レクサスLCに関しては、外観の変更や安全装備のアップデートなどの改良が一切行われていないこともあり、初期オーナーが未だに手放さず乗っているケースが他車にくらべて非常に高いとのことで、当方も今回2回めの車検を迎えることとなりました。
さて、レクサス車というと、どうしても 「車検費用が高い!」 というイメージがあると思いますが、結論としては、一般的な国産車と変わりありません。
以前、初回車検についてレポートさせていただき、おかげさまで多くの方に閲覧いただいておりますが、5年め(2回目)もほぼ同様の傾向でした。
▼レクサスで初車検!合計費用は約22万円(その1:全体編)[2020/8/9]
http://www.namaxchang.com/article/476748189.html
さて、以下が具体的な車検費用です。(約24万円、1ヶ月あたり1万円というイメージです)
基本的に初回車検と金額は同じですが、一部メンテナンスパックや延長保証、消耗品において、金額が変更となり、結果として、 初回車検よりも安価で済むこととなりました 。
なお、2年前にレポートさせていただいたブログでは、「消耗品」の価格は含めておりませんでしたが、今回はわかりやすさのため、消耗品も含めております。
なお、一般的にはレクサスディーラーでの車検費用はもっと高額になることが多いです。それはおもに「消耗品」の差にあると思います。
ただし、無駄や過剰なサービスが付帯されていないか確認することは重要と思います。
以下の事例は自分である程度簡単なメンテナンスができる例となります。
■レクサスLC 5年目(2回目)車検費用総額
以下、各項目の詳細です。
■法定費用
「自賠責保険料」と「印紙代」が若干変更されていますが、ほぼ同じです。
LCハイブリッドは重量税が減免措置されているので初回車検時も安いのが特徴です。
この項目は、法定費用で、国に納税するものですので、民間業者でも同じ金額がかかります。
■車検費用
民間の車検業者と価格差がもっとも大きい項目と言えます。
車種ごとによる金額の差はありますが、「IS/NX」では63,800円、「L/Fシリーズ」では70,400円とほとんど差はありません。
民間業者では、この項目が1万円台〜2万円台の所も多いようですね。
■推奨される整備
「ブレーキフルード」は安全のため、車検ごとの交換が望ましいので今回も交換です。
「補機バッテリー」は、前回車検時に交換しましたが、販売店でチェックのところ健全性(SoC)が「100%」でしたので交換は見送りましたこの分価格が抑えられています。なお、レクサス車のバッテリーは欧州規格に移行しており、持ち込みが可能な場合はネット通販で購入することで大幅に金額を抑えることができます。(純正は45,000円超でかなり高価です。純正と言ってもトヨタやレクサスが製造しているわけではありません。また、バッテリーは保証があるわけでもありませんし・・・)
▼Amazon 「LN3」バッテリー
■G-LINK
セキュリティも兼ねた 「G-LINK」は契約必須 といえます。
1年契約(自動更新)と2年継続タイプがあり、2年継続の方が若干安価ではありますが、乗り換えが決まっている方は「1年契約」とするのも良いと思います。なお、当方は、乗り換えも考慮し、「1年契約」としましたが、結局そのまま2年が経過しましたので、結果的に「2年継続タイプ」を選択したほうがお得となりました。なお、今後新マルチメディアシステムを搭載する車種(新型レクサスNX以降〜)では、G-Linkの契約が前提の機能が多数ありますので、解約は現実的ではありませんね。トヨタブランド車のように「5年無料」だとありがたいのですが・・・
■延長保証プラン
これは、 2回めの車検で初登場の項目 。
新車保証が5年で切れますので、「延長保証プラン」は、一部の保証を2年間、つまり「7年目」まで延長保証するもので、 いわば「保険」と同じもの です。 レクサスディーラーで車検を受けることで加入することができます。
新車保証と異なり、感覚的なものや美観に関するものは保証対象外なので、内装やシートにひどいシワができたとか、バンパーとフェンダーの間に隙間が出来てきた、など「走る、止まる、曲がる」や「メーターやナビ、エアコン、パワーステアリングの不具合」など、補償範囲は限定されます。
とはいえそれほど高価な料金ではないので、レクサスディーラーで車検を受けるならば加入したほうが良いでしょう。
逆にいえば、この 延長保証プランをつけないのであれば、車検をレクサスディーラーで受ける必要もない と考えます。
なお、注意点としては、前述のように新車保証とは「補償範囲が異なる」点と、途中で乗り換え、売却しても、未経過期間に相当する延長保証料の返金はありません。完全な「掛け捨て保険」と考えて良いでしょう。
■延長メンテナンスパック
もう1つ、民間の車検とレクサス車検で大きな差が出るのは「メンテナンスパック」です。
これは、「レクサスメンテナンスケアプログラム2(LCMP2)」と呼ばれるもので、次回車検(2年後)の手前までの費用が含まれているものです。
新車から3年目までと同じサービスを受けることができる大変安心・便利なサービスで、レクサス車の魅力と言えるものです。
https://lexus.jp/total_care/maintenance/lcmp/
価格は販売会社により異なるようですが、参考まで東京エリアでは以下の金額です(カタログより)
特徴としては 「車種により金額が異なる」 ということに加え、「プレミアム」と「スタンダード」があり、この差は 「エンジンオイル」 の違いとなります。
レクサス/トヨタ純正オイルは、べースオイルを100%化学合成油に変更していますので、必ずしも高性能なプレミアムオイルに変更する必要はないかもしれませんが、高性能なオイルに交換するとエンジンフィールやレスポンス、静粛性などの変化がありますので、こだわる方はやはり良いエンジンオイルを使用するのが良いですね。
といっても、「銘柄が選べない」のはちょっと残念ですし、エンジンオイルの差額としては少し大きめに感じます。(販売店は大量にオイルを仕入れているのでかなりマージン幅が大きいものと思います)
当方は、基本的にある程度消耗品のメンテナンスが自分でできること、今は2台クルマを所有しているので走行距離もそれほど伸びないので、必ずしも半年ごとのエンジンオイル交換も不要と考え、 今回は基本点検(6ヶ月点検、法令12ヶ月点検、24ヶ月点検)のみがセットになった、「基本点検パック 」を選択しました。
これは、通常の延長メンテナンスパックと同様との点検が行われるものの、「ワイパーゴム、エアコンフィルター、エンジンオイル、エンジンオイルフィルター」といった、消耗品の交換はありませんが、 なんと車種による金額の違いがありません 。
東京エリアでに「基本点検パック」はなんと「11,000円」と格安。特に車種による違いがないのは大きいです。
■消耗品
「延長メンテナンスパック」、「基本メンテナンスパック」どちらも、 ワイパーゴム、エンジンオイル、エアコンフィルター等定期的に交換が推奨されている消耗品の交換は、車検時の点検には含まれていない ことには注意が必要です。
また、「発煙筒」は、消費期限が来ていたので販売店で手配しました。(カー用品店や通販ショップでもほぼ同じ価格で販売しています)
今回、以下の消耗品を販売店で手配しました。
・ワイパーゴム
・エンジンオイルフィルター
・オイルパンドレンプラグガスケット
ワイパーゴムの交換はマニュアルには書いてませんが、基本的にワイパーをサービスポジションに移動してからラバーを交換します。
エンジンオフ後、ワイパーの「△」位置で2秒保持すると、ワイパーがサービスポジションに移動して、交換しやすい位置に移動します。(LCは、エアロワイパーなので、通常はエンジンフード内に隠れていてアクセス出来ません)
ワイパーラバーのゴムを上部に「引き抜く」と、ストッパーが外れ、交換できます。
外したワイパーゴムの中にある金属ブレードを、新品のゴムに移設します。これでもとに戻すだけです。
なお、エンジンオイルは、さすがに自分で交換は無理なので、後日カー専門店で、好きな銘柄の物を入れようと思います。
また、「エアコンフィルター」は、純正より高性能なものを通販で購入、定番の「わさびデェール」とともに設置済です。
エアコンフィルターの交換はとても簡単ですし、純正よりも高性能なので車内空間やエアコンの使用頻度が高い方には、プレミアムタイプのエアコンフィルターはぜひおすすめです!
・エアコンフィルタープレミアム
▼楽天 t-joy (送料対策として2個まとめて購入しています)
DENSO(デンソー)カーエアコン用クリーンエアフィルタープレミアム DCP1016(014535-3940)
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・わさびデェール
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上記の通り、走行距離がそれほどでもなければ、車検自体の費用はごく一般的な範囲で留まりますので、今後レクサス車の車検をご検討されている方のご参考になればと思います。
ただし、走行距離が多い場合は、「タイヤ交換」や「ブレーキパッド交換」、「足回りの部品交換」などの別途費用が発生する可能性があります。
なお、「 地図更新(全更新)」 は、行っておりませんが、頻繁に高速道路を走行される方、大きく周辺情報が変わった方は、有料の地図更新(全更新)を行うことをおすすめします(約25,000円前後となかなか高価)。
https://toyota.jp/dop/navisoft/pages/nation_2206.pdf