速い方ではごく少数ですが3月生産枠がありますので納車される方もいらっしゃるとのこと、納車が楽しみですね!
今回は、公開された「ニュースリリース」だけでは分かりづらい部分を中心に、「機能詳細カタログ」で違いをチェックしていきたいと思います。
今後車両購入をご検討される方のご参考になれば幸いです。
▼トヨタグローバルニュースルーム
LEXUS、「NX」を一部改良するとともに、多様なお客様のライフスタイルに寄り添うラインアップを拡充(2024/2/29)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40467779.html
* https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40467779.html より
(以下、理解を深めることを目的として、特に断りが無い限り画像は上記ニュースルームの画像および機能詳細カタログのものを使用させていただいております。)
■ボディ剛性強化(ガセット) (機能詳細カタログ P12)
ニュースリリースには記載されていますが、かなりわかりにくい部分です。
具体的には「リヤホイールハウスとロアバックの間にリヤブレース、ロアバックパネル下端にガセットを追加」されています。
特に今までのレクサス車でもガセットを追加する強化は初めてではないかと思います(アフターパーツではしばしば耳にしますが、メーカー純正では珍しいと思います)
■9.8インチディスプレイ廃止 (P21)
もともと”標準”グレードの販売が非常に少なかったのはディスプレイサイズの差別化にあるのでは?とも言われていましたが、今回ついにディスプレイサイズを14インチに統一。9.8インチは日本市場では「LBX」のみの採用となります。G-LINK契約期間経過後のことも考えると、地図がインストールされている14インチと、サーバー側に保管されている9.8インチ仕様の差は大きく、今回14インチモデル(ディスプレイオーディオPlus)に統一するのはユーザーとしても喜ばしいことで、今後は”標準”グレードの販売比率が高まるのは間違いなさそうで、NXの購入者層の広がりにも期待できそうです。
■TFT液晶メーターは全車7インチデザインに統一 (P22)
”標準”グレードは液晶メーターの表示形式が異なっていましたが、今回全車共通となりました。
(”F SPORT”は若干デザインが相違しますが、基本的に同じです)
こちらも、見比べると”標準”グレードがいかにも「廉価版」という感じでしたので、嬉しい変更点です。
■アンビエントライトがなんと「強化」! (P27)
これはサプライズです!
今回、「 高輝度のLEDを採用し、より明るく照らします 」という表現が追加されています!(eラッチ部分は従来通りの模様)
よって、25MYモデルから、マルチカラーアンビエントライトに関し、高輝度LEDランプに換装された可能性が高いです。
こちら、従来モデルにも対応できる可能性もあるので後日レポートしてみたいと思います。
<従来の表記>
ご参考に、従来の表記は以下のとおりです。
*機能詳細カタログ(P27)【MY22-23】
■レクサスコミニュケーションサウンド (P54)
変更ない可能性もありますが、新規に レクサスコミニュケーションサウンド のページが追加されています。
特に「R」ポジション選択時の「バック音」は、レクサスNXでは変更されていませんので、レクサス「RZ」「LBX」などと同様に変更されているかどうか注目です。
■ドラレコ非装着時のUSB端子増加 (P59)
ようやく画像が公開されてイメージが湧きました。
必ずしも万能とはいえない純正ドライブレコーダー機能(特に画質、記録時間)ですが、純正ドラレコ非装着時にはUSB端子が増えるのはメリットですね。
マルチメディア用USB端子は「Type-A」のままなのは賛否ありそうです。
■F SPORT ブラックルーフレールが明確化! (P63)
”F SPORT”ではルーフレールをメーカーオプション装着すると「ブラック」化されますが、この イメージ図が追加 されています。
初期にカタログがない中購入した方には懐かしいですね(笑)
■ボディカラーの変更 (P70)
ニュースリリースでは無くなったカラーは通常触れられていません。
今回「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング<4Y1>」が廃止されています。オレンジ系がなくなるのは速いですね・・・
「ムーンデザート<4Z1>が今回”OVERTRAIL”専用カラーとして設定されていますが、 カラーコードがオレンジ系と同じ「4」 で始まるんですね。
■インテリアカラーの変更 (P71)
年次改良やマイナーチェンジで内装カラーの変更(縮小)が行われることはよくあることですが、レクサスNX2回目の改良ではラインナップが追加されているのは嬉しいところ。既報通り「ブラック&リッチクリーム」が廃止されています。注目の”F SPORT専用へーゼル”の新設定とカラー配置の珍しさは胸アツですね!他車種への波及があるかどうかにも注目です。
私的には、シート座面のサイド部分(土手)はブラックにしてほしかったなぁ・・・と思います。
ルーフ/バイザー/ピラー部分が「ブラック」ではないのは”F SPORT”としては初の試み、市場の評価が楽しみです。
■オーナメントパネルに「ジオレイヤー」追加 (P72)
天然素材なのかサステナブルを意識したフィルム加工なのか判然としませんが、”OVERTRAIL”専用のオーナメントパネルがついにお披露目です。
残念ながらグレード間で固定されているオーナメントパネルはそのままではありますが、このタイミングで拡張してきたのには素直に嬉しい部分です。
レクサスディーラーにもカラーサンプルが届いているようですので、これから契約される方はぜひチェックして未tレ下さい。
■「OVERTRAIL」の標準装備が判明! (P75-76)
NX「25MY」の予約受注段階では”OVERTRAIL”はシート形状が”F SPORT”と同じであることが判明しており、電子制御サスペンションの「AVS」も装着されることから、基本装備が”F SPORT”に準じたものなのかどうか今ひとつ判然としてませんでしたが、 基本的には"version.L"と同じである ことが明確にわかるようになっています。
つまり、ステアリングやシフトノブにはディンプル加工なし、ペダル類にはアルミ素材は不採用、スカッフプレートも通常モデルと同じです。
私的には、せめて「スカッフプレート」は専用デザインを準備してほしかったと思います。
同様に、”OVERTRAIL"が"version.L"と基本装備が同じであるため、シートヒーターが後席にも標準装備されることも判明。(後席電動格納機能も装備)
これにより、 ”OVERTRAIL”の価格が、NX450h+だけ若干安い理由も判明 してスッキリしました(笑)
※「NX450h+”F SPORT」はもともと後席シートヒーター/後席電動格納機能が標準装備
■”OVERTRAIL”の燃費も判明! (P8)
当然ですが「主要諸元表」が更新されており、OVERTRAILの燃費も判明。
18インチタイヤが標準ということもあり、若干”F SPORT”や"version.L"よりも良い数値となっています(「NX350h」ではWLTCモードで20.1km/L)
一方、「NX450h+」では”F SPORT”や"version.L"と同数値であり、誤差の範囲と思われます。
■ディーラーオプションに21インチアルミホイール設定!
ディーラーオプションは、あまり大きな変更がありませんでしたが、さりげなくホイールの選択肢が増加しています。
特に注目は、レクサス新型「RX500h」のメーカーオプションで設定されていたタイプのホイールが設定されています。
最初は「20インチの誤記」かと思っていたのですが、サイズが「21×8.0Jインセット40」とあるので、よく見てみると、 レクサスRX(24MY)で設定されたものと同サイズ、同重量 でした。
しかし、レクサスNX用は、なぜか3万円ほど価格が高いんですよね・・・(これはいったい??)
大きさが標準の20インチより拡大しているので、タイヤも購入しないといけないのは要注意です。
なお、もう一方の21インチ鋳造アルミホイールもレクサスらしいおしゃれなホイールですね。
こちらも新型RX(24MY)で設定されたものと同じですが、選択される方がどれぐらいいらっしゃるでしょうか?
なお、レクサス「LBX」には同タイプの「18インチ」も設定されているので、通称「音叉ホイール」とも呼ばれるこのデザインのホイールは今度のレクサスSUVモデル共通のデザインになるのかもしれませんね。
というわけで、新型レクサス「NX」の機能詳細カタログを中心に、ニュースリリースのみではわからない部分についてチェックしてみました。
今回のレクサスNXは”OVERRAIL”の追加もあり、展示車・試乗車の入れ替えを行う店舗も多いかと思いますので、ぜひ実車でチェックしてみたいですね!
特にマルチカラーのアンビエントライト、後席アウタードアハンドルLEDライトは私的にも要チェックポイント、その他走りの基本性能やノイズ低減なども体感できるレベルか注目したいですね〜!