嘘。
netadiです。どうも。
ここからタニハウスが格安で予約できます
さて、先日予告していた通り、(潜入調査リクエストの記事は コチラ )
インターナショナルゲストハウス タニハウス
に潜入調査してきました。
今日はその報告です。
予備調査通りの予算少なめのB級アトラクションのようなゲストハウスなのか、はたまた夢の国・タニーランドと呼べるようなメルヘンチックな場所なのか、ワクワクドキドキです!
案内板
大徳寺の塔頭脇の道を行くと案内板が現れます。
これがないとちょっと迷うかもしれません。
外観
出ました。タニハウス。
年季の入った建造物です。
外から見ると普通の住宅のようです。
ファサード
タニハウス入口
タニハウスの入口が受付になってるんですが、誰もいないし呼び出しベルもなかったので「すみませーん」とか「こんにちはー」とか叫んでたんですが一向に誰も現れません。
しばらく突っ立ってたら奥の方でガサガサという音が聞こえて老婆が現れたので、「あ、こんにちは!」と言うと完全無視。
おぉ、これが京都の文化、イケズな文化なのかー、赤の他人はあんまし家に入って欲しくないから無視するのかー(ならゲストハウスやるなよ)とか考察してたんですが、いや何のことはなくてただ単に耳が遠いだけでした。
この人がGoogleの宿のレビューでは「ぶっきらぼう」とか「人としてどうかと思う」とかボロクソに人格否定されていたあのミセス・タニかな?と思ってたんですが、受付で話してたら結構普通の方でした。
もっと ログ由縁 のような強烈なオーナーを期待してたんですが、まあ普通でした。
タニハウスのレセプションとミセス・タニ(と思わしき人物)
色々と話をしてたらこのタニハウスは日本では最初の民泊(ゲストハウス)だというコトらしいです。
凄いです。タニハウス。
AirBnBが流行る40年前に既に民泊をスタートアップさせていたそのビジネスセンスに脱帽です。
と、色々と興味深い話を聞いてたら(自分、すごい聞き上手なんです)、お茶を出してくれました。
ウェルカムドリンクとお茶うけ
もはや近所のおばちゃんの家に来てる感覚です。
まあ、お茶入れてくれるのはありがたいんですが、淹れ方が雑なんで玄米茶の玄米部がどばどばと湯のみに注がれてます。
受付の後、ミセス・タニが館内を案内してくれました。
雑然とした廊下(見ろ、屋敷がゴミのようだ)
噂に違わぬ感じの家の内部です。
色んなゴミのようなモノが雑然と放置されています。
一歩間違えるとゴミ屋敷です。
慢性的に汚いと少しくらい汚くしても大丈夫、という大らかな気持ちになります!
いや、大らかな気持ち、あかん!
宮川大輔風に言ったら「あかーーん!」です。
非常にあかんパターンです。
これあかんヤツですわ。
ニューヨークの地下鉄の落書きを放置してたら更に落書きが増える、あのパターンです。
デフレスパイラルです。負の連鎖。
何かここでは経済がうまく回ってないような感じがします。
ドミトリー
ドミトリーは2段ベッドが3つで、この日は5人宿泊してました。
そしてここはゲスト同士の距離感が近い感じなので、同室にいたゲストの男子に話かけると韓国人とのコトだったので、得意のハングル(ハングル検定4級)で少し会話しました。
ゲストハウスで人見知りの自分から話しかけるのは久々です。
が、一旦腰を据えて話を始めると余程のコトがない限りは話を盛り上げるコトは出来るんじゃないかな?とは自負しております。
ベッド
ベッドは下段でした。
カーテンは全くなくて大っぴらです。
シーツはあらかじめ敷かれてました。(ミセス・タニが敷いてるのでしょうか?謎)
Googleのレビューみたいに「寝袋が必要」とか複数の人が書いてましたが、全然自分にとっては必要ない感じです。
シミとかダニとか南京虫とかいろいろなサプライズ(予定調和?)があるのかな?と思ってたんですが、ちょっと拍子抜けです。
ただ、 濡れた犬のような臭いは漂ってきてました。
どこから漂ってくるのか分からないですが、5,6分くらいすると鼻がバカになって慣れてきます。
無問題です。
ここには共用スペースもないし、居場所がないし、ドミトリーに居るのもアレだしで外出して時間を潰すコトにしました。
大徳寺の見学と、近くの中華料理屋さんと金龍湯で時間を潰しました。
金龍湯のレビューは コチラ 。
風呂
金龍湯では湯に浸かっただけなんで、タニハウスに戻ってシャンプーと身体を洗おうとシャワーするコトにしました。
シャワーは意に反してちゃんと熱いお湯が出ました!
ただ時間が経つと湯沸し器の熱量に上限があるのか、だんだんぬるくなりました。
おそらくお湯が出始めてから最初の3分くらいが勝負です。
風呂場のアメニティ
バスアメニティは公式のシャンプーなのか個人のシャンプーなのかはたまたゴミなのか分かりません。
使えるのか終わっているのかもはや分かりません。
年代モノの石鹸
石鹸に至ってはかなり年代モノのようで経年劣化?風化?いずれにしても何か化学反応で別の物質に変化しているようです。
この石鹸が使えるのかは怖くて試していません。
使ったら余計に汚れるか、身体に何か支障をきたす感じがします。
シャワーも浴びたし、パソコンでも弄ろうかなと思ってたんですが、適した場所がタニハウスにはないのでミセス・タニが居なくなったのを見計らって受付のミセス・タニが鎮座していたスペースの近くでパソコン弄ってました。
すると何やら西本願寺に説法の試験を受けに京都に来ているという坊さんが受付にやって来て一緒に喋ってました。
こうやって話しかけられるとまあ話をするんですが、本当に自分からは余程のコトがない限り一見さんには喋りかけません。(沈黙が怖かったら話すタイプ)
自分からは話しませんが、来るものは拒まず、みたいな。
抱いて!って言われたら抱く、みたいな。
まあ来るモノに関してはたいていは歓迎です。(※一部除外)
そして一旦腰を据えて話を始めると自分で言うのも何ですが聞き上手だし(さっきも言ったけど)、キャバ嬢みたいに「さしすせそ(※1)」を使って会話を盛り上げるコトも出来るんで普通には会話は出来ます。
というか会話のやりとりは上手い方ではないかな?と思ってます。自分では。
(※1)
さすがー!
しらなかった!
すごーい!
そーなんですね!
で相手を持ち上げて盛り上げる会話の極意
で、その坊さんの話なんですが、一旦仏教の話になったらもう喋るのが止まりません。
自分も17年京都に住んでたんで京都の寺社もある程度詳しいし(京都検定3級ゲッター)、仏教の話にもついていって盛り上げられるし、「さしすせそ」の合いの手も入れられるしで、どうやら坊さんをキャバクラ接待しているみたいについつい調子に乗らせてしまったみたいです。
お坊さん「そもそも仏教とは〜何ちゃら」
自分「へえーそうなんですね!」
お坊さん「自我の領域に到達した〜何ちゃら」
自分「へえーすごーい!」
お坊さん「何ちゃら」
自分「さすがー!!」
と、気が付けば夜の11時過ぎになっていて2時間半もありがたいお説教(という名の自慢話)を受けてました。
早くベッドに戻りたいなー、と思って「ぶぶ漬けでも食べに行きますか?」と言って「それ、いいですね!」と言われても面倒臭いしで思案してたら、何処かに潜んでたミセス・タニが戻ってきて
「そこ、私の場所やで?」
と坊さんの座ってた場所を退かしたタイミングで、「あ、じゃあそろそろ...」とベッド戻るコトが出来ました。
ナイス・タニ!です。
あのままずっとお説教を聞いてたら一体何時になっていたのだろう...。
恐ろしいです。
坊さんの説教フラグと自分の接待テク。
ベッドに戻ると自分のベッドの上段には推定体重90kgのアメリカンな女子が寝ていて、寝返りを打つたびにミシミシミシッ!と破滅の音が聞こえてきてたんですが、タニハウスは1960年代初頭の設計基準なんでそんな重量に耐えられるのかな、と心配でした。
寝てる間に上から90?sの肉塊が落ちてきても嫌だな、と思うと一睡しか出来ませんでした。
朝食会場(台所)
タニハウスでは無料の朝ごはんが付いてるので、朝10時ごろ起きてご飯を食べにいきました。
台所に座布団が敷かれているのですがそこに座るとテーブルの位置がやけに高くて落ち着かないです。
鍋とか食べてると腕が疲れそうです。
ていうかそもそもテーブルの表面積が狭いし、調味料などが雑然と置かれているので実用的な有効面積が小さいです。
朝食
朝食(か昨日の残り)
朝ごはんはおにぎりとパンと果物がメインディッシュです。
その他にも食物がテーブルの上に置かれてたのですが、それがまず食べていいものか食べてはダメなのか(健康被害があるかないか)を的確に判断しなければなりません。
一つの目安としては賞味期限が表示されていて、有効期限内のモノに関しては食べられそうです。
そうでないモノは自己判断に委ねられます。
おにぎりもラップに包まれているのでラップで握ったのかな?と想像すると食べれるんですが、ミセス・タニが直接手で(愛情込めて)握ってたらと思うと何か気が引けて食べるのを躊躇してしまいます。
(※自分、こう見えても繊細なんです(A型))
トイレ
トイレは洋式っぽいですがどうも和式スタイルを無理やり洋式に変更している感が否めません。
おそらく前世は和式トイレだったと思われます。
真意を確かめようと洋式部と思われるカバー部を外そうとすると何かヌルっと湿っていたのでそれ以上の調査を断念しました。
チェックアウトの時に同室の外人の青年が外でタバコを吸ってたので、ちょっと話しかけてみるとどうも自分よりシャイだという事が分かりました。
部屋ではずっと1人で黙々とベッドにいて、みんなが寝静まって物音が止むと起き出してごにょごにょするタイプだと思われます。(実際そんな感じでした)
何か自分の習性とよく似ています。
こういうガツガツと人のフィールドに踏み込んで来ない人とは仲良くなりたいのですが、逆に相手があんまり喋りたくない雰囲気を醸してたんで、空気を察知して「それじゃ!」と別れました。
世界にはいろいろな人がいるもんです。
総評
Googleのレビューほど悪くはなかったです。
部屋にも鍵という概念がないし、ロッカー、セキュリティボックスという概念もありません。
普通の一般的なゲストハウスと比べるとやはり清潔感を求める人には無理でしょう。
ちょっと掃除出来てない日本の一般家庭を訪れたいというリアル志向の方には向いていると思います。
鍵を掛けてる兆候が見られないし、外出時の鍵のコトは説明がなかったのでセキュリティはほぼザルでしょう。
ミセス・タニには「また来ますねー!アデュー!」と言って(アデューとは言ってない)別れましたが、自分的にはほぼ 再訪はないです。
総合評価 2.3
アメニティ シャンプー、ボディソープ(公式/非公式)
ファシリティ WiFi、シャワールーム、ドライヤー、コンセント(共用)、トイレx2
サービス ウェルカムお茶、道明寺の桜餅、朝食
部屋 6ベッドルームの下段(男女混合ドミトリー)
料金 1574円
予約 Agoda
宿泊日 2017/11/13
チェックイン 15:00
チェックアウト 11:00
Web なし
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