このブログでは東京オリンピックのあまりメジャーではない競技の
ボルダリングのルールと実際のコース、出場選手の説明、を書いています。
この記事を読む事によってあなたは今はボルダリングについての知識は
ないかもしれませんが、おおまかなルールやコースの特徴などが理解でき
楽しみながら鑑賞する事ができるようになります。
1 注目競技 ボルダリング
ボルダリング(bouldering)とは、フリークライミング・スポーツクライミングの一種でシューズとチョークで岩や石を登るスポーツになります。
2 ボルダリング ルール説明
それではルールを見ていきましょう。ボルダリングはカラフルなホールドという突起物を使って登るスポーツ。このホールド、どれを使ってもいいというわけではありません。
?@グレード(難易度)があります
?A「スタート」と「ゴール」を探す!
ホールドの横に「スタート」もしくは「S」と書いたテープが貼ってあります。このホールドがスタート時に両手で持つホールドです。次に、見上げると「ゴール」「G」が見つかると思いますが、これを両手で握ってゴールとなります。
?B注意!同じ色・形・数字のテープを追う
ここで注意!先ほどどれを使ってもいいわけではないと書きましたが、テープの色がグレード表の難易度に対応しています。さらに、同じ色でも形が違うテープもあり、中にはテープに数字が書いてある場合もあります。同じ色・同じ数字・同じ形のテープだけを追っていきましょう!これが設定されている課題(コース)です。
?Cすぐに登らない!じっくり観察することが重要
以上のルールを見ていくと、事前にしっかりと該当のホールドを探してコースを見る事が重要という点がわかります。いきなり登り始めると必ず迷子になります!どんな動きで登っていけばいいかパズルの様に考えるのもおもしろさの1つと言えますね。
3 東京オリンピック コース攻略
4 出場選手紹介
国際スポーツクライミング連盟(IFSC)は17日、インスブルックで総会を開いて2020年東京五輪の予選方式を承認し、日本は開催国枠として男女1枠ずつが確保された。
東京五輪には男女各20選手が出場し、リード、ボルダリング、スピードの3種目による複合で争われる。
選手情報
https://www.jma-climbing.org/athlete/
5 実際にやってみよう
基本的なルールを理解したらさっそく登ってみましょう!でもその前に、いくつかの点に気をつけてください。
?@登らない時はマットの外に
登っている人の下には絶対に入らないこと!登っている人がもう限界で、今すぐに落ちてくるかもしれません。でも見ている側はそのタイミングは分からないですよね。落下する人にぶつかるのはとても危険。必ずマットの外にいる様にしましょう。
?A同じ壁を同時に登らない
あまりに近い状態で2人が登ると、落ちる場所が同じなので危険です。コースが交差する場合もあるので、他のクライマーのコースを邪魔しない様にしっかりと確認してから登りましょう。
?B着地に気をつけよう
ゴールした時、腕が限界で飛び降りるときは着地に気をつけましょう。マットと壁の隙間に足が入ると危険。背中から落ちるのも危ないので、無理をせずにある程度の高さまで降りてからマットに飛び降りる様にしましょう。
ボルダリングのルールは基本的に簡単で、気軽に始められるのが魅力。ルールを守り、どうすればゴールに着けるかを考えるボルダリングの醍醐味を楽しんで下さい。また、ルールの他にも、怪我無く楽しむためにマナーや登る際の注意点などをしっかり事前に確認しておきましょう。さぁ、近くにあるジムへ行ってLet'sPlay!
6 ボルダリングを行う際に握力は必要なのか?
最後は純粋に私が考えた疑問について解説していきます。
ここまで読んでいただければルールは理解できたと思います。
もちろんスポーツなので体力が必要な事はあたりまえですが、持久力も重要だと思うんですが、
根本的に登って行くスポーツなので手で握って掴みます。なので最低限自分の体重を支えれる
だけの握力は必要であると思います。インターネットで検索してみると「クライミングでは握力はそれほど重
要ではない」という記事や意見を数多く見かけます。そういった論調の場合、多くは「クライミングは握力で
はなくムーブ(技術)を競うものだ」という意見が記されています。なかには「平均的な握力(男性で45〜50
キロ、女性で28〜33キロ)あれば充分登れる」といった意見まで。たしかに、実際にボルダリングジムに行くと、上級者の方で腕の太い方ってまず見かけません。ムダな脂肪が落ちた、細く筋張った筋肉。みなさんバルク(筋肉の量)のない引き締まった腕をしています。
日本人で初めてスポーツクライミングの世界チャンピオンに輝いた楢崎智亜(ならさき・ともあ)選手を見て
も、特別腕が太いわけではありません。全身の筋肉がバランスよく鍛えられているものの、腕自体が特別に発
達しているといった印象は見受けられません。では、ボルダリングに握力は必要ないのでしょうか。より正確
に言えば、必要最低限の握力があればいいのでしょうか。実は、そんな事はないのです。ボルダリングにおい
て、握力はとても重要なファクターだと、考えています。たしかに、ボルダリングを問わずクライミング競技は、腕の筋肉を競うものではなく、ムーブ(技術)こそが最重要であることは間違いないでしょう。
ですが、実際にボルダリングを初めて体験した人が(それも平均的な握力を持った人が)、「ボルダリングっ
てこんなに筋肉使うんだ! 腕がもう上がらないよ!」とヒーヒー泣いている姿もまた事実なんです。
これはどういうことでしょうか?
握力は3種類ある
「握力」というざっくりとした言い方をしてしまうと問題が不明確になるので、ここで握力を細かく分けてい
きましょう。
ボルダリングに限らず、一般的に握力には「クラッシュ力」「ピンチ力」「ホールド力」の3つの要素に分か
れており、それぞれ役割も使う筋肉も異なります。
ひとつずつ見ていきましょう。
クラッシュ力
握りつぶす力のことを「クラッシュ力」といいます。
学校のスポーツテストなどで、バーをぎゅっとつかんで握力を測定する機器がありますよね。あのときに必要とされる力がクラッシュ力です。スポーツテストでは、握力の中でもクラッシュ力のみを測っているのです。
ピンチ力
指先(指を伸ばした状態)でモノを“つまむ”ときに必要とされる力を「ピンチ力」といいます。
紙束やタウンページなどの分厚い本をつかんで持ちあげるときは、主にこのピンチ力に関わる筋肉を使っています。これは学校のスポーツテストでは測らないので、自分のピンチ力がどれくらいか把握している方は少ないと思われます。
ホールド力
指を曲げた状態をキープするために必要な力で、これを「ホールド力」といいます。保持力ということもあります。
ホールド力は、ボルダリングにおいて最重要とまで言われる力です。指を一定の角度に曲げたまま保持するための筋肉で、突起物に指をかけたままぶら下がったりするときに必要とされます。
握力には以上の3つの要素があります。「平均的な握力があれば、ある程度のレベルまでは問題なく登れる」といった言い方がなされる場合、その多くはクラッシュ力のみで握力をとらえているんじゃないかな、と思います。
ですが、ボルダリングにとって重要な筋力はピンチ力とホールド力なのです。そしてピンチ力とホールド力は普段の日常生活ではなかなか鍛えられません。
これが、ボルダリング経験者の「ボルダリングは握力が弱くてもできるよ」といった意見と、ボルダリング初心者の方の「腕の筋力不足を自覚する」といった意見、2つの言い分に違いが生じる原因なのかな、と思います。
以上の点を踏まえるとどちらとも言えないと私は曖昧ですが判断します。「クライミングには握力はあまり関係がない」「クライミングに握力は欠かせない」。ネットで情報収集をしているとこの相反する2つの理論が展開されています。それではどちらかの意見がウソなのか?そんな疑問を持ってしまいますよね。今回はそれぞれの意見の根底にある「握力」についての考え方を踏まえ、実際のところはどうなのか検証していきました。
結局握力はクライミングにおいて重要なのか?
さてここまで来ると「クライミングには握力はあまり関係がない」「クライミングに握力は欠かせない」問題の解が見えてきたような気がしませんか?前者は「クラッシュ力」のことを言っており、後者は「保持力」「ピンチ力」のことを言ってるんだろうなと。つまり、どちらとも正解なのですね。一般的に認識されている「握力」=「クラッシュ力」はあまりこだわらなくて良いが、「保持力」「ピンチ力」はかなり重要だということですね。ではクライミングに必要な「握力」についてもう少し掘り下げて勉強してみましょう。
カチ力(かちりょく)別名:クリンプ
クライミングでは良く聞くワードですが、一般的には全く認知されていない握力の一種です。噛み砕いて言うと「薄っぺらいカチホールドを指先だけで保持できる力」ということになると思います。カチ力というくらいですので「カチ持ち」した時の力かな?と思っていたのですが、どうやら半分違ったようです。カチ持ちする場合、親指を人指し指の上に置いてホールドを保持する力を増幅させます。しかし、カチ力はカチ持ちばかりしているとなかなか強くならないそうです。なんだか良くわからなくなってきましたね(笑)。カチ力を鍛えるためにはオープンハンドでトレーニングしなければならないそうで、オープンハンドでトレーニングすることによりカチ持ち・オープンハンドの支持力の双方を効率的に鍛えることができ、指への負担も比較的少ないためオーバートレーニングによる指の故障のリスクも軽減できるそうです。また、オープンハンドでトレーニングすることにより、同時に「ピンチ力」も鍛えることができ、ポケットやスローパーの保持力の向上も期待できます。
最後にまとめとして私の意見としては握力は必要であるという認識を持っています。
皆さんはどちらでしょうか?
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