この日曜日(10/15)は国内で2つの世界選手権レースが開催されましたね
今週の始まり、10/15 日曜日には日本国内で何と2つの世界選手権レース、 ツインリンク茂木の「MotoGP 日本グランプリ」と 富士スピードウェイの「WEC 富士6H」決勝レースが開催されましたね。
筆者の様に、2輪も4輪も!と言う人種なら、 TV他のメディア観戦組でもどちらをリアルタイム視聴するか、 同時視聴にしても、どちらに集中したら良いやら、 全く贅沢な悩みでしたが、 現地へ足を運ぼうと言う方なら、尚更恨めしい事だったでしょう。
然し、この様に世界選手権クラスのイベントを幾つも招致・開催出来る程の環境に在りながら、 現在我が国に於いて、モータースポーツは矢張り「マイナー」な存在であると言わざるを得ません。 …と、少々前置きが長くなって仕舞いましたが、 本日の「気になったモノ」とは、 そのマイナーなモータースポーツの中でも、 前2者と比較して更に人知れず行われて来た(?) 「3輪」カテゴリをテーマとしたTVアニメ作品です。
■ サイドカーレーシングを題材としたオリジナルアニメ「つうかあ」放送中!
最初に本作品を知った時の感想は、正直なところ「なんで…?」と、言うモノでした… 実は、筆者は未だに本作の製作に至った経緯、背景等については知らないのですが、 一体どこからどうやって生まれて来た企画なんでしょうか… 題材が題材だけに、筆者は当初マンガ原作か何かかと思ったのですが、 オリジナルアニメらしいですね。 プロデューサーの趣味か何かなんでしょうかね…?? そういえば、お互いのサイトにリンクが張ってあるので、 本作には日本レーシングサイドカー協会(JRSA)も協力しているみたいですね。
それにしても、何ゆえ今、サイドカー何ぞ(失礼!)のアニメが製作されるのか… 筆者の様な、このイベントをある程度追いかけてる様な人間でも不思議で仕方ないくらいですから、 サイドカーレースなんて全く知らない、と言う様な人々の目にはどう映るのでしょうか… 下手したら「競女」みたいな架空の世界の競技みたいにすら思われてるかも知れませんねぇ…
まあ、それは兎も角、この某学園軽音楽アニメ以来アチコチで見掛ける、ひらがな4文字タイトルは、 矢張りと言うか、あの国内二輪メーカーの期待を一身に集めたと云う(?)某作を思い出さずには居られませんが、 果たして、本作は、(製作側の意図は取り合えず置いておきますが)我が国に於けるサイドカーレース普及の起爆剤となるかどうか…
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■ 折角なので FIM Sidecar World Championship (Superside) について少々…
ところで、そのサイドカーレースですが、 (もう今シーズンは終了して仕舞いましたが…)FIM世界選手権では、本年より大幅なルール変更がありました。 掻い摘んで言うと、 以前の F1 / F2 のクラス分けを廃止して、 エンジンをスーパースポーツ / スーパーストック600 の4ストローク600ccに統一、 従前の両クラスのシャシで一つのチャンピオンシップを競い合う事になった様です。
ついでに言えば、昨年までは、一応 F1 / F2 規定でしたから、 ルール的には2ストローク(500 / 350 cc)エンジンが使えた様です。 これは恐らくGP時代のTZ500等のエンジンがそのまま使える様に、と言う事なのでしょうが、 流石に近年2ストロークエンジンの出場は無かった様ですね。 また、クラス分の撤廃に伴い、現行規則の「ショートシャシー」では、 F2 に在ったモノコックシャシー、ハブセンターステアリングの禁止等のレギュレーションは無くなった様です。
FIM 世界選手権は、公式で各ラウンド30分弱のダイジェストビデオが公開されていますので、 興味が沸いて来た、と言う方は「Superside」のキーワードで検索掛けてみて下さい。 ダイジェストと言っても、モーターサイクルレースは耐久を除けば皆短いですから、 要点は十分押さえられると思いますよ!
尚、FIM サイドカーワールドチャンピオンシップのルール・レギュレーション等の詳細は、 以下のドキュメントをご参照下さい。
■ ビデオ:Sidecar da velocità - La tecnica
サイドカーの動画を漁って居て、たまたま見つけたビデオです。 旧 F1 / F2 規定のサイドカーについて解説されて居ます。
…残念ながら(?)イタリア語ですが…
本年からは、この両者が同一排気量のエンジンで競い合っているワケですね。 尤も、それでも矢張り、その戦闘力には歴然とした差がある様です。