新型レクサス「RX」と「NX」主な装備の違いをピックアップ!



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「RX」に関しては、マスメディアやモータージャーナリストへの事前お披露目や、先日には九州のサーキット会場(オートポリス)でサプライズ出展されたなど、販売に向けた活動は徐々に行われているようですが、トヨタ「bZ4X」等で生じた「ハブボルト」脱落のリコール問題は未だ解決されていないようで、「クラウンクロスオーバー」もそうですが新型「RX」に関してもその影響を受ける可能性があります。

ハブボルトのリコールに起因する情報は、東洋経済オンラインでも取り上げています。

▼新型クラウンの出ばなをくじいた出荷遅れの正体
https://toyokeizai.net/articles/-/609231

なお、レクサス初のBEV専用車「RZ」(RZ450e)についてもその後の具体的な販売情報(価格・出荷時期・販売方法)が一切出ていないのも不安要素ですね・・・




さて、新型レクサス「RX」に関しては6月1日に公開済の日本版ニュースリリースと、つい先日開示された北米での「プレオーダーガイド」により主要装備やスペックに関しては概ね判明してきましたので、今回は、同ブランド内で比較検討されることも多い レクサス「NX」との装備面での違い をピックアップしてみたいと思います。


従来のレクサス「NX」は車幅が「1850mm以内」でしたので、駐車場の制限で「RX」を断念せざるを得なかった方は多く、ある意味棲み分けができていたように思いますが、新型「NX」では車幅が「1850mm」を超えてきたため、 新型「NX」を検討される方は「RX」と迷われる方が従来以上に多い と思われます。

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価格に関しては、例えばプラグインハイブリッドの「NX450h+」とガソリンモデルの「RX350」は価格帯がオーバーラップすると思われますし、100万円〜150万円程度の差であればより上質な「RX」を選択される方も多いと思いますので、ボディサイズの違いはあるものの、「NX」と「RX」で悩む方が今まで以上に増えそうです。



■バイポーラ型ニッケル水素電池の採用

2.5LHEV(RX350h)と2.4LターボHEV(RX500h) には、バイポーラ型ニッケル水素電池を採用。
これにより、NXと比較した場合、特に「RX350h」の加速性能の良さが際立っているように感じます。
(RX350とNX350では、0-60mphタイムに「0.6秒」の差がありますが、 NX350hとRX350hでは「0.2秒」の差に留まり 、これは「電池特性」の違いによるものではないかと推測)

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■後輪操舵(DRS)の設定

「RX」のうち、「RX500h」に関しては、クラウンクロスオーバーと同様、 後輪操舵の「DRS」 を装備。
これにより、特に低速度域ではFR車並みの小回りの良さが期待できます(クラウンクロスオーバーも「5.4m」ですので、同程度を期待したい)
レクサスダイナミックハンドリング(LDH)との違いは技術解説を待ちたいところ。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■ホイール

「RX」ではほとんどのグレードにて 「21インチアルミホイール」 を装備。全部で6種類も存在するのにも注目!
「NX」では「20インチ」が基本ですから、ワンサイズ異なりますね。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■足回り

「RX」では、リヤにはダブルウイッシュボーン式から新開発の「マルチリンク式サスペンション」を採用。
なお、現行モデルよりも大幅な軽量化(約60kg)しているとのことで、運動性能の良さにも直結していると考えられます。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■ブレーキ

「RX」の”F SPORT”には 「6ピストン対向ブレーキキャリパー」 を設定。
ほぼ同じパワートレーンの「クラウンクロスオーバー」には採用されていないので、まさにレクサスRXならではの装備ですね。
問題は、”F SPORT”がどのパワートレーンに採用されるか・・・

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■先進安全装備(Lexus Safety System+)

「RX」では、 「アドバンストドライブ(渋滞時支援機能)」と、「ドライバーモニター」機能が追加 されます。
日本ではメーカーオプションと考えられます。
これは必要ない方も多そうですが、通常より早く警報を出してくれたり、万一の際に備え安心できるかもしれませんが、運転スタイルによっては過剰な装備と感じる方もいらっしゃるでしょう。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■前席パワーシート

NXは「8way」に対し、「RX」では一部グレード("version.L")では 「10way」 となるようです。
シート座面が前後する「座面のクッション長」が調整できるので快適さが増しますね。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■ランバーサポート

「RX」では、一部グレードで 「4way」 を採用。「NX」はver.Lのみ4way、その他は他のレクサス車と同様「2way」を採用。




■シート素材

「RX」では、より柔らかく上質に感じる 「セミアニリン本革」 を採用。


■助手席 シートポジションメモリ

「RX」では、 助手席にもシートポジションメモリ が装備される模様
レクサス車でも採用が減っているので、継続採用されたのは嬉しい限りです。


■ルーフ/バイザー/ピラー等の内装素材

「RX」では、手触りの良いファブリック(ベレーザ?)が使用されています。
一方、「NX」では、ザラザラとしてメンテナンス性のよい内装素材が使用されています。汚れを落としやすく、アウトドアユースにも活躍する「NX」と上質感をもつ「RX」との違いと言えますが、こういった部分の違いはコストの違いと言えます。



■本杢目ステアリング

「RX」ではステアリングの一部に「本杢素材」を使用して、ラグジュアリー感をだしています。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■リヤシート

 「RX」では後席にも「ベンチレーション(換気)」機能を追加。
 リヤにベンチレーション機能があるのは「LS、LX」などLシリーズのみです。輸入車勢でも採用は少ないですね。


■LEDヘッドライト

NXは一般的なアレイ式のアダプティブハイビームですが、RXは「ブレードスキャン式」のアダプティブハイビームシステムを採用。
現時点ではレクサスでも採用されているのは「ES、LS、LX、RX」のみで、トヨタブランドでは採用がないので、トヨタ/レクサス陣営でもハイエンドのクルマにのみ装備の方針のようですね。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■後席エアコン

「RX」では後席の 独立温度調整オートエアコン が追加されています。「3-Zone」や「Multi」とも表現されることもありますが、今回のエアコンは単なる送風機能以外の付加機能もあるようです(詳細不明)


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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


オーディオスピーカー

NXは全車10スピーカーですが、RXは 「12スピーカー」 を採用
なお、マークレビンソンオーディオの場合はドアトリムに上質なスピーカーグリルが設置されるなど見栄えの良さもあります。
今回「Pure Play:とネーミングが付いていますので、より音質を高める仕組みが導入されているのでしょうか?

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■ウルトラスエードの使用

"version.L"と”F SPORT”には、ドアトリムとシートサイドに、上質な人工皮革、「ウルトラスエード」が使用されています。
従来ウルトラスエードが採用されているのは「LS」や一部の特別仕様車のみですから、特別感がありますよね。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■ドライブモードセレクトスイッチ

「NX」では物理的なダイヤル式のスイッチがありますが、「RX」では廃止されています。
ただし、ステアリング「右」スイッチに設定できるようなので、これは嬉しいですね!他ブランドでもステアリングスイッチで走行モードを切り替える様式はおなじみですから慣れれば違和感はないでしょう。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■新意匠のパワーウィンドウスイッチ

「NX」では従来のレクサス車と同様のサテンメッキ加飾入りでしたが、「RX」では デザイン自体が一新され、サテンメッキ部分が拡張 、ボタンも少し大型化しているように感じます。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■別体型ディスクプレイヤー(CD/DVD)

「NX」ではメーカーオプションにて「CD/DVD」が再生できる「別体型ディスプレイヤー」を装着することができましたが、 「RX」では廃止 されています。
(NXについては2023年モデルからオプション設定が消滅しています)

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■充電専用端子の増加

「RX」では、充電用USB端子を全部で5個備えるなど、「NX」よりも2個増加しています。
デジタルガジェットを多数備える方はありがたいですね。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■ドリンクホルダー 昇降機能付き

「RX」では前席ドリンクホルダーに関し、現行でも採用されている高さが調整できる「昇降機能」を備えています。深いものを入れる方はいいですね!

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)



■後席アウタードアハンドルLEDイルミ

「RX」では、リヤ側の外側のドアハンドル下にも足元を照らすLEDランプが備わります。
「NX」では、前席のみでしたので、リヤ席の使用頻度が高いRXでは当然の装備といえますね。



■後席電動リクライニング

「NX」ではボディ剛性確保や振動低減等を目的とし、電動リクライニング機能はありませんでした(倒す、復帰のみ)
「RX」では 電動によるリクライニング も行いますので、上級感がありますね。"version.L"等一部グレードのみと考えられます

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)

後席サイドにもスイッチがあるのは嬉しいですね。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


■助手席肩口パワーシートスイッチ

現行「RX」でも装備されていない、 肩口パワーシートスイッチ を採用。"version.L"等一部グレードのみと考えられますが、運転席から助手席のシートの「前後傾」「前後移動」ができるので嬉しい装備ですね。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)



■タッチセンサー式 リヤLED照明

レクサス車でもほとんどのクルマは、リヤ側の照明は物理的なスイッチ式ですが、「RX」は リヤ側のLEDルームランプについてもタッチセンサー式 となっています。
「NX」では物理的なスイッチ式となっています。



■後席ドリンクホルダー、小物入れ

「RX」では 格納式のドリンクホルダーと、小物入れ を備えています。
「NX」では残念ながら一般的なトヨタブランド車とほぼ同様の構造でしたから、この点は不満の方も多かったでしょう。

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(※北米レクサスプレスルーム  https://pressroom.lexus.com/vehicle/2023-lexus-rx/  より)


■後席リヤドアサンシェード

「RX」では現行モデルと同様、 リヤドアに、手動式の「サンシェード」 が備わります。
やはり「RX」は後席の快適性が重視されていますね。
すきなときに目隠しができるリヤドアサンシェードは高級車ならではの装備という印象があります。


■格納式リヤワイパー

「RX」ではリヤワイパーはスタイリッシュに、上部のルーフスポイラー内に格納されています。
「NX」では一般的な場所に設置されていますので、やはりRXの方がレクサスらしく、洗練されているように感じます。

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(※トヨタグローバルニュースルーム「 LEXUS、新型「RX」を世界初公開」 画像集より)


以上は、ざっと今まで公開されている情報を元にピックアップしてみましたが、まだまだ「NX」との違いはありそうです。
やはり主に 「室内の質感」、「後席居住性の向上」 が中心ですので、「前席中心」であるならば、取り扱いやすいサイズ、そして燃費も良好で、軽快なドライブができる「NX」の優位性もありますので、ニーズにあわせた選択が必要となりますね。

しかしなんといっても「価格」が気になるところです。
対「NX」と同パワートレーンで「200万円」程度の差がある場合は明確な棲み分けができると考えますが、「100万円」程度だと悩ましい選択になるように思います。
スペイン等ではすでに新型レクサスRXの予定価格が公表されていますが、特に フラッグシップの「RX500h」と「RX450h+」の上級グレードに関しては「10万ユーロ超」 と、相当高価に設定されていますので日本市場において、どのような価格設定になるか非常に興味深いところです。

2022年09月04日

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LEXUS車の話題を中心になるべく独自の視点でのんびり気ままにコメントしております。(車のメカニズム等の知識は全然ありませんのでご容赦願います)
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