青森市の夏祭り「青森ねぶた」で、実際に使われたねぶたの和紙が、ねぶた師の手によって照明器具に変身。
考案したのは、同市のねぶた師、竹浪比呂央たけなみひろおさん(55)。「KAKERA(かけら)」と名付け、東京・西新宿のショールームにっぽんフォルム、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、高島屋新宿店、高島屋大阪店で販売している。
ねぶたは毎年新しいものを作り、祭りが終われば解体されてしまう。「精魂こめて作ったものを捨てるのはもったいない」と和紙を生かした照明作りを思いついたという。
今回展示されている「KAKERA」は、竹浪さんが2年前に作ったねぶた「八犬伝 円塚山まるつかやま 火遁かとんの術 道節と荘助」などの一部。絵の輪郭部分にあたる「墨跡」、色が混じるのを防ぐ「蝋ろう引き」、色づけする「彩色」といった、ねぶたならではの三つの伝統技法がわかる部分のみを使っている。
適した部分が少ないため、1台の大型ねぶたから作れるのは300個程度だという。当然、一つ一つデザインは異なる。竹浪さんは「照らされた小さな和紙の彩りを見ながら、迫力ある祭りを思い出してほしい」と話している。
部屋に置くフロアライト(3万8880円)=写真=と天井からつるすペンダントライト(4万5360円)の2種。ねぶたとして実際に使われた証明書が付いているほか、元になったねぶたの写真集もセットになっている。問い合わせは、にっぽんフォルム(03・5322・6620)へ。
出典:読売新聞
祭りの思い出と共に柔らかい光の中で過ごしてみてはいかがだろう?
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