2023年06月29日
レクサスも嫉妬? 新型アルファード/ヴェルファイア レクサスとの装備の違いをチェック!
当方の守備範囲ではありませんが、「レクサス超え」の内装や装備との声も強いようです。
当方はまだ実車を見ていませんが、たしかにカタログやweb上での情報を見る限り、「これはすごい!」と思う点が多数あり、価格も確かに大幅に従来モデルからアップしているとはいえ、トヨタ/レクサス初装備や、先行公開された「レクサスLM」独自の装備と思われたものも上級グレードの「Executive Lounge」で装備しているなど驚きがありました。
トヨタ公式サイト
https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/alphard/alphard_main_202306.pdf より
ではまず新型アルファード/ヴェルファイアで、「これはすごい!」と思ったものを列挙してみたいと思います。
■リヤヒーターエアカーテン(P17)
現時点でレクサス車にもない装備。(新型LMでは装備されるはず)
スライドドアを展開したときも温かいというもので、後席居住性の向上になりそうです。
■アームレスト、オットマン ヒータ ー(P17、P24)
レクサス「LM」でも予告されていましたが、ついにトヨタブランドでもアームレストやオットマンにヒーターが・・・!
Executive Lounge専用装備ですが、$これは凄いですね。後席のベンチレーションシートも、レクサス車ではごくわずかの採用(新型RX、LS、LX)ですから新型アル/ヴェルの装備クオリティは凄いですね。
アームレストヒーターはセダン、クーペでもほしいと思うときがありますね!
■後席ナノイーX (P17)
ナノイーXは、レクサス車だけでなくトヨタブランド車にも次々採用されていますが、後席でもナノイーXが放出されるのはレクサス車でも存在せず、新型アルファード/ヴェルファイアのみです。
さりげないことではありますが、レクサスLMと比べても機能面ではそれほど変わらないことが想像されます。
■14インチディスプレイオーディオPlus (P18)
トヨタブランドでもついに14インチを投入!
大画面ディスプレイがレクサスブランド車の優位点でしたが、ついに同等レベルとなりました。
今後もディスプレイのコスト低減により次々と大型ディスプレイが採用されそうですから、レクサスブランド車も、他のラグジュアリーブランドのように、「ツインディスプレイ」や「異型ワイドモニター」などの上位ブランドとしての装備強化が望まれます。
しかも、エアコンダイヤル調整ノブのデザインもほとんど同じというのがなんとも・・・
こういう、見た目がほとんど同じパーツを共用するのはブランドの差別化としてどうなんでしょうか?
■マルチカラー(64色)LEDルーフカラーイルミネーション (P21)
ついにレクサスと同じ64色のアンビエントイルミネーションを装備!
想定されていたことではありますが、これを皮切りにトヨタブランドでも次々と採用が進みそうですね。
ただし現時点ではルーフ部分の採用にとどまっています。
■14インチリヤシートエンターテインメントシステム (P21)
レクサス車を上回る大画面の14インチを採用
いっぽう、新型レクサス「RX」では「リヤエンターテイメントシステム」が廃止になりましたので、レクサス車での採用は「LS」、「LX」そして次期「LM」のみとなっています。
■後席用パワーサイドサンシェード (P22)
これはすごい!
上部からサンシェードを下ろすタイプで、新幹線など電車でもおなじみですが、電動操作もできるのがいいですね!
機構上、スライドドア車ではないと成り立たないものと思いますが、このような装備を惜しげもなく採用するのは素晴らしいですね。
■プレミアムナッパ本革 (P24)
上質な本革、プレミアムナッパがExecutive Loungeで採用。
通常の「Z」グレードは合成皮革シートですが、上質な肌触りのプレミアムナッパを採用するのはレクサス顔負けと言えますね。
レクサス車では、上級車には、セミアニリン本革、Lアニリン本革を採用して、やわらかく、風合い重視の表皮仕上げとしていますね。
■リヤマルチオペレーションパネル (P25)
レクサスLMでお披露目されていたスマホライクな見た目のマルチオペレーションパネルがなんと新型アルファード/ヴェルファイアのExecutive Loungeで採用!これには驚きました・・・
レクサスでは「LS」、「LX」で後席にマルチオペレーションパネルを備えますが、このような着脱式のパーソナルタイプの方が利便性が高そうですし、先進性もありますね。これはぜひ今後のレクサス車にも期待したいところですね。
■PVMの自動表示地点登録機能 (P44)
地味に便利そうなのが、パノラミックビューモニターを指定した地点で自動的に表示させる機能。
PVMをボタンでいちいち表示するのは面倒、一方で、停止ごとに自動的にPVMに切り替わる「オート表示機能」はうざったい、という方も多いのではと思いますが、今回、指定した地点に到達した時点で自動的にPVMを表示する、大変便利な機能が新型アルファード/ヴェルファイアで初登場しています。
さて、ざっとあげてみましたが、それでは、数少ないレクサスブランド車の装備は何か、ざっと列挙してみたいと思います。
■e-ラッチ
新型NX以降順次採用されている、電磁式のドアロックシステム「e-ラッチ」はレクサス独自装備となっています。
もう少しe-ラッチに電動感があればより差別化が図られると思うのですが。
■ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム
意外なことに、新型アルファード/ヴェルファイアでは、より高精度なハイビームシステムである、「ブレードスキャン式AHS」の採用は見送られました。
■助手席 シートポジションメモリ
レクサス車でも採用されている車種は少ないですが、助手席のシートポジションメモリはトヨタブランドではほぼ採用されていません。
■助手席 8way(多機能)パワーシート
地味ですが、8wayもの可変できるのはレクサス車の特徴。
新型アルファード/ヴェルファイアでも助手席のパワーシートは4wayにとどまっています。
■本木目素材
本杢目、本アルミ、電動工芸品(ガラス、プラチナ箔)などの高価な素材をインテリアパネルに使用
ただし、今はサスティナブルな素材も求められていますので難しいところです。
■豊富なインテリアカラー/オーナメントパネル
トヨタブランド車ではインテリアカラーは1〜2色程度の選択肢しかありませんが、レクサス車では様々なカラーから選択できるのが魅力です。
(とはいえ、最近はレクサス車でもカラーやオーナメントパネルの選択肢は縮小傾向にありますが・・・)
■マークレビンソンリファレンスサウンド
トヨタブランドでも「JBL」を採用していますが、採用されているスピーカー数では絶対的な違いがありますね。
20以上のスピーカーで構成する、マークレビンソンプレミアムサウンドシステムの中でも上級な「リファレンス」の名前を冠するのはレクサスの特徴。
■大口径ブレーキ&ブレーキキャリパ
トヨタブランド車よりも大型のブレーキシステムを備えるのはレクサス車の特徴といえます。
とはいえ、トヨタブランドには「GR」ブランドもあるので、いちがいには言えませんが・・・
■レクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)
後輪操舵(DRS)とギヤ比可変ステアリング[VGRS]、電動パワー ステアリング[EPS]を統合制御するシステム。
レクサスでは、LS、LCそしてRC350のみの採用となり、電動化時代到来とともに姿を消しそうではありますが「走りの気持ちよさ」の点ではとても魅力的なシステム。
新型クラウンクロスオーバーに後輪操舵(DRS)が採用されたので、レクサスだけの装備とはいえなくなりましたが、統合制御という意味ではLEXUSのシステムの方がより高度なのでしょう・・・
あらためてチェックしてみると、ホントレクサス独自の機能や装備というのが減ってきましたね。
特に、「マルチメディア」や「快適装備」など、従来のレクサスが得意としてきた分野での差別化がほとんどなくなってきました。
ここ数年でレクサス車の装備レベルはあまり変化がないのですが、トヨタブランドが急速に装備レベルをあげてきているので、レクサス車ならではのパッとみてわかる装備は本当に少なくなりました。
車両価格が高いので、「走りの面」の装備や「見えない部分」でのコストをかけられるので絶対的な差があるのはわかりますが、「見た目」での差別化というのがもう少しあるとレクサスオーナーの方の満足度も高まると思うのですが、それほど新型アルファード/ヴェルファイヤが魅力的ということなのかと思います。
2023年06月24日
一気にレクサス車の納期が正常化?「LC500/LC500h」2024年モデル契約例!
https://lexus.jp/news/info/delivery/
レクサスといえば新型「NX」や「LX」の深刻な納期遅延に始まり、2022年9月頃からは実質オーダーストップ状態でしたが、2023年明けから徐々に回復、そしてついに4月22日時点では、多くのモデルで納期が「3〜4ヶ月程度」とほぼ正常化しているようです。
とくに発表されたばかりの「RZ450e」でも「約3.0〜3.5ヶ月」となっているのは驚きです。
さて、先日新型「LM」に「6人乗り、7人乗り仕様の3列シート車」が設定されたことにより、当面3列シートSUVモデルのレクサス「TX」の日本発売はないと考えられます。よって、2023年度の今後は、既存モデルの「年次改良」と、レクサス最小SUVといわれる「BX」の発表に注目です。
(* レクサスグローバルニュースルーム LEXUS、新型「LM」を世界初公開 より)
まず、先陣を切って2023年6月には年次改良モデル(2024年モデル)が発表されると予想されるのがフラッグシップクーペのレクサス「LC」です。
LCは 2017年3月に発表、2020年6月には実質的には「LC500 Convertible」の発表とあわせ、足回りを中心とした軽量化をはじめ、マイナーチェンジといってよい大きな改良が行われ、さらに3年後の2023年6月、デビューから6年目を迎える「LC」はまさかの「新マルチメディアシステムの採用」(およびリモートタッチパッドの廃止)やボディ剛性や乗り心地等の改良など、実質的に2回目のマイナーチェンジを迎えることとなりそうです。
なお、現時点では日本市場には、欧州で発表された「LC」スペシャルエディションの情報はないようです。
ただし、2020年の特別仕様車「AVIATION」のように2020年初夏に年次改して、その後の秋頃に登場する可能性はあるかもしれませんね・・・(とはいえ、結局「HOKKAIDO EDITION」は日本未発売でしたね・・・)
レクサス欧州市場では、いち早く2024年モデルの概要を公開しています。
( ※レクサスヨーロッパニュースルームより )
まだまだ詳細は不明ですが、リモートタッチパッドの換装部の画像が公開されています。
LCの特徴でもある、センターコンソール前方のマルチメディア操作用のダイヤル、ノブ類は無事に残ったことは素直に喜ばしい限りです。
他のモデル(ES、UX、LS等)では、センターコンソールパネルの一等地にシートヒーター類の四角形のスイッチが無残に埋め込まれましたが、LCではその反省をいかしたのでしょうか、しっかり新規にデザインされていて違和感を最小限に抑えてきたのは素直に評価したいと思います。
( ※レクサスヨーロッパニュースルームより )
しかし、アナログクロックと、助手席前のイルミネーションがなくなるのは痛いです・・・
代わりに合成皮革で隙間を埋めるようですが、イルミだけでもなんとか移植できないものでしょうか。
LCコンセプトモデルにあったように、助手席前モニターを設置するなどのインパクトが欲しかったところですが、これは次世代モデルまでおあずけでしょうか?
(* レクサスグローバルニュースルームLC 広報資料 より)
すでに当ブログでも「LC/2024年モデル」のご契約コメントをいただいておりますが、 すでに先行受注が開始されております 。
冒頭の工場出荷目処一覧では「約3.0ヶ月〜4.5ヶ月」での出荷とのことですから、通常のスケジュールに戻りつつあります。
ただし、販売店毎に受注枠があると思われますので、気になる方は早めにレクサス販売店にアクセスをお勧めします。
・・・というわけで、当方もLEXUS LC「2024年モデル」のオーダーを完了しておりますので情報共有させていただきます。当方の契約情報は以下の通りです。
■車種:LC500
→前回は世界初"マルチステージハイブリッド"を搭載した「LC500h」でしたが、今回は天然記念物もの(?)のV8自然吸気エンジンの「LC500」をチョイスしました。
車両価格は「330,000円」のアップで14,830,000円となっています。2017年3月に発売された初年度モデルとの比較では830,000円のアップとなっています。
なお、「LC500 Convertible」のリセールは現状ではかなり高いようですが、クーペの方は5年後には「半額」は覚悟しておく必要がありそうです。しかし、このクラスのクーペとしてはかなりリセールヴァリューは高い方ではないかと思います。
( ※レクサスヨーロッパニュースルームより )
■グレード:”S Package”
→前回は「ホワイト内装」(ブリージーブルー)を選択するために”L Package"としましたが、今回はどのグレードでも「ブルー&ホワイト」内装が選択できるため、よりスポーティグレードの”S Package"を選択しました。
レクサスでは搭載車種が少なくなった後輪操舵の「LDH」(レクサスダイナミックハンドリングシステム)を搭載する唯一のグレードです。
(* レクサス公式webサイトLC より)
■エクステリアカラー:「ホワイトノーヴァガラスフレーク<083>
→今までホワイト系しか購入したことがありませんが、今回もホワイトで。
しかし、「ホワイトノーヴァガラスフレーク」が登場して10年超となりますので、そろそろ、新しいホワイト系ボディカラーの登場に期待したいです。
(* レクサス公式webサイトLC より)
■インテリアカラー:「ブルー&ホワイト」
→2024年モデルからクーペに「ブルー&ホワイト」が設定されたのが最大の購入の決め手です。「ブリージーブルー内装」が廃盤となったためホワイト系シートの設定を待ち望んでいました。
ただし、シート素材は「セミアニリン本革」で、アルカンターラは使用されていない模様。(リヤ席のシート素材がどうなるのかは情報がありません)
なお、シートはすべてホワイトではなく、サイド部分(座面の土手の部分)などにブルーが入りますので汚れにも配慮されているようです。
(* レクサス公式webサイトLC より)
なお、個性的で趣味嗜好性の強いLCにおいてはインテリアカラーは重要であり、個人的には「オレンジ×ブラック」は残しても良かったのではと思いますが
2024年モデルでは廃止となります。これは残念です。
(* レクサス公式webサイトLC より)
【メーカーオプション】
■21インチ鍛造アルミホイール(3D切削光輝+スーパーグロスメタリック)【110,000円】
→”3D切削加工”を施した新デザインの鍛造アルミホイール。
画像はディーラーオプションとして2024年モデルでも継続設定される、「HOKKAIDO EDITION」で設定されたDOPホイールで、個人的にはこれが一番好みなので、ディーラーオプションではなく、メーカーオプションとして選べればいいのに・・・と思います。
(* レクサス公式webサイトLC DOPカタログ より)
なお、”AVIATION"でお披露目された5本スポークタイプは「マットブラック」となりディーラーオプションとして新設定される見込み。
こちらもできればメーカーオプションで選択したいですよね〜
(* レクサス公式webサイトLC DOPカタログ より)
メーカーオプションを選択しない場合の通常仕様のホイールも「21インチ鍛造アルミホイール」となり、現行モデルとデザインは全く同じです。
ただ、塗装とポリッシュ加工部分に変更があり、現行モデルのブラック部分がシルバー、シルバー部分がブラックと2024年モデルは「色替え」となり、印象がかなり変わりそうです。
■21インチランフラットタイヤ 【22,000円】
→乗り心地のさらなる改善のためか、2023年モデルから徐々に「脱ランフラットタイヤ」の選択肢が増えていますが、LCにおいても「ノーマルタイヤ」を標準装備とし、ランフラットタイヤは逆に「メーカーオプション」化へ。
LSとLCはもともとランフラットタイヤが標準装備だったのに、2024年モデルからはランフラットタイヤを選択すると「21,000円」価格アップするのは悩ましいところです。
なお、ノーマルタイヤを選択すると「パンク修理キット」が付属しますが、LCの場合はトランク床下に収納スペースがないため、ラゲージ内にパンク修理キットを設置するため、ただでさえ狭いラゲージスペースが若干ですが狭くなるので、ラゲージスペースを少しでも稼ぎたい方は引き続きランフラットタイヤを選択される方が良いかもしれません。
■オレンジブレーキキャリパー 【44,000円】
→LCでは引き続き、全グレードで選択可能。
ただし、レクサスのオレンジブレーキキャリパーは採用車種が増えて目新しさが薄れたので、LC関しては「RCF」のように、オレンジ以外のカラーも選択できればと思います。
■カラーヘッドアップディスプレイ【88,000円】
→第4世代レクサス(新型NX以降)では、ほぼ標準化されたヘッドアッディスプレイですが、「ES」や「LC」においては、価格も旧モデルと同様、高めですし、画面サイズもそれほど大型ではありませんのでコストパフォーマンスはあまり良くないかもしれませんが、視認性もよく、欠かせない装備です。そろそろ標準装備にしてくれてもよいのでは・・・
■寒冷地仕様 【17,600円】
→毎回装備するようにしています。リアフォグランプが追加されるのが外観での差別化ポイントです。
■ディーラーオプション:現時点ではなし(後日、新設定されるセキュリティホイールロックボルトと、ドアエッジモールは装着予定)
なお、毎度のこと、「マークレビンソン リファレンスサラウンドサウンドシステム」は今回も予算的に断念です。実は今までのレクサス車では一度も装着したことがありません・・・LC標準オーディオでも十分な音質を保っており、特段不満もありませんでしたし、今回標準スピーカーにも多少手が入っているようですし、「マークレビンソン」を選択した場合の納期遅延の可能性もありますので・・・
納車目処は7月〜8月頃かと思いますが、納車されましたら、後期LCについてもレビューさせていただきたいと思います。
2023年06月14日
ついに日本初導入!レクサス「LM」(LM500h/LM350h)
2代目となる「LM」は日本導入が濃厚と噂されていましたが、2023年秋には日本市場でも発売されることもアナウンスされたのは大きな話題です。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39084487.html
エクステリアデザインでももっとも注目のフロントグリルは、レクサス「RZ」「RX」から受け継ぐ、「スピンドルボディ」を採用。
懸念されたヘッドライトですが、「3眼フルLEDヘッドランプ」が継続採用されたのは一安心。(今の所「RZ」のみが単眼LEDヘッドランプを採用)
当ブログでは、日本市場ではトップグレードの「LM500h」のみの設定を予想していましたが、通常モデルの2.5LHEV車「LM350h」も設定されることがアナウンスされました。
「LM500h」は4人乗り仕様専用かつ、RX500hでも設定された新パワートレーン(2.4Lターボエンジン+eAxle)を持つラグジュアリータイプで、2000万円級の価格が予想されますが、2.5LHEVモデルであれば、1200万円前後の価格でも発売されそうですし、個人ユーザーでもなんとか手の届く範囲になると考えられますが、「アルファード/ヴェルファイア」の最上位グレードと比較されることも懸念されるところです。
すでにモータージャーナリストのレポートが公開されていますが、公開された画像から気づいた点をピックアップしてみたいと思います。
写真はトヨタ自動車のニュースリリース「LEXUS、新型「LM」を世界初公開」より引用使用しています。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39084487.html
▼新デザインのLEDヘッドランプ
「RZ」では単眼仕様のみの設定でしたので、今回の「LM」で3眼の採用に歓喜した方も多いのではないでしょうか?
ただし、ニュースリリースに記載がないので、新たなヘッドランプの技術導入の仕組みはなさそうです。そろそろヘッドランプにもブレークスルーが欲しいところですが・・・ブレードスキャン式かどうかはわかりません。
▼ド派手なテールランプ
ハイマウントストップランプを廃止したのか、リヤゲート先端部分に一文字タイプのストップランプを移設。
「L E X U S」ロゴを挟むように、ランプを配置しているのはなかなかのインパクトです。
▼ツインガラスルーフ
レクサスSUVで人気の広大なパノラマガラスルーフに変わり、左右に分割された巨大なムーンルーフを装備。
ただし、もう少し前後方向に大きければ・・・という印象です。
左右に分割されているのも珍しいデザインですが、センター部に巨大な本木目パネルと操作スイッチ類があるのでやむなしでしょうか。
▼ついに、運転席にはフル液晶メーター採用
トヨタブランドではすでに採用されていましたが、ついに、運転席のスピードメーター画面表示に「12.3インチTFT液晶メーター」を採用。
投入が遅れた分、レクサスらしいデザインに仕上がっていればいいのですが・・・続報に期待です。
▼eラッチ+イージークローザー採用!
ついに併用された、フロンドアのイージークローザー!
eラッチとの併存は難しいのでは?とも噂されていましたがしっかり搭載してくれました。
スマートに開閉できますので、今後RXにもぜひ採用してほしいですよね。
▼冷蔵庫も!ラグジュアリーな4人乗り仕様
現行LMにも備わっているワインボトルが収納できるサイズのクーラーボックスですが、その隣にはかばんも入るサイズの大型グローブボックスをセカンドシート左右に備えています。そして、巨大なモニタですが、2人で同時に使用することも想定しているのか、家庭のTVサイズではなく、かなり横長の48インチモニタとなっています。左右それぞれに別々の画像を表示できたりするのでしょうか?
▼収納もバッチリ、ラグジュアリーな4人乗り仕様
セカンドシートのセンターコンソール下には、小物入れと、大型のボックスが。
画像ではウェアラブルデバイスやブランケットが格納されていることが確認できます。
▼4人乗り使用には、アンブレラホルダーまで!
なにげに嬉しい傘建てが(笑) また、大型モニタサイドにある「LEXUSロゴも」なかなか主張していますね。
このロゴはまだまだ継続採用されるんですね。
▼マークレビンソン3Dリファレンスサラウンドサウンドシステム
「L」シリーズに備わるリファレンスサウンド・システム。
見た目は特に変わらないのでしょうが、4人乗りの「LM500h」には標準装備されているのかもしれませんね。
4人乗りでは23ものスピーカー、それ以外でも21のスピーカーを備えるようです。
▼シフトノブ&ドリンクホルダー
既視感あるシフトノブ周りは、第4世代レクサスと共通。
シフト周りは合成皮革と思われる上質なレザー巻きとなっているのはさすがですが、「NX、RX」とあまりかわらないデザインは賛否ありそうです。
シフトノブの形状ぐらいは変更しても良かったのでは、と感じました。
また、「ドリンクホルダー」に関しても、ほぼ「NX」「RX」「RZ」と同様で、むき出しの縦並びタイプ。
▼包まれ感のある助手席
パワーウィンドウスイッチパネルは簡素なデザインですが、包まれ感のある助手席は大部分が本木目インテリアパネルと、レザー巻で包まれており、うまく演出していると思います。ゴールドのパイピング(?)はちょっとトヨタブランドっぽさもありますが、よいアクセントになっていると思います。
でも、これだけのすっきりした面積があるなら、助手席前には、モニターが1枚欲しいところですかね・・・?
▼本木目オーバーヘッドコンソール
ラグジュアリー感が一気に増す、本木目(ヘリンボーン柄)のオーバーヘッドコンソールを採用し、まさに「L」シリーズの風格。
これは4人のり仕様だけでなく、6//7人乗り仕様の「LM350h」にも採用されているようですから、車格の高さを感じさせられます。
また、天井の素材には上質な「ウルトラスエード」(またはアルカンターラ)を使用しているようで、かなりコストがかかっている印象です。
▼センターコンソール後部小物入れ(6/7人乗り仕様)
センターコンソール後部にはペットボトルも入る大型のBOXの上に、蓋付きの小物入れ(マルチメディア端子?)も。
▼セカンドシート用リモートコントローラー
スマートフォンサイズの「液晶リモートコントローラ」を採用!
従来でも「LS」や「LX」で液晶タイプのリヤコントロールシステムが備わっていましたが、BMWブランドのように、「取り外し」ができるシステムに変更されています。(故障は心配ですが・・・)
▼6人乗り仕様のセカンドシート
6人乗り仕様(LM350h?)においても、セカンドシート用のリモコンや豪華なシート調整スイッチがあるなど、ラグジュアリー感があります。
また、待望の「アームレスト/オットマンヒーター」もレクサスとして初設定されています。これは嬉しいですよね!
▼収納もたっぷり、6人乗り仕様のセカンドシート
ドリンクホルダーがどこにあるのかな・・・と思いきや、内側部分にありました。
また、充電用の「USB Type-C」端子も見られます。
ただし、セカンドシート以降は、本木目の加飾パネルはないのですね・・・「アルファード/ヴェルファイア」の最上位グレードとの違いも気になるところです。
▼6人乗り仕様のサードシート
「LM」とはいえ、3列シートは結構簡素な構造。
てっきり、ドアトリム周りの加飾があると思いきや、インテリアカラーと統一で、特にレザー巻きや加飾パネルがあるわけでもなく、樹脂仕上げの部分が目立ちます。さすがにシート素材は上質そうですが、樹脂パネル周りは特段高級感が感じられる仕様にはなっていません。
▼後席フットライト
「RZ」で採用された、グラフィック機能をもたせた「陰影LEDイルミ」フットランプを採用。
天井からの間接照明の照度も上がっているように見えますので、ついにレクサスもインテリアイルミネーションの重要性を認識したと思われます。あとはDレンジでどこまで減光するのか?(笑)
▼ホイール&レクサスロゴ入りブレーキキャリパー
驚いたのは、ブレーキキャリパーがしっかり「LEXUSロゴ」入りの塗装仕上げであったことです。
「LM500h」のみかもしれませんが、これは嬉しいですね!17インチ、19インチどちらも「LEXUSロゴ入り」というのもいい感じです。
最大サイズが19インチという点からもかなり乗り心地や快適性を重視していることが伺えます。
▼ボディカラー
ボディカラーは、定番カラーのみかと思いきや、なかなかのレアカラー「ソニックアゲート」を設定。
今までは「LS」のみに設定されているもので、今後「Lシリーズ」専用カラーとして展開されるでしょうか?
▼インテリアカラー
インテリアカラーとしては、「ソリスホワイト」、「ブラック」が公開されています。
その他人気の「へーゼル」の設定にも期待がかかります。ここ最近減少傾向にある「インテリアパネル」の種類もぜひ複数から選択できるようにしてほしいものです。
新型アルファード/ヴェルファイアに先行し、ついに公開された新型「LM」。
ただし、2023年秋に先行発売されるのは4人乗り仕様の「LM500h」ということで、これは完全にVIP(法人)用途ですからドライバーカーやファミリーカー用途ではありませんので価格面でもそうですが、リセールバリューも未知数ですし、ユーザーを選びそうですね。
とはいえ人気のミニバンの最上級仕様ということで当然に「抽選販売」となり長い納車待ちが生じるのも確実でしょうから、購入意思のある方はちょくちょくレクサス販売店にアクセスしておくのが良さそうです。
現時点ではまだ詳細な仕様は不明ですが、従来「LS」が担ってきたショーファーカー的な部分は「LM」に受け継がれることになりそうです。
「LS」はドライバーズカーの道を行くのか、それともセダンにこだわらないスタイルで存続をするのか・・・
電動化時代に進んでいる真っ只中、4気筒、6気筒、8気筒といったエンジンの気筒数はすでに指標にならなくなっていますので、今後のラグジュアリーセダンの行方にも注目です。
2023年06月11日
新型レクサス「RX500h」、増産により順番が回ってきましたが・・・
人気のSUV、レクサスNXでは、納車までに1年超〜1年半という方が多い中、新型RXは実質的に1月発売として7か月待ちで納車とは結構早い印象です。
レクサス「RX500h」に関しては、増産されたこともあるようですが、どうやら全国的にキャンセルが結構出ているようで(特に新規枠オーナー枠)、昨今の中古車市場暴落(元に戻っただけとも言います)による転売益目的の方がキャンセルしているのも理由のようです。
もともとの価格が結構高いというのも理由かもしれませんね。
ただし、7月生産、8月納車枠については、以下のメーカーオプションが選択不可でした。
・マークレビンソンプレミアムサラウンドシステム
・デジタルキー
当初は、「マークレビンソン」と「オレンジキャリパーが 」が不足しているとのことでしたが、現在はキャリパーは問題なく、「デジタルキー」が選択不可になっているとのことでした。
ただ、デジタルキーに関しては便利ではあるものの、スマートキーの機能をすべて網羅しているわけではないことと、「NX」でちょっと不可解な話(不具合?)も聞きますので、33,000円を支払う価値があるのかは微妙なところですね。
そんなこんなでまったく予想していなかった「RX500h」ですが、今回は「パス」しました。
といっても、完全にキャンセルではなく、また次のタイミングでお声をかけてもらうようにしました。
その理由は・・・
1)4月に引っ越しして住環境が変わったこと
→仕事で車を使う機会が増えたのでより大型の「RX」サイズが適しているかまだ不安のため。
2)当初予想と異なりRX500hの燃費があまり期待できない (ほとんどEV走行ができない)
→納車された方のレビューを見ると、HEVというよりガソリンモデルに近い印象です。
「RX450h+」や2024年モデルとして新設定が期待できるHEVモデルの「RX350h」の方が自分に合っている感じがします。
アクセルオフでEVモードになかなか入らないのもちょっと想定外でしたね・・・
3)2023年「秋」にも年次改良がおこなわれる可能性が高い
→「RX350h」の追加設定に加え、初期モデルの不満点の改善や、内装のカラーバリエーションや仕様にも変更の可能性があります。
個人的には、今の内装カラーはあまり好みではないのもあります。(インテリアで黒以外の部分がもう少し増えればいいのですが・・・また、ホワイト系が”F SPORT”にないのはやはり残念)
4)実は違う車をすでに1台契約してしまった
→まさか「RX500h」がこんな早く回ってくるとは・・・
というわけで、2024年モデルの「RX」の仕様が分かり次第検討したいなぁと思います。
自分には「NX」サイズがちょうど良いなぁと感じますので、もう少し「NX」と楽しみたいという思いの方が強いですね。(それだけ良い車ということですね!)
2023年06月10日
新型レクサス「RZ」(RZ450e)ついに発表!機能詳細カタログも要チェック!
海外から遅れること数ヶ月、2023年3月30日、ついに発表となりました。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/38935061.html
価格については、以前当ブログでも予想していましたが、「880万円」("version.L")と、予想の範疇の水準となりました。
まさにココしかない!という価格設定は実に「妥当」と思いますし、高すぎることも安すぎることもない価格でした。
▼新型レクサス「RZ」(RZ450e)まもなく発売か?気になる価格を予想してみる!(2023/3/21)
http://www.namaxchang.com/article/498672084.html
新型「RZ450e」の仕様はニュースリリースや各種メディアで報じられているとおりですが、日本仕様は生産効率の面もあるのでしょう、"version.L"の1グレードでスタート(ただし"version.L"以外の他のグレードがあることは「説明書」で示唆されています)。
そして、噂通り500台限定の特別仕様車「 First edition」 も「940万円」と、ベース車両の"version.L"よりも「+600,000円」の価格設定。
ただし、こちらは税抜きの車両価格が「840万円」(税込みでは924万円)を超えるため、 BEV補助金が満額ではなく、「80%」の水準と減額支給 となることに注意です。
補助金の関係もあるので、「924万円(税込み)」に収まるよう、(パノラマルーフをオプション化するなどして)もう少し割安に設定してほしかったところです。
ファーストエディションの生産が先行して行われると思われますので、いち早く納車できるというプレミアムが価格に反映されていると思われます。
ただし、「ブラック×オラージュ」の内装はファーストエディションのみですし、なかなかよい配色と思いますので、インテリアカラーが気に入ればよい選択肢と思います。
追加装備は以下の通り、当方予想では合計で約「401,500円」です。
専用のインテリアカラーとオーナメント、1stEdition専用プレートで「約200,000」ということになりそうですから、かなり割高のイメージです。
ホイールに関しては、「ブラック塗装」も「ダークメタリック塗装」もコストはかわらないでしょうから、価格は「11,000円」で計算していますが、かなり割高なので、補助金が満額受給できる「924万円」は到達できたのでは?とも思うのですが・・・
優先して手に入る「プレミアム感」を価格に反映した、ということでしょうか?
・専用インテリアカラー (価格不明)
・専用ステアリングオーナメント(価格不明)
・専用プレート(価格不明)
・専用ブラック塗装20インチホイール(約11,000円)
・Advanced Park (約44,000円)
・ドライブレコーダー (約42,900円)
・デジタルインナーミラー (約44,000円)
・デジタルキー (約33,000円)
・おくだけ充電 (約13,200円)
・パノラマルーフ(約181,500円)
・寒冷地仕様 (約31,900円)
合計 約401,500円 ※( )内は予想価格
なにか漏れているものがあるのではと?と思うぐらい、ベース車両("version.L")との価格差(約600,000円)に満たない装備が気になります・・・
さて、今回、当ブログおなじみの「車両詳細カタログ」での各ポイントを解説してみたいと思います。
「RZ」の簡易カタログではわからない部分のチェックポイントとなれば幸いです。
以下、画像はレクサス公式webサイト「機能詳細カタログ」からの引用です
https://lexus.jp/models/rz/pdf/rz_catalog.pdf
■P05/想像以上のボディ剛性強化
外観からはかつての「HS250h」を想像させるおとなしめのイメージですが、BEVと「bZ4X/ソルテラ」を上回る高出力モーターにより、0-100km加速は「5.0秒」前後を記録するもようで、この数値は「NX450h+」や「RX500h」を上回り、レクサスSUVでは最速となります。
また、BEVではわずかな振動も不快に感じることも多いので、上質な乗り心地を実現するために、想像以上のボディ剛性や操舵安定性を出すためのアイテムが装備されています。
とくに、20インチ仕様の場合は、前後に「パフォーマンスダンパー」が合計3本もインストールされているのには驚きです。
■P06/新型サスペンション採用
RZには、減衰力可変ダンパーは準備していませんが、路面入力の周波数に応じて減衰力を可変する「周波数感応ピストンFRD?U」を採用。
おそらくZFザックス社がサプライヤーで、かつてC-HRに採用済のものの最新型ではないかと思われますが、すでにレクサスブランドで採用実績のある「スウィングバルブショックアブソーバー」ではないことには注目です。
■P07/新採用のSiC素子 高効率インバーター採用
bZ4X/ソルテラとのBEV構造の違いといえば「シリコンカーバイド(SiC)」を使用したこの高効率インバーターがあげられるようです。
カタログスペック上の後続可能距離は十分ですが、果たして実際の日常使用領域での後続可能距離が気になるところです。
■P10/新採用のフード開口全周シール
空力性能をあげるため、ボンネット内にフードシールを設置し、吹き出す空気を抑制したとのこと。
既存の車両(NX、RX等)にも使える技術なのか、ぜひ実物でチェックしたいところです。
■P13/驚きの航続可能距離!
事前情報では「約450km」でしたが、カタログスペック上の航続可能距離は一気に494km(20インチホイール)、および534km(18インチホイール)となったことには驚きました。
もっとも、一部メディアでの情報にもあるように、兄弟車の「bZ4X」では寒いときや高速走行では電費性能が今一つのようで、実際は300kmほどしか走行できないという事例もあるようで、カタログスペックとの格差が懸念されます。
また、海外市場でのニュースリリースにあったように、航続可能距離が「0km」となったあとの走行可能距離も含めた数値なのかどうかというとことも気になるところです。多くの方は走行可能距離が「0km」近くなった場合はそれ以上の走行は想定していないでしょうから・・・
しかし、ホイールサイズで「約40km」も変更があるのが凄いですね・・・軽量鍛造ホイールに換装した場合はどのようになるかも気になるところ。
■P24/レクサス初、発光エンブレム
カスタマイズでも大流行しそうな「発光エンブレム」。これは流用が流行りそうですね!
そして、単眼でもアダプティブハイビーム機能が実現できるため、ついに単眼仕様となったことは、賛否が分かれそうです。
(一方で、オプションとなった場合のコスト削減も期待できますが・・・)
コーナリングランプの位置がちょっと違和感あることも含め、「レクサスらしさ」が失われたように思いますので、市場の意見を踏まえ将来的な継続採用要否が決まりそうですね。
■P26/3種類のホイールデザイン
海外市場とは異なり日本では当面1グレード展開ですのでホイールの選択肢が3つあるのは嬉しいところ。
18インチホイールを選択した場合は、「▲90,000円」のレスオプション扱いとなり、航続可能距離がカタログスペック上、「約40km」伸びるのは大きなポイント。年間走行距離が多い方はタイヤの交換費用も考えると18インチ仕様の需要も高そうです。
20インチ仕様はどちらもデザイン自体は同じで、塗装と表面仕上の違いです。切削光輝タイプが標準で、こちらのほうがワイド感ありそうで人気があるのではと思いますが・・・ダークプレミアムメタリック塗装の方は「11,000円」のオプションなので迷う方も多そうです。
■P29/スピードメーターは平凡か
スピードメーターは既報通り、まだレクサス専用のデザインが開発できないのか「NX、RX」と同じく7インチの液晶メーターを採用。
充電残量はガソリンをイメージした表示残量と細かいメモリが入っていますが、かなり評判の悪い「%表示」の実装は間に合わなかったようです。
走行の仕方で航続可能距離が大きく変わるBEVにおいては、電池残量の「%表示」が必須とも言われていますが、なぜ未だに実装しないのかは不思議ですし、ドライバーの好みに応じて表示を切り替えるだけでも良いように思うのですが、何らかの「哲学」があるのでしょうか?
■P34/レクサス初のセンターコンソール形状
「RZ」では、他のブランドのBEVと同様、サスティナブルな素材を使用しているためでしょうが、本革や本木目素材は不使用。
代わりに、質感の高そうなフィルム素材をセンターコンソール加飾に使用。トヨタブランドとの違いがどのあたりにあるのかは実際の質感で確認してみたいですね。
また、センターコンソール下収納は正式に「ウルトラスエード」のマットを使用していることが明らかになりました。照明もついていますし、質感の高さが感じられますね。そしてさり気なく、助手席側にあるはずの「グローブボックス」が廃止されたことにも言及されています。
■P36/話題のパノラマルーフは2タイプから選択!
開放感あるパノラマルーフは他のモデルよりも大型となっているほか、遮熱効果のある「Low-Eコート」を採用。
なお、パノラマルーフは「調光機能あり/なし」の2タイプを設定。調光機能なしは「165,000円」、ありは「245,000円」とその差額は「80,000円」となります。
ただし、海外市場と同様、「調光機能ありのパノラマルーフ」と「デジタルインナーミラー」の組み合わせはできないことに注意です。
シェードがないため、駐車環境や使用環境によっては、ディーラーオプション品の「シェード」を購入する必要があることには注意です。
■P37/シートは1形状、「ウルトラスエード」表皮のみ
日本市場では当面1グレード展開のため、最上級の「ウルトラスエード」仕様のみとなります。
海外では「ファブリック」、「L-tex(合成皮革)」仕様もありますので、日本で”標準”仕様が設定された場合は、どちらが採用されるのか気になるところです。
また既報通り現状では”F SPORT”は存在しないので、シート形状も1種類のみとなります。
■P38/ついに採用「HDMI」端子!
ここ最近ディーラーオプション専用品で取り付け工賃が高額となっていた「HDMI端子」がついに正式採用されました。
後席シートヒータースイッチもありますが、「RX」とは異なりリヤのシートベンチレーション機能はなし。装備は「NX」に準じたものとなっています。
■P39/ドアトリムポケットは照明付き
一見「NX」と区別が付きませんが、ドアスイッチは「RX」で採用された新加飾に変更。
そしてうれしいことにドアトリムポケットにはフロントおよびリヤ側にマルチカラーの照明がついています。
■P42/インテリアイルミパッケージは「マルチカラー」対応
新型「NX」、「LX」、「RX」に続き、64色のマルチカラー対応のインテリアイルミを装備。
果たして薄暗いときでも視認できるのか注目です。そして、「Dレンジでの減光処理」がどうなっているかにも注目です。そろそろ設定画面から「減光有無」の切り替えを選択させてほしいところではありますが。
なお、具体的な照明の点灯箇所については、「RZ 車両説明書」でも明らかになっています。
ここで判明したのは、「グレード、オプションなどにより装備の有無がある」との記述があるとのことで、後日日本市場でも「"version.L"以外」のグレード(”標準”または”version.C”または”I Package"でしょう)があることが示唆されていることにも注目です。
*RZ「車両説明書」P227より
■P44〜73/先進安全装備は「RX」と同機能を搭載!
新型「RX」と同機能を搭載しているため、プロアクティブドライビング・アシスト[PDA]は第2世代目へアップデート。
また、渋滞時支援機能付きの「Lexus Teammate Advanced Drive」やあおり運転時のドライブレコーダーへの自動録画機能・ヘルプネットへの通報機能もそなえるなど、現在の日本車においてもっとも充実した安全装備を備えているといえるでしょう。
■P76/マークレビンソンは「見た目」がちょっと物足りない?
マークレビンソンオーディオを装備しても変更点はほとんどなく、ダッシュボード左右のスピーカーグリルにロゴのバッヂが備わる程度で見た目の変化がほとんどないのは残念です・・・スピーカー数で音質が決まるわけではないことは理解していますが、標準10スピーカー → 13スピーカー とそれほどの違いがないのも物足りなさを感じます。
とはいえ、室内が静かな「BEV」ですから、少しでもよい音質で聴きたい方は要チェックですね!
「IS/RC」のようなオーディオ部分への加飾や「NX/ES/LS/LX」のような専用スピーカーグリルの採用など、もう少し「見た目」の変化がほしかったところです。
■P80/ドライブモードセレクトに「Range」追加
BEVならではの機能ということで、速度や駆動力を制限して航続可能距離を伸ばすためのモードを設置。これはいざというときなかなかうれしい機能ですね。(この場合は「RZらしさ」は失われるのでしょうけど・・・)
なお、減衰力可変ダンパーを備えていないため、「COMFORT」モードは存在しないようです。
■P81/USBは「Type-C」に統一
マルチメディア端子もついに「Type-C」に統一です。電力消費量の多いマルチメディア機器でも対応できるのは嬉しいところ。一方、「Type-A」のマルチメディアを装備する際は、変換コネクタを使用する必要がありますね。
なお、車両自体のほか、かねてから要望が強かった、レクサスならではのサービスがついに登場!
BEVとともに過ごす時間をより豊かにするためのサービスプログラム 「LEXUS Electrified Program」の提供を開始 とのことでこちらにも期待がかかります!(こちらはまた別途で!)
レクサス専用の充電設備はプレミアムブランドとしては必須と言えますが、ついに計画が始動したのは嬉しい限りです。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/38935169.html より
そして、「RZ450e」ですが、レクサス車の生産が少し安定してきたのか、発売日からディーラーに展示済の店舗も増えているようです。
東京・日比谷の「LEXUS MEETS…」にも展示中のことで、改良された「UX300e」との同時展示も楽しみですね!
https://lexustokyo.jp/file/special/99101/126/hibiya/index.html