本当に発表されるかどうかは別として、レクサスの(Lexus International President)プレジデント渡辺氏が「RZ」のチーフエンジニアということも影響しているのか、BEV専用モデル「RZ」のラインナップが凄いことになっています。
従来のレクサス車では、基本的に同ジャンルのパワートレーンで最大でも2車種(RX450h、RX500hなど)でしたが、日本市場においても、「RZ」は判明しているだけでもすでに4車種も商標登録が行われています。
●RZ300e (2023年11月発売済)820万円
●RX450e (2023年3月発売済) 880万円
●RZ500e
●RZ550e
●RZ F (※)日本国内ではまだ「RZ F」の商標出願は未確認です
つい先日、特別仕様車「RZ450e ”F SPORT Performance"」 が発表されたばかりですし、
従来 ”F SPORT Performance" と”Fモデル”が両立した車種もありませんでしたので、その意味でも、本当に「F」モデルが設定されるのか、そのパワートレーンは本当にBEVなのかどうかも含め(”e”がつかない?) 「RZ」のラインナップ拡充には注目です。
▼ YouTube動画 「LEXUS RZ特別仕様車 RZ450e F SPORT Perfomance!」
ただ、現状、「RZ」は評判は内外装のデザインも、走行性能の評判も比較的良いにもかかわらず、電気自動車としての特徴がないことや価格帯が高めということもあり、想定よりも販売は低迷しています。
具体的には、現状、レクサス「RZ450e」は、トータル台数でも、より高額なラグジュアリークーペの「LC500」(V8・ガソリン)と同程度の台数(2023年で約「1300台」程度)しか販売・登録されていません。
その1300台のうち、試乗車等が2〜300台程度は含まれていると思いますので、実際世の中を走っている「RZ」はわずか1000台強程度と推測され、うち、「500台限定」の”First Edition"も含まれていると考えると、RZのデビュー後はかなり苦戦していることが伺えます。
今後、「RZ500e、RZ550e、RZF」とより高性能なモデルが登場するということは、より高性能なモーター、eAxle、大容量かつ高効率なバッテリーの搭載が必要不可欠と思いますので、これらのハイパフォーマンスモデルの登場にはしばらく時間がかかると思いますが、登場が待ち遠しいステアバイワイヤ搭載モデルとともに、登場が待ち遠しいところです。
しかしまさか「RZ」にこのまま収束すると思われた「F」の設定の可能性がでてきたということには驚きですね。