レクサスも嫉妬? 新型アルファード/ヴェルファイア レクサスとの装備の違いをチェック!


当方の守備範囲ではありませんが、「レクサス超え」の内装や装備との声も強いようです。
当方はまだ実車を見ていませんが、たしかにカタログやweb上での情報を見る限り、「これはすごい!」と思う点が多数あり、価格も確かに大幅に従来モデルからアップしているとはいえ、トヨタ/レクサス初装備や、先行公開された「レクサスLM」独自の装備と思われたものも上級グレードの「Executive Lounge」で装備しているなど驚きがありました。


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トヨタ公式サイト
https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/alphard/alphard_main_202306.pdf より


ではまず新型アルファード/ヴェルファイアで、「これはすごい!」と思ったものを列挙してみたいと思います。


■リヤヒーターエアカーテン(P17)

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現時点でレクサス車にもない装備。(新型LMでは装備されるはず)
スライドドアを展開したときも温かいというもので、後席居住性の向上になりそうです。


■アームレスト、オットマン ヒータ ー(P17、P24)

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レクサス「LM」でも予告されていましたが、ついにトヨタブランドでもアームレストやオットマンにヒーターが・・・!
Executive Lounge専用装備ですが、$これは凄いですね。後席のベンチレーションシートも、レクサス車ではごくわずかの採用(新型RX、LS、LX)ですから新型アル/ヴェルの装備クオリティは凄いですね。

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アームレストヒーターはセダン、クーペでもほしいと思うときがありますね!


■後席ナノイーX (P17)

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ナノイーXは、レクサス車だけでなくトヨタブランド車にも次々採用されていますが、後席でもナノイーXが放出されるのはレクサス車でも存在せず、新型アルファード/ヴェルファイアのみです。
さりげないことではありますが、レクサスLMと比べても機能面ではそれほど変わらないことが想像されます。


■14インチディスプレイオーディオPlus  (P18)

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トヨタブランドでもついに14インチを投入!
大画面ディスプレイがレクサスブランド車の優位点でしたが、ついに同等レベルとなりました。
今後もディスプレイのコスト低減により次々と大型ディスプレイが採用されそうですから、レクサスブランド車も、他のラグジュアリーブランドのように、「ツインディスプレイ」や「異型ワイドモニター」などの上位ブランドとしての装備強化が望まれます。

しかも、エアコンダイヤル調整ノブのデザインもほとんど同じというのがなんとも・・・
こういう、見た目がほとんど同じパーツを共用するのはブランドの差別化としてどうなんでしょうか?


■マルチカラー(64色)LEDルーフカラーイルミネーション (P21)

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ついにレクサスと同じ64色のアンビエントイルミネーションを装備!
想定されていたことではありますが、これを皮切りにトヨタブランドでも次々と採用が進みそうですね。
ただし現時点ではルーフ部分の採用にとどまっています。


■14インチリヤシートエンターテインメントシステム (P21)

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レクサス車を上回る大画面の14インチを採用
いっぽう、新型レクサス「RX」では「リヤエンターテイメントシステム」が廃止になりましたので、レクサス車での採用は「LS」、「LX」そして次期「LM」のみとなっています。



■後席用パワーサイドサンシェード (P22)

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これはすごい!
上部からサンシェードを下ろすタイプで、新幹線など電車でもおなじみですが、電動操作もできるのがいいですね!
機構上、スライドドア車ではないと成り立たないものと思いますが、このような装備を惜しげもなく採用するのは素晴らしいですね。


■プレミアムナッパ本革 (P24)

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上質な本革、プレミアムナッパがExecutive Loungeで採用。
通常の「Z」グレードは合成皮革シートですが、上質な肌触りのプレミアムナッパを採用するのはレクサス顔負けと言えますね。
レクサス車では、上級車には、セミアニリン本革、Lアニリン本革を採用して、やわらかく、風合い重視の表皮仕上げとしていますね。



■リヤマルチオペレーションパネル (P25)

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レクサスLMでお披露目されていたスマホライクな見た目のマルチオペレーションパネルがなんと新型アルファード/ヴェルファイアのExecutive Loungeで採用!これには驚きました・・・

レクサスでは「LS」、「LX」で後席にマルチオペレーションパネルを備えますが、このような着脱式のパーソナルタイプの方が利便性が高そうですし、先進性もありますね。これはぜひ今後のレクサス車にも期待したいところですね。


■PVMの自動表示地点登録機能 (P44)

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地味に便利そうなのが、パノラミックビューモニターを指定した地点で自動的に表示させる機能。
PVMをボタンでいちいち表示するのは面倒、一方で、停止ごとに自動的にPVMに切り替わる「オート表示機能」はうざったい、という方も多いのではと思いますが、今回、指定した地点に到達した時点で自動的にPVMを表示する、大変便利な機能が新型アルファード/ヴェルファイアで初登場しています。



さて、ざっとあげてみましたが、それでは、数少ないレクサスブランド車の装備は何か、ざっと列挙してみたいと思います。



■e-ラッチ

新型NX以降順次採用されている、電磁式のドアロックシステム「e-ラッチ」はレクサス独自装備となっています。
もう少しe-ラッチに電動感があればより差別化が図られると思うのですが。

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■ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム

意外なことに、新型アルファード/ヴェルファイアでは、より高精度なハイビームシステムである、「ブレードスキャン式AHS」の採用は見送られました。


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■助手席 シートポジションメモリ

レクサス車でも採用されている車種は少ないですが、助手席のシートポジションメモリはトヨタブランドではほぼ採用されていません。

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■助手席 8way(多機能)パワーシート

地味ですが、8wayもの可変できるのはレクサス車の特徴。
新型アルファード/ヴェルファイアでも助手席のパワーシートは4wayにとどまっています。


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■本木目素材

本杢目、本アルミ、電動工芸品(ガラス、プラチナ箔)などの高価な素材をインテリアパネルに使用
ただし、今はサスティナブルな素材も求められていますので難しいところです。

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■豊富なインテリアカラー/オーナメントパネル

トヨタブランド車ではインテリアカラーは1〜2色程度の選択肢しかありませんが、レクサス車では様々なカラーから選択できるのが魅力です。
(とはいえ、最近はレクサス車でもカラーやオーナメントパネルの選択肢は縮小傾向にありますが・・・)


■マークレビンソンリファレンスサウンド

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トヨタブランドでも「JBL」を採用していますが、採用されているスピーカー数では絶対的な違いがありますね。
20以上のスピーカーで構成する、マークレビンソンプレミアムサウンドシステムの中でも上級な「リファレンス」の名前を冠するのはレクサスの特徴。


■大口径ブレーキ&ブレーキキャリパ

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トヨタブランド車よりも大型のブレーキシステムを備えるのはレクサス車の特徴といえます。
とはいえ、トヨタブランドには「GR」ブランドもあるので、いちがいには言えませんが・・・


■レクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)

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後輪操舵(DRS)とギヤ比可変ステアリング[VGRS]、電動パワー ステアリング[EPS]を統合制御するシステム。
レクサスでは、LS、LCそしてRC350のみの採用となり、電動化時代到来とともに姿を消しそうではありますが「走りの気持ちよさ」の点ではとても魅力的なシステム。
新型クラウンクロスオーバーに後輪操舵(DRS)が採用されたので、レクサスだけの装備とはいえなくなりましたが、統合制御という意味ではLEXUSのシステムの方がより高度なのでしょう・・・




あらためてチェックしてみると、ホントレクサス独自の機能や装備というのが減ってきましたね。
特に、「マルチメディア」や「快適装備」など、従来のレクサスが得意としてきた分野での差別化がほとんどなくなってきました。
ここ数年でレクサス車の装備レベルはあまり変化がないのですが、トヨタブランドが急速に装備レベルをあげてきているので、レクサス車ならではのパッとみてわかる装備は本当に少なくなりました。

車両価格が高いので、「走りの面」の装備や「見えない部分」でのコストをかけられるので絶対的な差があるのはわかりますが、「見た目」での差別化というのがもう少しあるとレクサスオーナーの方の満足度も高まると思うのですが、それほど新型アルファード/ヴェルファイヤが魅力的ということなのかと思います。


2023年06月29日

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LEXUS車の話題を中心になるべく独自の視点でのんびり気ままにコメントしております。(車のメカニズム等の知識は全然ありませんのでご容赦願います)
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