駐車場が「屋内か、屋外か」でもずいぶん違うのではないかと思います。青空駐車または外気にさらされる駐車場での駐車を余儀なくされている「NX」は冬季を中心にしばしばバッテリーあがりを経験しています。
カウントしてみると、レクサス「NX」はわずか2年の間に少なくとも5回はバッテリーあがりを経験していますが、当方のみならず、SNSでも特に新型「NX」や「RX」でのバッテリーあがりに関してはしばしば話題を目にします。
いざというときにバッテリーあがりは不便ですので、寒い日やしばらく車に乗らないときは、定期的にポータブルバッテリーと充電器を使用して充電していますが、結構面倒なのが正直なところです。
さて、先日、バッテリーあがりの原因を独自で検証された方のSNS・YouTube動画を拝見し、「なるほど!」と思いました。
長期間にわたり検証されており、素晴らしい努力に感銘を受けました。
概ね新型レクサス「NX」「RX」でバッテリーあがりとなった方はこの動画で言及されていることに心当たりがあるのではないでしょうか。(そもそも、こんなに簡単にバッテリーあがりしない設計としてほしいですが・・・)
やっとアップできました!
— beatcrazy (@beatcrazy2) December 31, 2023
なんとか年内に間に合いました
是非ご覧ください
【レクサスNX】それは上がって当然!バッテリー!遂に原因が分かった 2023 12 31 https://t.co/4Yjey2uHHz @YouTube より
ラゲージドアを開けて、荷物を出し入れして、そのあと運転席に座ったらバッテリーが上がってしまった、というのは2度ほどありますので、まさにこの動画の通りです。もともとバッテリーの電圧が下がっている寒い時期に何か動作をすると、電圧がその都度低下して、起動不可になるという症状です。
バッテリーあがりを避けるためには、以下のことが重要のようです。
当方自身、どちらも心当たりがありますし、基本的なことではありますが、今まではこれらを無視してDIYカスタマイズや洗車をじっくりしていてもバッテリーがあがることはありませんでしたが、それはたまたまで、待機電力等が多いと思われる新世代レクサス/トヨタ車では、これらを遵守しないとバッテリーがあがる可能性が高まるということなのでしょう。
・長時間駐車をする際は、スマートキーを遠ざけるまたは「節電モード」にする
なお、バッテリーあがりに備えて以下の対応をしておくことが望ましいです。
・バッテリーあがり後の対応に備え、ステアリングスイッチ(左)にエアコンを設定しておく
・バッテリーあがりにそなえ、ジャンプスターターを準備しておく
・OBD2機器を自己責任で装着する際は、長期間の停車中はコネクタから取り外す
ステアリングスイッチ設定については、「CSK REVIEW CHANNEL」でも推奨されており、当方も早速設定しました。
理由としては、新型レクサス「NX」や「RX」では物理的なエアコンスイッチがないため、バッテリーあがりから復旧後、エラーが高確率で発生し、その場合はタッチディスプレイが使用不可能になることが多いからです。
なお、エラーが発生すると、「エアコンが接続されていない」と認識されるようで、そのためタッチディスプレイではエアコンが操作できなくなります。
その場合でも、ステアリングスイッチにエアコン機能を設定しておけば、エアコンは使用可能(温度調整は可能)になります。
▼CSK REVIEW CHANNEL
【全力で物申す】レクサスRX、動かなくなりました。2年経過しても改善しないどころかあまり知られていない点について。バッテリー上がりの陰に隠れた新型のレクサス/トヨタ車が抱える問題点。
なお、バッテリーが上がって、「JAF」や「ジャンプスターター」等で無事エンジンスタートが復旧したあと、 メーター内にエラーが表示(「機能故障」等)された場合の復旧手順 は以下のとおりです。
1)エンジン&スタートスイッチをオフにする
2)ドア開閉(eラッチ操作後)(リアラゲッジも開けた後)をする
3)10分放置
4)ラゲージ下の「バッテリーマイナス端子」を外す
5)10分間放置
6)「バッテリーマイナス端子」 を接続する
これで、復帰後、システム設定がリセットされ、エラーは解消されます。(当方の場合、100%復帰しています)
なお、新型レクサスNX以降は、「マイレクサス」にデータが保存されているため、ナビや車両設定は、トヨタのサーバーから自動的にダウンロードされ再設定され、ほとんど自動的に復帰するのでこの点はありがたいです。
なお、販売店に連絡・入庫しても結局は上記と同様な対応となるようです。
数回バッテリーが上がった場合はバッテリー自体を交換したほうが良いのは間違いありません。当方もこの「NX」をいつまで乗るかは検討しているのですが、取り急ぎ、近々実施予定の12ヶ月点検(2年目点検)では、バッテリーを新品に交換予定です。
バッテリーに関しては、純正品は高価かつ消耗品のため保証がないことから、安価でより容量の大きい以下の製品を購入して取り付けてもらう予定です。(過去、「RCF、LC500h」でも使用実績のある信頼感のある製品です。(一部のディーラーでも使用実績があるようですね))
ただし、「NX350h」においては初めてなので、後日交換結果をおってレポートさせていただきます。
心配な方はレクサス店で純正のバッテリに交換することをおすすめしますが、かなり高価です(車種によりますが、工賃含み、5万円〜8万円程度)
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なお、バッテリーについて、レクサス「NX350h」「NX450h+」の説明書では、 「LN2」 規格 かつ、20時間容量が 「60Ah以上」 、性能基準値(CCA)が 同等(345A)以上 のものとされています。上記のバッテリーは、「LN2」規格かつ20時間容量が「65Ah」、CCAは「570A」となりますので純正以上の性能となっているようです。(ただし重量は重くなっている模様)
*NX350h/450h デジタル説明書より
「NX250」「NX350」の場合は、「 LN3 」規格かつ、20時間容量が「65Ah以上」、性能基準値(CCA)が同等(603A)以上さらに「Stop & Start システム」(アイドリングストップシステム)用のバッテリーが必要で、少々コストがかさみます。
*NX250,/350 デジタル説明書より
ガソリンモデルの場合は、「Stop & Start」対応する商品が必要ですので、こちらになると思います。(アイドリングストップ&充電制御)
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万一バッテリーが上がってしまった際、「JAF」到着までには時間がかかる場合や、作業場所が確保し辛い場所(タワーパーキング、狭い駐車場等)バッテリーあがりに慣れている方は「ジャンプスターター」が便利です。
ジャンプスターターについてはいろんな製品が出ており、当方は4種類ぐらい(笑)保有していますが、先日、国内著名メーカーの「エーモン」社からも発売したようです。小型で、USB-TyoeC充電ができるなど、トレンドを押さえているので、今買うならこちらが良さそうです。
(ただし、リチウムイオン電池搭載なので、炎天下での車内放置は厳禁!)
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せっかくここまでコネクティッドシステムが進化しているのですから、「バッテリーがあがりそう」という警告が車両から事前に発せられるシステムの開発や、 スマホアプリ「マイレクサス」を活用して事前に通知が行われるなど対応 ができればより安心して車を使用できると思います。
そしてなにより、バッテリーが上がった際に 「機能故障 販売店で点検」 という表示がされ、解消されるまで、エアコンやセーフティシステムが一部使用できなくなるという現象についてはなんとかして欲しいと思います。旅行先や夜間に発生した場合、かなり不安になりますので・・・
また、バッテリーあがりから復帰した際に、「機能故障 販売店で点検」の表示がされる事が多いのかは不明ですが、 バッテリーのマイナス端子を外さなくても、システム設定をリセットする仕組み を導入してほしいところです。
とはいえ、電力を消費する(社外品の)電装部品を多数装着しているという自覚はあるので、自己責任といわれればそのとおりなのですが・・・