2024年01月30日
LEXUS 新型UX(UX300h)北米仕様もチェックしてみよう!
商品内容はほぼ同じですが、北米仕様でしかわからない(わかりづらい)点がありますので、何点かチェックしてみたいと思います。
https://pressroom.lexus.com/2025-ux-300h-brings-more-power-to-the-streets/
■レクサス初の 第5世代ハイブリッドシステム
ニュースリリースではレクサス初の「第5世代 レクサスハイブリッドシステム」を搭載とあります。
(北米では「LBX」が導入予定ではないこともあるのでしょう)
トヨタ/レクサスのハイブリッドシステムの第5世代は2022年トヨタ「ノア・ヴォクシー」で初採用され、電気モーターをより軽量、コンパクト、高出力化し、電気駆動比率を高めたシステムとのことですが、おかげでレクサス「UX300h」は従来の「第4世代型」の「UX250h」に比べ、高出力化したにもかかわらず電動比率を高めたため燃費も改善しており、進化がわかりやすいです。
レクサス「NX350h/RX350h」は、第4世代のハイブリッドシステムなので、これが第5世代に進化するとどうなるかも楽しみです。
■AWDとFFの性能差
今回のUXはリヤモーターが強化されていますが、具体的な「速さ」については日本市場版では(毎回のことですが)公開されていません。
北米仕様のニュースリリースによると、次のようです。
0-100km/h加速(0-60 acceleration time )
7.9秒(AWD)
8.0秒(FF)
NXやRXでは明確にAWDの方が加速タイムが速かったように記憶していますが、UXについてはスペック的にはほぼ違いがないようですね。
■パワーウィンドウスイッチの意匠変更
公開された画像で初めてわかりましたが、新型「RX」以降、 SUVタイプの車に採用されている新意匠タイプ が採用されています。
金属調加飾もしっかり施されていますので一安心です。(UXクラスでは省略される可能性もあったので・・・)
こういう細かい部分は地味ながら違いを感じる部分なので一安心。特にミラー調整スイッチは平面化され、従来仕様からスタイリッシュになっています。
■”標準”グレードには7インチのTFT液晶(メーター)
日本仕様は全車「12.3インチ」のTFT液晶を搭載するのが「UX」の特徴ですが、北米仕様では最廉価グレードの”Base"では、7インチの液晶メーターとなり、差別化されているようです。
日本仕様のレクサス「LBX」の”COOL”、”RELAX」以外のグレードがどうなるか注目です。
新型レクサス「UX」も「LBX」もほぼ同時期に試乗車が出回ると思いますので、第5世代のハイブリッドシステムに進化した両車をぜひ比較検討してみたいですね!
2024年01月29日
レクサス新型「UX」(MY2024)かなりの進化? LBXとの優位性も!
さて、先日発表されたレクサス「UX300h/UX300e」ですが、モータージャーナリストの試乗インプレッションを見る限り、かなり進化しているようですね!
新型レクサス「LBX」発売後は、2018年秋のデビュー後、それほど大きな改良が施されていない「UX」が見劣りするのではと心配していましたが、2024年の年次改良では、外観の変更はないものの、中身が大きく進化しているようで、しっかり「Always On」の精神のもとたゆまぬ改良を行い、「LBX」との差別化をしっかり行っているようですね。
* https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40218670.html より
デビューからちょうど5年が経過した、レクサス「UX」の優位点をざっとチェックしてみたいと思います。
■パワートレーン
プリウスや欧州のC-HR(2.0Lモデル)と同様のパワートレーンとなったことで、相当スペックアップしているようですね。
特にリヤモーターが大幅に強化されているので、「AWD」仕様が特に魅力アップしているようで、久々にぜひ試乗してみたいと感じます。
実用燃費も「LBX」と「UX」ではそれほどの違いがなさそうです。
■三眼フルLEDヘッドランプ
今や、単眼でも可変ヘッドランプ機能(アダプティブハイビームシステム)が実現されたとはいえ、見た目のかっこよさ、インパクトと言う意味では、3眼フルLEDヘッドランプは魅力的ですよね。これは「LBX」との見た目での差別点の1つと思います。
* https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40218670.html より
■ムーンルーフ
プレミアム感を高める「ムーンルーフ/パノラマルーフ」ですが、「UX」ではこのサイズでは珍しく、ムーンルーフが選択可能です。
開放感や見た目の部分でも大きく変わりますので、ムーンルーフ派には「UX」は魅力的かと思います。
■ファブリック製サンバイザー
地味ながら質感の違いを感じる部分で、レクサス「UX」はファブリック巻き、一方{LBX」はビニール製(?)でヤリスクロスと同じ。
この部分はこのクラスの車におけるレクサスブランドと、トヨタブランド車の違いの典型的な部分です。
■12.3インチワイドディスプレイ
レクサス車では定番のサイズとなった「12.3インチ」を装備。
9.8インチとは表示領域(ワイド)がかなり異なりますので、サイズ以上に質感(高精細感)を感じます。
LBXはスッキリとした見やすい位置ですが、横画面の情報量という点では9.8インチと12.3インチはかなりの違いがあるようです。
(将来的に「分割表示」に対応できるのかな・・・?)
*「UX」機能詳細カタログP19より
■スピーカー
まだ「LBX」の6スピーカー標準サウンド仕様は未視聴ですのでなんとも言えませんが、やはり「UX」の10スピーカーと「LBX」の6スピーカーでは採用しているスピーカーのスペックなどサウンド部分にかけることができるコストに差があると想定されますので、この点はかなり差があるのではと思います。いわば、レクサス標準が「10スピーカー」、トヨタブランド標準が「6スピーカー」と考えればわかりやすいのではと思います。
*「UX」機能詳細カタログP39より
■”F SPORT”への存在
「LBX」のハイパフォーマンス版の登場が確実視されていますが、F SPORTの有無は「UX」と「LBX」の差と感じます。
スポーティな外観や専用装備に価値を感じるのであれば、UXーF SPORTは良い選択肢と思います。
「漆黒メッキ」を採用したエクステリアや、オレンジ色に塗装されたブレーキキャリパー(MOP)、乗り心地や振動の低減にも寄与するパフォーマンスダンパーなど、専用装備は魅力的です。
■インテリアの質感(F SPORT)
インテリアの質感は、「LBX」も同クラスではかなり高い部分が見受けられますが、「UX」は以下の点が明確に「LBX」に勝っています。
地味ながらスカッププレートの存在感は結構違うなぁとあらためて感じます。
・ディンプル加工された「ステアリング」、「シフトノブ」
・アルミペダル/フットレスト
・ステンレス加工された専用すカッププレート
・F SPORTスポーツ専用 スピードメーター
■前席シートのベンチレーション機能
「LBX」と「UX」の違い3点を上げろと言われると必ずランキングする装備でしょう!
スイッチの配置場所はともかく、車格が高い車に乗っているという感じがしますよね。「LBX」にもメーカーオプションで良いので、本革シート装着シート車にはぜひ追加装備を望みたいものです!
■助手席パワーシート
助手席に乗る頻度が高い場合は必須といえるパワーシート。
レクサス「LBX」では軽量化のためオミットしていますが、「UX」は標準グレードを除き、各グレードでしっかり装備しています。
■電動チルト&テレスコピックステアリング
電動調整で好みのポジションが調整できる電動調整機能は「UX」は全グレード標準装備。
おなじく、備わる「パワーイージーアクセスシステム」とともに、ステアリングも乗降しやすい位置に格納されるので、よりスマートに降車ができるのも嬉しいポイント。
■後席エアコン吹き出し口/後席センターアームレスト
「LBX」は割り切って後席は「荷物置き」程度なので、比較はフェアではないかと思いませんが、後席へのエアコン送風機能の有無は大きなポイントの1つかと思います。後席に乗客を乗せる頻度がある方(お子様も含め)は「UX」の方がニーズに合致しているかと思います。
■ドライブモードセレクトスイッチ
UXはレクサス第3世代に属しているので、ドライブモードセレクトスイッチが存在します。
操作しやすい位置にあるかはさておき、レクサス「LBX」がノーマルとEcoの2種類のモード切り替えにとどまるのとは異なる
■静粛性
UXの静粛性がかなり向上したことが、モータージャーナリストの試乗動画でわかりますので、ここは「LBX」と同等以上になっていると思います。
現在「UX」にお乗りの方も違いを感じるほどの進化になっているかもしれませんね。
ということで、ざっとあらためて調査した感じ、明確に「UX」が「LBX」より劣ると感じるのは以下の部分でしょうか?
当初想定してたような「LBX」より格下と感じる部分はかなり限定的になっていると感じます。
■マルチカラー アンビエントライト
■Advanced Drive & Advanced Park
■セミアニリン本革シート/L-ANILINE本革シート
■ウェットワームワイパー(ダイレクトスプレー機能)
すでに販売が終了し、今も一定の人気があるレクサス「CT」(CT200h)は残念なことに、モデルライフ半ばから改良が放棄されたような印象があり、次々登場するニューモデルとの差が開く一方でしたが、レクサス「UX」はレクサスのエントリーモデルという呪縛から逃れることができたのか、これからもしっかりと「Always On」されていく印象を受けました。
「
LBX」ではニーズを満たさない方にとってはベスト・バイな1台となるものと思いました。
当方も正直、ここまで進化しているとは思わなかったので、ぜひ実車チェックしてみたいと思います。
「UX」は特別仕様車の発表頻度も高いので、将来的な「特別仕様車」の設定も楽しみです。
2024年01月26日
KINTO FACTORY 内装アップグレード、これはレクサス「UX」にもぜひ採用して欲しい!
サブスクリプション契約(KINTO)でなくても適用できるアップグレードプログラムですが、2023年11月8日から、「クラウンクロスオーバー」にて、クラウンスポーツと同様のインテリアパネルに換装する 「内装加飾パッケージ」 が登場しています。
https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-detail/toyota/CR003/CR003_01 より
セダンスタイルからの大変革を遂げた新世代クラウン群の第一弾と登場した「クラウン クロスオーバー」。
しかし、インテリアは「素材」および「パーツの表面仕上げ」が単調であるため特に「ブラック」内装においては車両価格帯に見合わないチープな印象を受け、全体的な質感不足を感じた方は多いと思いますが、第二弾として登場した「クラウン スポーツ」では市場の声に応えたのか、同形状のパーツながら、「表面塗装」を変更しただけですが、かなりクオリティアップが図られた印象です。
先日デビューしたクラウンクロスオーバー専用プログラムの「内装加飾パッケージ」は、自分でパーツを取り寄せてDIY加工しなくてもディーラーで施工できる素晴らしいパッケージです。
当方もこのようなカスタマイズは好きですが、前席はまだしも、後席部分への施工は使用頻度が少ないと作業する気も起きませんが(私だけかも?)
費用はかかるものの、プロに任せれば一安心です。
「KINTO FACTORY」の解説ページでは、交換する部位のビフォアフターが掲載されていますのでイメージが湧きますね。
また、「保証付き」ということもあるので、施工に伴うパーツの破損や異音発生時も保証対象となリそうですし、交換コスト(税込:59,400円)は比較的リーズナブルに設定されていると思います。
特に、センターコンソールのシフトパネル周辺部分と、リヤのエアコン吹き出し口はかなりの変化があるように見えますので、インテリアの質感が気になる方や、すでにスリキズ・小キズがついた方などはリフレッシュする意味でもとてもよいプログラムと思います。
▼クロスオーバー(シフトパネル周辺)
単一色で単調、分割線が煩雑で凹凸が目立つ割にはのっぺりとした印象のセンターコンソール。
▼スポーツ(シフトパネル周辺)
メイン部分が塗装されたことで、単一色でなく、分割線もさほど気にならなくなりました。
光の当たる角度によって塗装部分の陰影や反射があるのもいいですね。
▼クロスオーバー (リヤエアコン吹き出し口周辺)
リヤのエアコン吹き出し口周辺は大衆車と変わらない仕上げで残念に感じました。
カジュアルらしさを全面に出したクロスオーバーとはいえ、これはあまりにも・・・
▼スポーツ (リヤエアコン吹き出し口周辺)
「ウォームスティール」の加飾が入ったこと、ベゼルが塗装されたことで明らかにクオリティがアップしています。
なお、交換がめんどくさいインサイドドアハンドルも交換対象なのは嬉しいですね!
ただ、素材自体は変わらないので、プラスチック感は相変わらずかと思いますが、インテリアの質感に統一感がでるのは良いですね。
* https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-detail/toyota/CR003/CR003_01 より
さて、クラウンクロスオーバーでこのような「内装加飾パッケージ」が設定されたとのことで、今後はある程度販売台数が確保されている車種であれば、レクサス車での展開も期待できます。
私的にぜひ導入して欲しいのがレクサス「UX」です。
新型「UX」(2024年モデル)においては、センターコンソールパネル(シフトパネル周辺)新たな金属調塗装をほどこされたようですし、その周辺のパネルにおいても「ヘアライン加工」が復活("version.L"、”とF SPORT”)するなど、質感が向上しています。
* https://lexus.jp/models/ux/features/interior/ より
これを昨年改良された「2023年モデル」においても換装可能になれば、昨年車両を購入された方へのフォローとなりますので、ぜひ検討していただきたいと思います。(2023年モデル導入時には、まさか1年後にインテリアパネル変更やエレクトロシフトマチックが導入されるとは予想できませんよね・・・)
しかしながら、新型「UX」では、シフトレバーに電子式の「エレクトロシフトマチック」を採用したので、パーツの形状が部妙に異なっているようです。
そのため、単純に2024年モデルの部品を2023年モデルに移植することはできなそうです。
(「UX300e」ならばもともと2023年モデルでもエレクトロシフトマチックを導入済みですから、シフトレバー周辺の構造が変わらないのでできそうな気もしますが、台数が少ないので対応コストがペイできないのかもしれませんね)
とはいえ、「内装加飾パッケージ」が設定されたことは、個人的にはかなり嬉しいので、今後はぜひ横展開を期待したいです!
たとえば、人気の「NX」や「RX」においても、「"version.L"」のインテリアパネルを”F SPORT”へ適応させるなどは、ニーズがありそうです。
新型「UX」においても、単純に”標準”や”version.C”に、"version.L"のインテリアパネルを装着・・・というのもニーズがあるようにも思いますのので、ぜひ導入して欲しいなぁと思います。
2024年01月20日
トヨタクラウンスポーツ等12.3インチ液晶に「新デザイン登場」!レクサスでも期待!
▼KINTO FACTORY
https://factory.kinto-jp.com
メーターデザインアップグレード (12.3インチTFTカラーメーター)
価格は「9,900円」なので、カスタマイズの部類としては廉価で手が出しやすいものとなっています。
追加されるデザインは以下の2種類で、「カローラクロス」、「クラウンスポーツ」共通です。
今後は車種専用デザインなども(歴代車のメーターなど)準備されるといいですね!
Classic Gear(クラシックギア)
Metallic(メタリック)
特に、「メタリック」はレクサス車にも似合いそうなデザインかと思いました。
メーターデザインは細部にまでこだわっており、特に「フォント」も変更されるのもいいですね!
メーターデザインの詳細な動きについては、YouTube動画で公開されているので参考になります。
さて今度は「12.3インチ」液晶メーター採用車種において、次々とメーターデザインが追加されることが期待できます。
今回はカローラクロスとクラウンスポーツでしたが、当然クラウンクロスオーバーにも展開されるでしょうし、今後発売されるモデルにも同様に設定されるでしょう。
残念ながら、レクサス車ではこのUPDATEが採用されている車種はありませんが、レクサス車では、現時点で以下の車種で「12.3インチ液晶」が採用となっています。(画面モードはトヨタブランドの4パターンに比べ3パターンに厳選されているようです)
https://lexus.jp/models/lbx/features/interior/?anchor=Int_Concept_0 より
レクサスLS(2024年モデル)
レクサスLBX
レクサスUX(2024年モデル)
上記の通り、現時点では主力モデルには採用されていないので、レクサス車での展開は「NX」や「RX」に、フル液晶メーターが採用されてからになるものと予想されます。また、逆に言えば、メーター液晶サイズが7インチや8インチの液晶モデルではおそらくメーターデザインの追加は採用されないのでしょうね・・・
なお、今回の「KINTO FACORY」の試みで、メーターデザインの追加・変更に関しては、車両の「OTA」(OverTheAir)機能では対応できないことも判明しました。
KINTO FACTORYのWebページの説明でも、「ソフトウェアアップデートにより短時間施工かつ、お求めやすい価格でのご提供を実現しました。」とあるので、販売店での作業はごくわずかと思いますので、おそらく仕組み的には車両側からの直接のダウンロード、インストールもできるような仕組みにも思いますが、販売店の利益面や保証(?)も考慮して販売店での施工としているものと推測します。
一方、既報通り、「KINTO FACTORY」取扱店舗はまだ非常に少ないため、多くのユーザーはこの情報を得ても恩恵に預かれないのが残念です。
将来的に、車両のメニュー画面から課金・ダウンロードできる仕様であれば、より多くの方に選んでいただけるかと思います。
今のところ、「OTA機能」で実現しているのは、「ナビ/オーディオ機能のUPDATE」、「先進安全装備のUPDATE(一部車種)」、「不具合対応」に限られるのでもう少し「先進感」や「つながってる感(コネクティッド感)」を感じさせる仕組みとなればいいなと思います・。
2024年01月16日
LEXUS 「UX300h」発表!主な変更点をチェックしてみよう
改良内容もおおむね想定通りでしたが、マイナーチェンジに相当するほど商品力が上がっているのがポイントで、「LBX」と比べて見劣りすることのないような改良となっているのはご契約されたオーナーさまにとって嬉しいところでしょう。
反面、直近で「UX250h/UX300e」を購入された方は、ちょっと悔しい思いをされそうです。(特に、今春航続可能距離が伸びた「UX300e」を購入した顧客層の方は・・・)
▼トヨタグローバルニュースルーム 「LEXUS、新型「UX」を発売」2023/12/19
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/40218670.htm
UX300hのカタログをもとに変更点をチェックしていきましょう。
主な変更点
■ソ二ックカッパーの追加【表紙】
エントリーグレードからハイエンド価格帯まで幅広く導入されている「ソニックカッパー」。
LBXでのイメージカラーですが、UXでも表紙を飾るカラーとなりました。
一方、同系色の「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング<4Y1>は、新型NX登場から約2年で姿を消しました。
また、最近流行のバイトーンカラーも追加
■ボディ剛性の強化 【P16,P26】
ラジエータサポートブレース の追加
ロアバックパネル下端へのガセット追加
マイナーチェンジレベルで実施される改良が施されています。
■静粛性の強化 【P16】
制振材を適材適所に追加し、ロードノイズを低減
まだ未試乗のLBXですが、おそらくLBXに負けない静粛性を実施しているものと思います。(カタログに掲載されるぐらいなのでよほどの対策なのだと思います)
■Lexus Safety System+3.0 へのアップデート【P16-17、P32など】
日常でも体験できる「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」が標準装備になるなど最新の先進安全装備を備えました。これは大変うれしいですね!かつ、「カーブに対する原則支援」、「信号交差点に対する右左折減速支援」、「車線内走行時操舵支援」など最新型の「PDA」を備えています。
ただし、ハードウェアの換装を伴う「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や「アドバンストパーク」は付加されていません。
■エレクトロシフトマチック 採用 【P21】
通常のシフトレバーから電子式の「エレクトロシフトマチック」を採用。こちらもマイナーチェンジ相当の改良でしか実施されないので、大きな変更点です。(UX300eはデビュー当時からエレクトロシフトマチックと「LC」と同形状のシフトノブを導入)
これにより、シフトレバー周りは「LBX」、「NX」、「RX」と同形状、同意匠となりブランドとしての統一感も出ているのは嬉しいところ。
■センターコンソールパネル「ヘアライン加工」復活【P21】
デビュー当時は採用されていたものの、前回の改良で廃止された、センターコンソールパネルへのヘアライン加工が復活です。(よほど評判悪かったんでしょうね・・・)写真でもわかるぐらい見栄えが良くなりましたし。
また、スイッチベース部分の樹脂パネルには「金属調塗装」が施され、質感が大きく向上しています。今回、ここに手が入るとは思っていなかったので、地味ながら、これは嬉しい改良と思います。
ちなみに、中期モデルは、次のような質感で、かなり「改悪」されたんですよね。
今回の改良で、ヘアライン復活、シフトレバー周りの樹脂パーツに金属調塗装が施されたことでかなり質感がアップしているのがわかります。
特にシフトレバー周りの樹脂パーツはキズが付きやすかっただけに嬉しい変更です。
■燃費が大幅に向上 【P24】
驚くべきなのは燃費の向上です。
「UX250h」から「UX300h」へネーミングが変更となり、パワーも向上しているにもかかわらず、概ね各モード燃費が「3km/L」ほど燃費が改善しているのは素晴らしいです。
今まで十数年レクサス車の改良を見ていますが、モデル途中でここまで燃費が開園するのは珍しいと思います。これは実に素晴らしい!
UX250h 市街地モード 22.0km/L → UX300h 25.1km/L
UX250h 郊外モード 23.4km/L → UX300h 28.7km/L
UX250h 高速モード 22.7km/L → UX300h 25.4km/L
「UX300h」へのネーミング変更に伴い、システム出力も向上しています。
UX250h 135kW(184PS) → UX300h 146kW(199PS)
■(坂道等)車速コントロール性の向上 【P24】
カタログでのPRは珍しい改良が施されています。
坂道等で、アクセルOFFFF時の減速度を向上することでええ、ブレーキ負担を軽減するというもので、峠などの坂道で大きな効果を発揮するものと思います。
当方も最近は箱根峠を通る機会が増えましたが、ダウンヒルでのブレーキ操作はちょっとナーバスになるので・・・
どのような変化があるのかぜひ体験してみたいですね。
■新開発のリヤモーター搭載 【P25】
欧州C-HRに搭載したものと同様の新型リヤモーターをレクサス車で初採用。(と思われる)
AWDユーザーにとっては大きな変更で、かつ「LBX」とのスペック差も大きく、UXの優位性が際立つポイントです。
■前後方ドライブレコーダー【P18】
うれしい、前後方ドラレコ機能が「メーカーオプション」で新規設定。
発売から時間が経った、既存車種への追加はまだまだ珍しいですね。(LSに続く採用)
■F SPORT専用 12.3インチTFT液晶式メーター 【P43、P49など】
LSに続き設定された、”F SPORT”専用液晶メーター。
専用のグラフィックということで、ノーマルモデルとの差が気になるところです。メーター機能の追加などオンラインUPDATEにも期待です。
■外部給電アタッチメント 【P49】
野外で車両(フロントセンターコンソールボックス後部)から給電できるように、外部給電アタッチメントが設定されました。
メーカーオプションの「アクセサリーコンセント」の価格がわずかですが「1,000円」アップしています。
■インテリアカラー変更 【P52,53】
「ソリスホワイト」新規設定、「リッチクリーム」廃止
ここ最近の「レクサス暖色系内装色として人気の高い「ソリスホワイト」が新設定。反面、「リッチクリーム」が廃止
残念ながら、インストルメントパネルの「和紙調シボ」のカラー復活はなりませんでした。(ブラックのみ)
■ボディの軽量化 【P65】
こちら調べてみると、なんとカタログ上で車両重量が、おおむね「▲40kg」も低減しています。
これはすごいですね・・・
ハイブリッドシステムのUPDATEで軽量化されたとは記載がありますが、どの部分でこれほど改善しているのでしょうか?
見た目の変更は基本的にない「UX300h」ですが、改良点は地味ながら多岐にわたり、商品力がアップしているのは間違いありません。「LBX」では採用されなかった装備(電動チルト&テレスコピックステアリング、シートベンチレーション【"version.L"、”F SPORT”(MOP)】、助手席パワーシート【ver.C以外】、ハンズフリーパワーバックドア【"version.L"、”F SPORT”、その他グレードはMOP】など、「UX300h」ではちゃんと備えています。
「LBX」の登場により、エントリーモデルという呪縛から逃れることができた「UX」は20万円アップという値上げは伴うものの、より装備レベルを上げることができるようになったといえるのではと思います。
実際の発売は2024年1月からということで、その姿を見るのは年明け以降となりそうですね。
2024年01月06日
レクサス「GX」(GX550)北米で発表!日本での入手は極めて困難か?
日本での発表は来春と思われますが、発売後「数年待ちは確実」と思われるほど日本国内での割当台数が少ないとの情報も漏れ伝わってきており、非常に入手困難なことが予想されます。
https://pressroom.lexus.com/a-new-legend-is-born-the-all-new-2024-lexus-gx/
まずはツインターボエンジン搭載の「GX550」が発売。
北米市場においてもハイブリッドモデルも後日導入予定とのことですが、日本ではハイブリッドモデル(2.4L 直列4気筒ターボハイブリッドシステム)も人気を博しそうです。
今回公開された「GX550」の価格は以下の通り。
メーカーオプションや各種租税は含まれていませんので、日本円への直接換算はできませんが、「約65,000米ドル〜77,250米ドル」の範囲です。
https://pressroom.lexus.com/a-new-legend-is-born-the-all-new-2024-lexus-gx/ より
北米のレクサス車の特徴としてグレード展開が非常に多いということが挙げられます。
日本では「標準」、「F SPORT」、「"version.L"」の3グレード展開が一般的ですし、上級クラスの車種ではグレードを絞ることも多いのはご承知のとおり。
日本に導入される「GX」のグレードがラグジュアリー仕様の「Luxury+」とオフロードイメージを強化した「Overtrail+」のみとなる可能性もあると思いますので、そうなると以下の通り、おおむね「80,000$」という高額な価格となるようです。
GX550 Luxury+ 81,250$
GX550 Overrail+ 77,250$
価格的にはRX500hが「63,800米ドル〜」ですので、日本導入時には「RX500h」の 9,010,000円を超えるのは確定 となります。
価格が近いのが「LS500」(80,685$)、「LS500 AWD(83,935$)あたりとなりそうです。
ということで、価格的には、「LS500」のエントリーグレード”I Package"の価格帯に近くなると予想します。
LS500 I package(FR) 10,940,000円
LS500 I package (AWD) 11,420,000円
一方、よりラグジュアリー志向の「LX」(LX600)が12,500,000円〜12,900,000円(除くExecutive)ですので、「LX」との車格を考えると、「1,050万円前後」の価格設定が妥当ではないかと思います。
流石に、フラッグシップセダンであるLS(LS500)を超える価格(1,100万円超〜)には設定してこないかなぁ、と。
日本市場の仕様についての詳細は明らかにされていませんが、北米市場においては以下の主要装備を備えており、レクサス「LX」を超える、2023年〜2024年仕様の最新のトヨタ/レクサスの先進装備を備えているのもポイントと言え、町中でのドライブでも快適性と安全性が確保できているのも嬉しいですね。
特に目新しい装備はないですが、ランドクリーザー300系やLX600ではトヨタ・レクサスのセーフティシステムが2.5世代でしあが、第3世代にアップデートされ、スピードメーターやタッチディスプレイのも大型化しているなどわかりやすい進化が見られます。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39263948.html より
基本装備
・3眼フルLEDヘッドランプ
・トルセンLSD
・12.3インチフル液晶メーター
・10スピーカー(マークレビンソンは21スピーカー)
・14インチタッチディスプレイ
・Lexus Safety System+3.0
・Lexus Teammate Advanced Drive(渋滞時支援)
・ブラインドスポットモニター
・パノラミックビューモニター
・フルカラーへヘッドアップディスプレイ(HUD)
・デジタルキー
・クールボックス
・おくだけ充電
・マルチカラーアンビエントライト
・前席シートヒーター&ベンチレーション
・電動チルト&テレスコピックステアリング
・ムーンルーフ
・電動パワーバックドア
■Luxury専用装備
・セミアニリン本革
・前席リフレッシュシート(マッサージ機能)
・パノラマガラスルーフ
・電動ステップボード
・デジタルインナーミラー
・電動リヤシートリクライニング
・後席シートヒーター
■Overtail専用装備
・可変電子制御サスペンション(AVS)
・エレクトロニック・キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム(E-KDSS)
・L-tex&ウルトラスエードシート
・マルチテレインモニター
・ダウンヒルアシストコントロール
・クロールコントロール&ターンアシスト
・前席リフレッシュシート(マッサージ機能)【Overtrail+のみ】
インテリアカラーについては、「Luxury」が3色(ブラック、サドルタン、グレー)
そして、「Overtailでは2色(ブラック、シャトー)とされています。
日本独自のカラーの設定は難しそうですね・・・
「GX」は全体的にアースカラーが多いので、私の場合は渋い、Overtrailの「シャトー」が好みですね!
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39263948.html より
レクサス「GX」がどうして欲しい!という方は、そろそろ販売店に「北米では発表されたようですが・・・」とアクションをして、購入意思をしておくことも必要かもしれませんね(まだ販売店にはなんの情報もおりていない状態ではありますが)
2024年01月01日
所有レクサス車における「OBD2」接続、TVキャンセラー装着状況
これに関する質問をいくつかいただいていますので、直近の当方の所有車両における検証結果と当方の見解を共有させていただきたいと思います。
なお、本内容は当方の装着実績をレポートさせていただくもので、取り付けを推奨するものではございません。
メーカーオプション、ディーラーオプション以外の製品の装着に関しては「自己責任」が原則であり、いわゆる「社外品」の装着による故障や不具合はメーカー保証の対象外となることは理解しておく必要があります。
しかしながら、著名なアフターパーツ製造メーカーは十分に動作検証を行ったうえで製品の開発や出荷を行っていると考えています。
なお、車両説明書に「OBD2ポートには点検整備用の故障診断装置以外の電装品を取り付けないで」との記載があります。
(ここ最近の新マルチメディアシステムへ移行する以前からも同様に、車両説明書には「故障診断装置以外の電装品を取り付けないで」との表記があります)
しかし、これはメーカーとしては社外品の取り付けによる車両への影響は排除できないため、当然に記載している表記であり、レーダー探知機の使用による車への影響はほぼないものと考えています。
<LEXUS LC500の場合>
*取扱説明書P7より
<NX350hの場合>
*取扱説明書より
https://manual.lexus.jp/lc/2306/cv/ja_JP/contents/home.php
以下、当方の装着レポートです。
●OBD2ポート接続による「レーダー探知機」(ユピテル社製)
■車両:LEXUS NX350h(2021年製)
装着OBD2機器:ユピテル OBD12-M III
問題なし。
ユピテル公式サイトにおいても動作検証がされています。
https://www.yupiteru.co.jp/harness/obd2.pdf
(「G-Link による車両情報の通知が正常に 動作しない場合があります」との注意文言あり)
不具合は発生していませんが、バッテリーあがりは数度発生しています(特に冬期期間)
よって、「暗電流」によるバッテリー消費を避けるため、長期間(1週間超)車を乗らない際は、OBD2ポートからコネクタを外しています。
■車両:LEXUS LC500h(2017年製)
装着OBD2機器:ユピテル OBD12-M III
問題なし。
ユピテル公式サイトにおいて動作検証されていませんが、動作します。
https://www.yupiteru.co.jp/harness/obd2.pdf
不具合は発生していません。
ただし、「暗電流」によるバッテリー消費を避けるため、長期間(1週間超)車を乗らない際は、OBD2ポートからコネクタを外しています。
<参考> 楽天 ユピテル OBDIIアダプター OBD12-M3
ユピテル OBDIIアダプター OBD12-M3 [OBD12M3]
価格:5,022円(税込、送料別)
(2023/12/13時点)
●OBD2ポート接続による「レーダー探知機」(ブリッツ社製)
車両:LEXUS LC500(2023年製)
装着OBD2機器:ブリッツ OBD2-BR1A
問題なし。
ブリッツ公式サイトにおいて動作検証されています。
https://www.blitz.co.jp/new-product/tl_obdadapter_lexus.pdf
この製品は、「暗電流」対応として、アクセサリー電源を別途取得する必要があるため、暗電流によるバッテリー消費を基にしなくて良いのがメリットです。2週間不動でもバッテリーあがりや不具合は発生していません。
<参考> 楽天 ブリッツ OBDIIアダプター OBD2-BR1A
【12/15限定!!エントリーで最大100%ポイントバック】 ブリッツ OBDIIアダプター OBD2-BR1A レーザー&レーダー探知機 オプション品 Touch-B.R.A.I.N. LASERシリーズ用
価格:7,425円(税込、送料無料)
(2023/12/13時点)
●TVキャンセラー
■車両:LEXUS NX350h(2021年製)
装着機器:ブルーバナナ製 「SNTC-M26」
問題なし。
不具合も発生していません。GPSもロストしません。
ただし、「OTA」によるアップデートが発生した場合、製品が動作しなくなる可能性はあるとの注意文言あり。
https://bluebanana99.shop-pro.jp
■車両:LEXUS LC500h(2017年製)
装着機器:ブルーバナナ製 「SNTC-M18」
問題なし。
不具合も発生していません。GPSもロストしません。(旧:マルチメディアシステムのため)
https://bluebanana99.shop-pro.jp
■車両:LEXUS LC500(2023年製)
装着機器:ブルーバナナ製 「SNTC-M28」
問題なし。
不具合も発生していません。GPSもロストしません。
ただし、「OTA」によるアップデートが発生した場合、製品が動作しなくなる可能性はあるとの注意文言あり。
https://bluebanana99.shop-pro.jp
以上、検証済なのは当方の所有車両に限りますが、当方の知る限りレクサス車において、「OBD2端子」や「TVキャンセラー」の装着により車両になんらかの影響があった、故障したという事例は体験したことはありませんし、知人において、同様の症状が発生したという話題も聞いたことがありません。
基本的にはどのアフターパーツメーカーもしっかり研究したうえで製品開発をしているでしょうし、データの取得は車両情報の取得(ダウンロード)のみで、車両側への情報のアップロードや車両制御に影響する仕組みは行っていないと思われます。
カスタマイズは自己責任ではありますが、上記で紹介したメーカーの製品は信頼できると思いますし、当方は使用し続けています。
ただし、無名のメーカーの製品はその限りではありませんので、心配な方は社外品の使用を避けるのが無難でしょう。
また、ディーラー(販売店)によっては入庫時に診断コネクタ)(OBD2)への接続はNGの店舗もありますので、そのような場合はしっかり従う必要があるかと思います。
また、車両制御に影響を与える機器(スロットルコントローラー等)や、OBD2機器を複数装着可能とする分配ケーブル等は、単にデータを取得するだけではなく、OBD2の情報量を増やすことになりかねないので、現在当方は使用していません。