そして、2020年8月6日にはデビューから「約1年10ヶ月」と長期間をおいての「年次改良」が施されましたが、その内容はハイブリッドバッテリーの「リチウムイオン電池化」により燃費改善、車両重量減少というニュースリリースのボリュームの割には実は非常に大きな年次改良でありました。
■レクサスES(ES300h) 初の年次改良は何気にすごいぞ!(2020/8/7)
http://www.namaxchang.com/article/476722329.html
ES300hの年次改良版(2021年モデル)の動画インプレッションは非常に少ないですが、自動車研究家の「山本シンヤ」さんがレビューされています。
ニュースリリースには出てない、表に出ないカイゼンが実施されているようですね。
【YouTube】「あれっ、他にも変わっているぞ!?」年次改良されたレクサスESに乗ってみた【自動車研究家 山本シンヤの現地現物】
*当方が見た感じ、デジタルインナーミラーの解像度には変更がないようですが・・・
さて通常、年次改良モデルで展示車・試乗車を入れ替えるケースは少ないのですが、今回のレクサスESは前述のとおり、見た目はほとんど変更がありませんが、ハイブリッド駆動用バッテリーが「リチウムイオン電池」に換装され、スペックアップを果たしているため入れ替えをしている店舗が従来のモデルより多いようです。
とはいえ、2021年モデル、写真のように外観ではまったく見分けが付きません。
トランクスペースも変化がなく、広々としています。それにしても、ゲージボードがトランク上部のウェザーストリップに固定できるのは便利ですよねぇ〜
しかし、以前の記事でも取り上げたように、「パワーウィンドウスイッチ」には加飾が入りました。
しかも、レクサスRXやRC、LX、LCで採用されているメッキタイプではなく、LSで採用されている「サテンメッキ調」で輝きを抑えたタイプを採用しています。
もちろんリヤ席にも採用。
そして、地味ながら、「USB端子」のカバーもゴム製から樹脂製になり、見栄えと使用感が向上しています。
なお、後席の充電専用USB端子に関しては従来どおり変更がなく、端子自体もUSB Type-Aでしたので、現時点で Type-Cを採用するのは「UX」のみのようですね(LSも採用すると思われますが)
質感向上の声が強い、パワーウィンドウスイッチパネル自体の素材には変更がありませんが、ウィンドウスイッチ自体に加飾が入るだけでも結構見栄えが良くなるなぁ・・・と改めて感じます。(その点、新型ISにはこの部分がケアされていないのが残念!)
センターコンソールのサイド部分の樹脂パネル、リモートタッチパッド周辺の質感向上が果たされば更に満足度が高まりそうです。
レクサスES、2021年は発売から3年目となりますが、次はマイナーチェンジの情報も気になるところです。
今回の年次改良時でリチウムイオン電池への換装を果たしたことから、2021年内にはマイナーチェンジは「ない」と予想しますが、年次改良で、レクサスISから本格採用される「Lexus Safety System+2.5」同等装備へのアップグレードが施されれば、もともと完成度の高いES300hの満足度がさらに高まるのは言うまでもありません。