レクサスCT200h ついに販売終了! 最後の特別仕様車設定へ。



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https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36918524.html

レクサスCTは、1.8Lの自然吸気エンジンとTHS2システムを組み合わせるなどデビュー当時は「第3世代のプリウスの兄弟車」とも言われましたが、「レクサス HS250h」と「トヨタ・SAI」の関係のような微妙な違いではなく、内外装ともに大きな差別化を図り、エクステリアにも「スピンドルグリル」の一部取り入れたほか、質感を高めつつ豊富な内装色が選択できるインテリア、ダブルウィッシュボーンを採用したリヤサスペンション、ボディ剛性の強化やパフォーマンスダンパーを備え上質感を演出するなど、パワートレーンは共通であるものの、第3世代プリウスとは大きく差別化を実施していました。
レクサスでは初めて「イエロー系」のボディカラー(フレアーイエローマイカメタリック)が設定されたのも思い出されますね。

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一方で、当時のラグジュアリーブランドでは当たり前の装備となっていた「HID」ヘッドランプに代わり「ハロゲンランプ」を一部グレードに採用、マニュアル可動のステアリングやシートの設定もあるなど、ISに代わり、レクサスの新たなエントリーモデルとして、コスト低減も意識したクルマでした。

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※トヨタグローバルニュースルームより  https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/28403042.html


その後も定期的な年次改良、特別仕様車の登場、そして2014年、2017年にはそれぞれマイナーチェンジを敢行。

■2012年 特別仕様車 “Creative Textile Interior”

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■2015年 特別仕様車 ”F SPORT X Line”

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■2016年 特別仕様車 “Cool Touring Style”

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■2018年 特別仕様車 “Black Sequence”

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そして、生産終了が発表された2022年3月3日、最後の特別仕様車 “Cherished Touring” が発表されました。
思えば、暗黒時代のレクサスを救ってくれた「HS250h」が最後は特別仕様車の発表無く、フェードアウトしていったことを考えると、「CT200h」はしっかり最後に特別仕様車が設定されたのは、感慨深いものがあります。

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※トヨタグローバルニュースルームより  https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/36918524.html


特別仕様車は、RX特別仕様車「Elegant Tourer」のような、フロントグリルやフォグランプベゼルの「シルバー塗装」がとてもいい感じです。
(なお、これと類似の仕様の特別仕様車は今後、他車種でもデビューと噂?)
特別仕様車というとホイールが換装されるケースが多いですが、今回はホイールには手が入らないようですね。

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内装は思ったより地味で、ブラックのL-texにクリムゾン(ダークレッド)を部分的にあしらっているのみで結構地味な印象。
せめて専用インテリアパネルの設定が欲しかったところ。

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今回、特別仕様車ではステッチに「クリムゾン」を採用していますが、そもそものステアリングの意匠も、唯一、デビュー当時(2011年)のものが継続使用されているので古い印象は否めません。

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「CT200h」特別仕様車”Cherished Touring”

https://lexus.jp/models/ct/features/cherished_touring/

さて、価格は、ベースとなる”version.C”が「4,093,000円」に対し、特別仕様車は「4,223,000円」と、約「 130,000円 」のアップとなっています。

装備面では、以下のアイテム(約86,350円相当のメーカーオプション)が追加装備されているようですので、実質的には44,000円程度のアップにとどまっています。(これで、専用の内外装カラーが得られると考えてよいかと)

■ステアリングヒーター  (約11,000円)
■ファブリック&L-texシート  (約75,350円)
 +運転席ポジションメモリー / 運転席・助手席ヒーター付
 +雨滴感知式オートフロントワイパー
 +オート電動格納式ドアミラー (広角・自動防眩・リバース連動チルトダウン・メモリー・ヒーター付)

なお、ツートーンルーフ(ソニックチタニウムルーフ&グラファイトブラックガラスフレーク、ソニックチタニウムルーフ&ソニッククォーツ)は、「77,000円」のメーカーオプション。


「CT200h」が発売されたのは今から11年前。
現在、レクサスオーナーさまの中でも「CT200h」で、初レクサスをご体験されたという方も結構いらっしゃいますね。
その後、環境やご家族の構成もかわり、他車種にステップアップされた方も数多くいらっしゃるかもしれません。
今でこそ著名YouTuberとなられた「ドラヨス」(ワン速Tube)さんも「CT200h」からレクサスオーナーになられましたし、CTが納車となるころは、ちょうど「東日本大震災」の頃でもあり、当時の数々の事が思い出されます・・・

https://wansoku.com


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なお、「CT200h」は2020年8月の年次改良(パーキングサポートブレーキ、ボディカラーの追加)という軽微な改良を最後に、2021年および2022年には改良が行われませんでした。これによりモデル終焉が確実視されていましたが、ついに、今回、モデル終焉を迎えてしまいました。

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プリウスが第4世代と進化し、新プラットフォーム(TNGA)化した後、CTも同様にフルモデルチェンジが期待されたましたが、2017年8月に「2度めのマイナーチェンジ」を行った時点で命運は決まっていたのかもしれません。

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2度目のマイナーチェンジでは、待望の先進予防安全装備「Lexus Safety System+」が標準装備となりましたが、全車速対応の追従型レーダークルーズ機能は不採用、またレーントレース機能も主に「警告」にとどまる「LDA(レーンディパーチャーアラート)、ヘッドライトのシステムも、単にロー/ハイビームを切り替える「AHB(オートマチックハイビームシステム)」にとどまるなど、機能としては物足りなさがあり、2017年当時ですでに時代遅れだった先進安全装備やハイブリッドシステムが未だに刷新されないまま継続採用されているのは、進化の早い中、非常に残念です。

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現実問題、先進予防安全装備やハイブリッドシステム自体のアップデートは難しいのでしょうが、せめて「Lexus Safety System+2.5相当」(新型IS、ES相当)の装備を備えていれば、まだまだ当面は活躍できたと思うと残念です。

レクサスブランドにおいては、一時的にコンパクトクラスのクルマが消滅し、その役割はSUVモデルの「UX200/UX250h」が担うことになりますが、それほど期間を開けずに、スモールクラスのクルマ(LBX/BX?)が登場するとも噂されております。
道路や駐車スペースが狭いエリアなどでは上質なコンパクトクラスの存在は貴重ですから、「CT200h」の後継車種の登場が待ち遠しいものです。





2022年03月28日

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