割合は「約30%」2014年発売モデルにもかかわらずブランドを牽引する車種となりました。
すでに新たな改良が予定されているなど、更に商品力を高めつつあるNXは、まだまだ人気を維持しそうですね。
仮に「レーントレーシングアシスト(LTA)」、「ロードサインアシスト(RSA)」、「先行車発信告知機能[TMN]」、「ヘッドアップディスプレイの大型化」、「レクサスクライメイトコンシェルジュ」の追加などが行われれば、ほぼ第3世代レクサスと同等装備となりますが、最近オーナーになった方にとっては少し複雑なところがありますね。
2019年の販売ランキングでは、好調な受注が続く「ES300h」、「UX250h」が1万台超の販売をマークするものと思われますので、NXのランキング1位維持は難しいかもしれませんが、改良でどこまで人気が維持できるか注目したいところです。また、RX450hのマイナーチェンジにも注目ですね。
2019年02月07日
レクサス、2019年1月の販売台数がなんとスバル超え!
一般社団法人日本自動車販売協会連合会(以下、「自販連」)によると、1月のレクサス車の販売台数(登録ベース)は、12月の反動もあり、「 5,855 台」をマークし、品質問題等の不祥事・工場の生産停止等、販売不振が続く「スバル」の「 5,383台」を超えました。
http://www.jada.or.jp/contents/data/hanbai/brand01.html#
私の記憶の限り、レクサスの販売台数が「スバル」を超えたのは初めてと思います。
日本市場におけるスバルは前年同月比約40%減の販売数となっており、厳しい状況が続いています。
とはいえ、スバルは魅力的なクルマを販売しているので、はやく品質改善を図ってユーザーに安心を提供してほしいところ。
先日、「工場見学」の案内が来たので応募はしてみるつもりですが、今年度は更に倍率が高そう・・・(果たして公開できる状態に改善されているのでしょうか?)
さて、1月のレクサス販売台数「5,855台」のうち、約1/5を占める販売をマークしたのが・・・
なんと、レクサス「 ES300h 」!
これまでのESの販売台数は以下の通り。
10月・・・301台(試乗車・広報車等)
11月・・・ 34台(試乗車・広報車等)
12月・・・410台(一般向け生産開始)
そして2019年1月は一気に販売台数を増やし、「 1,165台 」、なんと、レクサスブランドでNo.1の座を獲得しました。
■自販連HP(車種別)
http://www.jada.or.jp/contents/data/ranking.html
法人需要が確実に見込めるレクサスLS(LS500/LS500h)の新車投入時を除けば、レクサスブランド内では、人気のSUVモデル、「RX」・「NX」が常に販売上位を占めていましたが、大型FFセダンの「ES300h」が最量販車種となったのは感慨深いものがあります。
なお、レクサスの新たな顔として期待がかかる「 UX250h 」は僅差で2位。3位は根強い人気を誇る「 NX300h 」です。
バックオーダー数自体は「UX250h」の方が多いと思われますので、2月のランキングではUX250hがES300hを上回る可能性もありますが、しばらくは「ES300h」、「UX250h」がレクサスでの最量販車種として全体を牽引しそうです。
なお、NXに関しては今までにない時期に「年次改良」が行われるようで、今月下旬でいったんオーダーストップとなる模様。
ボディカラーの追加・変更のほか、どうやら 「LSS+」に改良が加わる との情報が入っていますので、情報確認後、整理してみたいと思います。
あわせて、人気の特別仕様車 NX “Black Sequence”についてもいったん販売がストップするものと思われます。
■NX 特別仕様車 “Black Sequence”(2019年モデル)見てきた! (2018/12/16)
http://www.namaxchang.com/article/463235872.html?1549463345
自販連HPではランキングベスト50までしか掲載されていないのですが、「UX200」の推移が気になるところです。
【2019年1月 LEXUS車販売ランキングベスト3】
■ES300h・・・1165台
■UX250h・・・1156台
■NX300h・・・ 920台
次回は、「2018年度のレクサス販売台数」について勝手に振り返ってみたいと思います。
果たしてその原動力はどの車種だったのでしょうか。
2018年12月29日
レクサスUX、初期受注は「8800台」と予想を下回る?
発売してからおおむね1ヶ月後に発表される、レクサスの新型車受注状況ですが、昨日UX「 UX200/UX250h」について発表されました!
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/lexus/25993645.html
台数は約「 8,800 台」と、月販目標台数「900台」に対し、約 9.7 倍となっています。
なお、今回ニュースリリースではパワートレーン別の内訳は公開されていません。あまりにもハイブリッド比率が高いため非公開にしているものと推測されます。(「NA : h= 1 : 9 」に限りなく近い、圧倒的なハイブリッド比率の模様)
さて、UXの受注台数は月販目標台数の「約10倍」と一見好調のように見えます。また、各メディアでのお決まりのレポートでは「順調な滑り出し」「ヒット間違いなし」などの見出しが目立ちますが果たしてそうでしょうか?
ここ最近発売された、レクサス車と比較してみたいと思います。
レクサスES 約5,600台 *月販目標台数=350台(約 16 倍)
レクサスLS 約9,500台(NA=2,700台、h=6,800台)*月販目標台数=600台(約 15.8 倍)
レクサスLC 約1,800台(NA=1,000台、h=800台) *月販目標台数=50台(約 36 倍)
レクサスRX 約9,000台(NA=3,000台、h=6,000台)*月販目標台数=500台(約 18 倍)
レクサスNX 約9,500台(NA=4,750台、h=4,750台)*月販目標台数=700台(約 13.5 倍)
レクサスGSF 約380台 *月販目標台数=20台(約 19 倍)
レクサスRCF 約900台 *月販目標台数=30台(約 30 倍)
レクサスRC 約1,700台(NA=500台、h=1,200台) *月販目標台数=80台(約 21.25 倍)
つまり、実は今回のUX(UX200/UX250h)は、意外なことに、ここ最近発売された趣味嗜好性の高い車(クーペ、Fモデル)を除けば、それほど目立った販売数は達成しておらず、月販目標台数に対する販売台数の倍率は最も小さくなっています。
同じSUVのカテゴリに入る「RX」や「NX」わずかながら及ばない台数となったのは意外です。
マツダでもコンパクトな「CX-3」よりミドルサイズの「CX-5」の方がはるかに売れているように、SUVタイプの車は必ずしもコンパクトなサイズが求められているのではなく、ある程度の大きさを伴い、居住性・積載性も求められるのでしょうか。
UX発売時(11/27)時点での予約台数が「 5,500台」とのことでしたので、それから1ヶ月間で約「 3,300 台」の上乗せにとどまったのは意外でした。
UXは完全新規の車で、直接的な乗り換え元の車が存在しませんが、「サイズ・価格・総合的な質感」からも、「10,000台」は突破すると思っていたので・・・
なお、一足先にデビューした「ES」(ES300h)については発売時(10/24)時点で「2,200台」でしたが、発売から1ヶ月間で「 3,400 台」上乗せし、「5,600台」となりましたので、発売日から1ヶ月間での増加数はなんと「ES」の方が多いのです。(もっともデジタルアウターミラー待ちのオーナーも一定数存在したことにも起因すると思いますが)
ということで、今後はレクサスの新たな顔として販売台数を牽引すると思われる「UX」ですが、初期受注台数を見る限りでは発売前の”熱気”が一旦冷めた感じになっているようです。今後も継続的に計画販売台数を達成できるかどうか見守りたいと思います。
今後の追加モデル「 UX300e」などの登場も期待できますが、UXは毎年の年次改良で手が入りそうな箇所が多いですし、強力なライバル車が多いカテゴリですので、たゆまぬ改良・進化を期待したいですね。
2018年07月29日
新型クラウン 結局3万台? そして新型LSは急失速?
■新型クラウン 受注状況について
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/23634898.html
新型クラウンは予約開始後すぐ「4万台突破」の話題が著名ニュースサイトに登場するなど、複数のメディアでその爆発的人気が報じられていいましたが、実際販売店で話を聞いても「過去に例のないほどの受注」との話でしたので、発売後1ヶ月までには「5万台」は突破すると考えていましたが、結局は「3万台」に落ち着いたようです。
(ということは、実際の予約受注は2万台の程度だったのか?それとも発売後の受注が伸び悩んだのでしょうか?)
以前当方のブログでも記事にしています。
■新型クラウンは初期受注5万台超えなるか? &LEXUS GS販売推移
http://www.namaxchang.com/article/460160724.html
3万台でもものすごい台数ですが、新型LSが「約9500台」だったことを考慮すると、販売店も遥かに多く、伝統的なオーナーさんも多いクラウンがその「3倍+α」の台数というのは少し意外なところです。
もっとも、先代クラウンは「25,000台」、マジェスタが「2,800台」で合計「 27,800台」のため、これよりは若干上回ったということで、セダン離れが進んでいる中、健闘したのは間違いないところでしょう。
なお、ニュースリリースにはパワートレーン毎の内訳は表示されていませんでしたが、
以下のニュースによると、売れ筋の「2.5LHV」は想定通り、約80%を占めているとのこと。
ついで「3.5LHV」が約15%、ジャーナリスト間でもっとも評判がよいと思われる「2.0Lターボ」はわずか5%とのこと。
全体の「約95%」がハイブリッドという比率は凄まじいものがありますね。
■新型クラウンが3万台を受注! 500万円超の高級車が目標の7倍も売れまくる理由とは
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00010003-autoconen-ind
3.5L"マルチステージハイブリッド"が約4,500台というのは先代の「マジェスタ」(3.5LHV)の台数を大きく超えており、これは3.5L"マルチステージハイブリッド"がレクサスLS/LCにも使用されたパワートレーンということもあり、「バーゲンプライス」ともいえることも要因にあると思われます。この比率が今度どうなるでしょうか。
さて、一方で気になるのは、新型レクサス「LS」(LS500/LS500h)の販売が急速に落ち込んでいることです。
レクサスLSの月販目標台数は「約600台」ですが、予約受注がさばき終わったと考えられる2018年4月以降、販売数が激減しています。
以下は、新型LSの販売状況を集計したものですが、最初の半年間は過去のレクサス車を含めても非常に好調と思われる、毎月2000台を超える販売台数をマークしていましたが、2018年4月から激減。もともと販売数が落ち込み気味の「2018年5月」には、LS500/LS500h合計で、ついに目標販売台数である「600台/月」を割り込んでおり、グラフには反映されていませんが、「2018年6月」も合計500台を割り込んでいるなど保守的なレクサスの販売台数計画を早くも連続して下回る結果となっています。
新型LSに関しては2018年8月実施の「年次改良」でベースグレードの装備増強、各グレードでの装備変更等のテコ入れ策が予想されるほか、グループ内での紹介制度による報奨金?が早くも上積みされているとの噂もあります。
新型クラウンでの試乗レポートでも「新型LSよりも乗り心地が良い」とするレポートもいくつか見られますし、新型クラウン販売後、新型LSに関しては今後、さらに販売が苦戦する可能性が高そうです。
現時点では「方向性の変更」(特にLS500h・ハイブリッド)が市場には受け入れられていないといっても過言ではありません。
私的には、新型クラウンに3.5L "マルチステージハイブリッド"の採用で実は「LS500h」(ハイブリッド)の価格が相当に割高ということが証明されてしまったのがかなり悪影響を及ぼしていると思うのですが・・・
V6 3.5Lツインターボエンジンの「140万円高」という設定価格は、やりすぎでしたね。
LSに関しては、そもそも発売後の市場からの評判もよくありませんが、素性の良さは認められているため、あとはセッティング(味付け)でずいぶん変わると思われます。しっかり育ててセダン離れを少しでも食い止めてほしいものです。
2018年02月10日
レクサスLC CPO市場傾向〜RCFのCPO増加
分岐点はおおむね「1200万円」前後で、この価格以下となったものは次々と「商談中」となり、比較的早期に売れていくようです。(もっとも、レクサス公式HPから消えていてカーセンサーに移行したと思われる個体も見受けられますが)
LCはボディーカラーが「ホワイト」が全体の半数近くを占めるため、ホワイトの個体が多いですが、ディーラー車の特徴として、ショールーム映えする「ラディアントレッド」が多いです。そのためCPO市場ではレッドの個体が目立ちます。また、レッドやブルーに関しては若干価格が低めですね。
なお、有償色「ネープルスイエロー」の生産が4月にずれこんだため、ディーラー車で「LC500hのイエロー」はほぼ存在しないため、現在のCPO市場にもネープルスイエローはほとんど登場していないのも特徴といえます。
なお、現状ではラディアントレッドと、ネープルスイエローのボディカラーの上乗せ価格(15万+税)は販売価格には反映されていないようです。
また、V8の「LC500」はまだCPO市場にはほとんど出てきておらず、価格も高値を維持しています。
現在のCPO市場は初年度の受注が一段落し、受注が低下傾向にあるLCの保有台数を減らすために「LC500hを優先的に売却している」という状態であり、当方もハイブリッド車のオーナーとして、レクサスが主導して中古車価格相場を形成しているといっても過言ではない状況なのであんまりいい気分がしません(笑)これは、LC500の発売が遅れたため、全販売店に「LC500h」の試乗車・展示車を1〜2台配備した弊害とも言えるでしょう。
まとめると次のような感じ
・CPO車両は引き続き、ディーラー試乗車かつほとんどがLC500h(ハイブリッド)の「LPackage」
・白黒系は1200万円、赤系、青系は1150万円が相場。
・有償ボディカラー(ラディアントレッド)やオプションの価格は販売価格にほとんど反映されない
・V8 LC500のCPOはなかなか出てこない。出てきても「S package」で1330−1350万円前後と高価
さて、一方で気になるのがLC500の登場で少し影の薄くなった「RCF」
RCFは発売から丸3年が経過したこともあり、新車での販売数が激減して毎月一桁台の販売に落ち込んでいますが、初回車検を迎え、CPO市場にもかなりの台数が登場しています。
また、特徴と言えるのが、なんと「RC300(RC200t)、RC350、RC300h」の合計台数とほぼ同数のRCF・CPO車両が登場しています。発売が1年違うとはいえ、どうスペックの「GSF」のCPOは非常に少ないということもあり、RCFのCPO数が目立つ結果となっています。
価格的には700万円以下の車両がかなり増えてきて、車両スペックを考えるとかなり買い時なゾーンとなってきました。
また、高価なオプション「TVD」(40万円+税)は販売価格にはほとんど上乗せされていないので、TVD付き車両を狙う方はTVDの有無をしっかり確認しておくことも必要です。
RCFは昨年末に年次改良でナビゲーションシステムが刷新され、安全装備の「LSS+」の標準化などが行われましたが、内外装の意匠変更は行われておらず、販売数の増加にはつながっていないようです。
しかし、本年度中にようやくマイナーチェンジを行う予定ですので、今後は更なる価格低下が見込まれます。
また、「カーボンエクステリアパッケージ」を契約された方が初回車検を迎える2018年3月〜4月には一段と中古市場にRCFが出回ると思われます。
新車のRCを購入検討されていらっしゃる方は、ほぼ同様の予算で程度のよいRCFが狙える環境にありますので、今後半年間が狙い目といえるのではないでしょうか。
2017年12月29日
レクサス LC500h & レクサス RC ミニカーコレクション先行予約受付中!
レクサスLCに関しては11月が「391台」と順調な登録台数を記録、これにて先行予約者の方への納車が完全に完了した模様です。これまでの累計登録台数は LC500が「1237台」、「LC500h」が955台、合計で「2,192台」となっています。
なかなか街なかで見かけないLCですが、台数でみると、レクサス「GSF」の販売台数を既に上回っていますので今後は街中で見かける機会も増えると思います。
その販売比率はLC500:LC500h=「 56:44」で発売当初に比べると、徐々にハイブリッド比率が高まっていますが、他のレクサスモデルではハイブリッド比率が70%を超えることも珍しくないなか、やはり「V8NAエンジン+10速AT+天使の咆哮」を擁した「LC500」の強さが目立ちます。
一方、レクサスLSに関してはハイブリッドモデルの「LS500h」が10月に先行発売し、10月に「301台」、11月に「1619台」が登録されています。
事前予約台数は9500台、うちハイブリッドが約6800台とのことですので、まだほとんど配車されていない状態です。
セダン系で単月に1600台というのは価格を考慮するとかなり多い印象。バックオーダーが解消すると思われる3月頃までは1500台超の登録が続き、2018年のレクサス車販売台数に寄与しそうです。
なお、10月分はすべてディーラーの試乗車と想定され(今回は2台準備しているディーラーも多い)、11月分は法人客へのデリバリーが中心だったようです。
V6ツインターボの「LS500」に関しては12月はごく少数、ディーラーの試乗車として登録されるのみとなると思いますので2017年の販売台数にはほとんど寄与しないと思われますがメディアでの試乗レポートでは「LS500」の方が評判が高いようですので、今後の販売比率にも注目したいところです。
2017年07月05日
レクサス国内販売台数が減少傾向に!
4月、5月それぞれ、昨年とくらべての販売(登録)台数は以下のとおり。
昨年秋にマイナーチェンジした「IS」と新型車「LC」以外はほぼすべて前年割れ。(6月はHSとRC系が若干増加していますが、誤差の範囲でしょう)
目立つのは2015年秋のマイナーチェンジ効果が一巡化した「GS」の販売数の減少。
特に、4気筒エンジンはやはり力不足なのか「GS200t」の販売数は「GSF」と同程度となっており、物足りません。これは前モデルの「GS250」と同傾向であり、ターボモデルを追加してもGSオーナー層には響かなかった模様。
そして昨年爆発的に売れていた「RX」、「LX」の販売が落ち着いたことによる減少も目立ちます。RXは特にハイブリッドの「RX450h」の販売比率が減少傾向にあります。
また、スポーツモデルの「RCF」・「GSF」の販売数が激減しているのが分かります。(ただし、過去を見ても、こういった高額なスポーツモデルはおおむね月15〜20台前後で下げ止まるようですが)
一方、「HS」や「RC」は減少幅が少なく、一定台数の需要があるものと思われます。
さて、その他注目なのは新型車「LC」です。
納期が遅いことで知られていますが、販売台数からもディーラーの試乗車が中心でオーナー向け納車がほとんど行われていないことが分かります。
LC500hについては2月(フライング?登録)、3月、4月で合計「185台」が登録されており、ほぼ国内のディーラー数と合致しています。LC500hの試乗車が配備されていないディーラーはありませんので、4月登録分までがディーラーの試乗車と思われます。つまり、一般オーナー向け納車は4月まではほぼゼロであり、5月の「9台」のうち一部と推定されます。
一方、ガソリンモデルの「LC500」はディーラーへの配備自体がハイブリッドモデルよりずいぶん遅れたことがよくわかります。LC500の発売日は4月13日でしたが、4月中に登録されたのはわずか「83台」。ディーラー数の半分位も行き渡らなかった模様。また、5月に登録されたのが「53台」ですので、この時点でもまだ全ディーラーに配備されていません。
よって、ガソリンモデルのLC500については特殊事例を除き、おそらく4月、5月にユーザー割り当て分はほぼゼロと思われますし、6月の登録台数についてもおよそ50台はディーラー配車分と推測されます。
さて、今後のレクサス国内販売台数ですが、8月24日に予定されている「CT200h」のマイナーチェンジで販売数が増えても月500台程度と思われ、秋のNXのマイナーチェンジに効果も2ヶ月程度しか算入されないこと(最大で月/1500台程度)、フルモデルチェンジされるLS500/LS500hの実質的な納車は12月からと考えると今年度のレクサス販売台数は前年割れ(5万台未達)となることは確実となっています。
2016年08月11日
日経新聞でレクサスの販売台数の話題が!上半期は過去最高?
本日の日本経済新聞誌上にレクサス関係の話題がありました。
内容は2016年の1月〜6月の半期の世界販売台数は前年同期を5%上回る約「31.9万台」となったとのこと。
3年連続で最高記録をマークしているとのこと。
日本においては「2.8万台」の販売で伸び率は26%と中国と並んでかなり大きいです。
確かに、新型RX,LX、そしてまだまだ販売好調のNXのおかげで今年は悲願の「年間販売台位数5万台」突破はほぼ確実。
都市部ではレクサス車を見ることが本当に増えましたね。
(しかし、メルセデス・ベンツのエントリーモデル(Aクラス、CLA、GLA)やCクラス等は更に見かけるわけですが・・・)
世間的にはスピンドルグリルの「デザインが好みに合わない」という方のコメントも未だに結構見受けられますが、販売台数を見る限りは、以前のレクサスデザインよりは確実に受け入れられているのではないかと思います。
(L字型のデイライムランニングライトもよいアイコンになっていて日中も目立ちますね。)
欧州車に比べ、値引きやローン金利の優遇もほとんどされておらず、ディーラー数も少ない中、着実に台数を稼いでいるのではないかと。
7月以降の販売において気になるのは、セダン系モデルの販売台数が非常に落ち込んでいること。
(人気のNXも以前のようにNX200tと300hをあわせて1000台を超えることはなくなってきましたし・・・)
特に10月にマイナーチェンジを控えたISシリーズ。
特に大排気量車の「350」が今年に入り毎月「1桁台」の販売台数が定番となっていて、RCF以下の販売台数。
販売台数を見る限り、3月発売の特別仕様車「F SPORT Mode Plus」も販売にはあまり貢献していないように見えます。
当方調べの簡易グラフは以下のとおり。
昨夏に投入された、「IS200t」の販売台数が一度もハイブリッドモデルのIS300hを上回っていないこともポイントです。8ATやパフォーマンスダンパー、対抗4podキャリパー等ブレーキ類の強化など300hに比べ差別化されてはいますが、ターボモデルの販売比率はNXより低く、ISの販売台数増加にはターボモデルの商品力強化も必要なのではと思います。
パワートレーンの追加や刷新を伴わないマイナーチェンジですので、どこまで販売台数を回復できるか、注目したいです。
そして気になるのが北米の状況です。
日本の上半期販売台数は前述のとおり「2.8万台」。一方北米は「16.2万台」と、5倍超えですが、販売台数は▲4%。
データはレクサスエンスー等に出ていますが、セダン系の落ち込みが激しく、レクサスISとGS、そして、モデル末期のLSの落ち込みが激しいです。特にGSについては、前年比▲30%超の落ち込みで、マイナーチェンジの効果がほとんどないといっていいほど。
発売からもうすぐ2年が経過するクーペの「レクサスRC」も前年比▲20%超の落ち込み。
そしてLSと同じくモデル末期の「CT200h」も前年比▲35%超の落ち込みと、SUV系と「ES」以外は壊滅的状況。
以前にもましてSUV系とレクサスESのウェイトが高まっています。
個人的にはそろそろ「ES」の国内導入があってもいいのでは?と思います。
レクサスHS250hの後継としてもESならそれほど抵抗はなさそうですし・・・ただ、ボディの大きさは厳しいのでしょうか?
今仮に「ES」が導入されたらユーザーへはどのようにPRされるのかも楽しみなところです。
「ウィンダム」のレクサス版です、というのはさすがに時間が経ちすぎている気がしますね。
(未だに、飛び込みで来訪した車にあまり詳しくない富裕層にGSやISを販売する際に、「以前のアリストです」とか「以前のアルテッツアです」と説明しているセールスマンが未だにいるとか・・・・(笑))
2015年12月13日
LEXUS 2015年10月販売状況
10月は新型RXの試乗車が一斉に配備されたのと、450hの初期納車が始まっているのがポイント。
またGSはマイナーチェンジを控えオーダーストップのため販売台数が激減しています。
(各車の勝手なトピックスを最後に記載しています。)
車名、2015年10月台数、前年同期(2014年10月)台数、 差
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
LS460 ・・・ 144 ・・・ 95 ・・・ 49
LS600h ・・・ 114 ・・・ 100 ・・・ 14
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
LS合計 ・・・ 258 ・・・ 195 ・・・ 63
GS250 ・・・ 6 ・・・ 35 ・・・ -29
GS300 ・・・ 48 ・・・ 270 ・・・ -222
GS350 ・・・ 9 ・・・ 64 ・・・ -55
GS450h ・・・ 12 ・・・ 120 ・・・ -108
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
GS合計 ・・・ 75 ・・・ 489 ・・・ -414
IS200t ・・・ 135 ・・・ 0 ・・・ 135
IS250 ・・・ 15 ・・・ 72 ・・・ -57
IS300h ・・・ 271 ・・・ 323 ・・・ -52
IS350 ・・・ 24 ・・・ 16 ・・・ 8
IS250C ・・・ 1 ・・・ 0 ・・・ 1
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
IS合計 ・・・ 446 ・・・ 411 ・・・ 35
RX200t ・・・ 182 ・・・ 0 ・・・ 182
RX270 ・・・ 6 ・・・ 93 ・・・ -87
RX350 ・・・ 2 ・・・ 29 ・・・ -27
RX450h ・・・ 412 ・・・ 195 ・・・ 217
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
RX合計 ・・・ 602 ・・・ 317 ・・・ 285
NX200t ・・・ 668 ・・・ 965 ・・・ -297
NX300h ・・・ 953 ・・・ 1061 ・・・ -108
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
NX合計 ・・・ 1621 ・・・ 2026 ・・・ -405
RC200t ・・・ 65 ・・・ 0 ・・・ 65
RC300h ・・・ 129 ・・・ 172 ・・・ -43
RC350 ・・・ 33 ・・・ 110 ・・・ -77
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
RC合計 ・・・ 227 ・・・ 282 ・・・ -55
HS ・・・ 173 ・・・ 181 ・・・ -8
CT ・・・ 464 ・・・ 455 ・・・ 9
RCF ・・・ 58 ・・・ 157 ・・・ -99
LX ・・・ 187 ・・・ 0 ・・・ 187
LFA ・・・ 0 ・・・ 1 ・・・ -1
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
合計 ・・・ 4111 ・・・ 4514 ・・・ -403
トピックスとしては
・LSは特段改良されていないにもかかわらず、安定した需要があり、社用ユースが多いLSの強みか。
・ISは「200t」の追加で前年超えを達成。ただし、販売台数が既に月/500台を割り込むなど、200tの効果が持続していないのが懸念される。IS300hの台数はついに200台レベルにまで落ち込むなどかなり厳しい。350に至ってはマイナーチェンジで廃止されてもおかしくないほど販売台数が落ち混んでいる。
・NXは発売1年超だが、あいかわらず月販目標台数を大幅に超過と人気が持続。
価格差にもかかわらず、継続的に300hの方が人気なのはレクサスらしいところ。
・RCは年次改良モデルの試乗車と思われるものがカウント開始。こちらも月販目標台数80台を大幅に超過。
台数は少ないながらも好調な数値だが、350の比率がかなり低くなっているのはISと同様。
昨年比では台数が激減しているが、昨年10月は試乗車が大量に配備されているためやむを得ない。
・HSはスピンドルグリルモデルの月販目標500台には及ばないものの、200台前後で安定した販売台数をキープ。エンジン、ハイブリッドシステムともにかなり旧型ですが、あるいみ他のレクサス車とは違う個性がある1台となり、一定のユーザー層が存在することがわかります。
・CTはスピンドル化モデルの月販目標700台には及ばないものの、400-500台レンジで安定してきています。プリウス発売後の推移も気になるところです。
・RCFは年次改良前モデルの納車と思われますが、年次改良モデルの試乗車も若干含まれていると思われます。
販売から1年経過しましたが、月販目標台数30台は毎月完全に達成されており、これはトヨタとしても嬉しい誤算でしょう。
・LXは本格的な納車が開始された模様。前月が54台、今月が187台しか登録されておらず、初期受注が2,000台もあるので、まだまだ受注残が凄いことになっているようです。
9月の中間決算後の10月は販売が落ち込みがちですが、「4,000台」をクリアしたところで、レクサスジャパン悲願の「年間5万台」には若干届かないまでも、かなり近い数値をマークでき、前年突破は間違い無さそうです。