この先にはミタールタラビッチ氏の原文に「神」「神の知恵」「精霊」という言葉が使われています。分かり易くするために、私は五井昌久氏の著書から教わった事をなるべく変化させないでお伝えしようと努力しました。しましたが、力量不足はご容赦ください。では、原文以下です。黒字がミタールタラビッチ氏の原文です。
多くの数字が書かれた本を読んだり書いたりする ものが、自分たちがもっともよくものを知っていると考える。これらの教育のある人々は、自分の人生を計算に基づいて送ろうとし、数値の命ずるままに行動する。こうした人々の中にも悪人と善人が存在する。悪人は悪い行いする。彼らは空気と水、そして河川や土地を汚染し、このため人々はさまざまな病気で突然と死ぬようになる。
善人で賢いものたちは、彼らの努力にはなんの価値もなく、ただ世界を破壊するだけであることを悟り、 数字に答えを見いだすのではなく、瞑想を通して真実を発見しようとする。
多くの数字が書かれた本を読んだり書いたりする
これは、コンピューターのプログラミングの書かれたものではないかとする説がある。私もそうではないかと思う。
数字に答えを見いだすのではなく、
コンピューターや計算や打算に答えを求めず、
瞑想を通して真実を発見しようとする。
人間とは何か?ということに答えを出そうとする。
人間とは如何に生くべきか?ということに答えをだそうとする。
人間に内在する自己と向き合うことでもあるでしょうね。
彼らが瞑想すると神の知恵に近付いて行く。 だが、ときはすでに遅すぎた。悪意をもつものたちが全世界を荒らし回っており、巨大な数の人々がすでに死にはじめているからである。
彼らが瞑想すると神の知恵に近付いて行く。
神の知恵である神性(カムサガ)は絶対てあり・真理であり・宇宙に遍満する法則でもある。なので神性の発動は永遠の生命の発現であり、それは肉体的な有限的な存在でなく霊性的永遠の生命の発現になる。人間には神性が備わっていて、多くの人々が神性を発揮すれば人類を救うこともできるのではないか、ということも分かってくる。だがそれは簡単に明日から出来ますよ。というようなものではなくて、それなりの階梯を経なければ発揮できません。それで次に「だが、ときはすでに遅すぎた」とあります。
人々は都市から逃げ出し、田舎に避難する。 人々は十字が三つ並んだ山を探す。 その中では人々は息をすることができ、水も飲むことができる。この中に逃げ込んだものたちは、自分も家族もともに救うことができる。だが、それは長くは続かない。なぜなら、すごい飢饉が襲うからだ。町や村には十分に食べ物がある、だが、それらは汚染されている。飢えた人々はそれを食べるが、食べたとたんに死んでしまう。 早く死んだものたちこそ逆に生き延びるのだ。なぜなら、聖霊に助けられ神に近付くことができるからだ。
人々は十字が三つ並んだ山を探す
一回目の十字が三つ並んだ山を探す。と出てきました。つづきに書いてあるようにその中は安全だという事が分かったのでしょうね。さらにつづきは「それは長くは続かない」とあり原因は「すごい飢餓」とあるので、食べることの方を最優先するのでしょうね。
早く死んだ者たちこそ逆に生き延びるのだ。
死ねば自己の肉体は無くなります。が、霊魂となって霊界で暮らします。ここが本来の居場所です。ここで暮らしながら神性に磨きをかけることが目的です。始めは肉体世界と同じような暮らしの世界だそうです。そこで暮らすことは、肉体の死のように消滅することのない永遠の生命の世界だから、逆に生き延びるのだ。ということになります。
なぜなら、聖霊に助けられ神に近付くことができるからだ。
西洋では精霊と表現します。日本では守護霊さん守護神さんと分けて表現する方が五井昌久氏です。西洋でいう天使は、守護神さんのことだそうです。この守護の神霊は、肉体世界に居るとき24時間365日守護しています。気づかない方は護りにくく、守護の神霊さんに向いている方は護り易いのは道理です。この人間に一番近い神様(この場合守護の神霊)は、肉体世界が終わっても暫くは、肉体世界と同様に守護してくれます。
各自の霊魂が神性を磨く生活が、神に近づくことができるからだ。と表現されています。
もっとも怒ったものたちが、もっとも強大で恐ろしいものたちを攻撃する。
このひどい戦争を空で戦うものたちには大変な災いとなる。陸上や海上で戦うものたちのほうがまだましだ。
この戦争を戦うものたちは、科学者に奇妙な大砲の弾を作らせる。それが爆発すると、人を殺すのではなく人間や動物に呪いをかける。この呪いで人々は戦うかわりに眠りに眠りこむ。
セルビアはこの戦争に参戦することはない。だが、わが国の上空で別の国の軍が戦う。ポゼガという町の近くで、空から焼け焦げた人々が落ちてくる。世界の果てにあり、大海原に囲まれ、ヨーロッパくらいの大きさの国だけがなんの問題もなく平和に生き残る。この国では大砲の弾はひとつも爆発することはない。
三つの十字のある山 に逃げ込んだものたちだけが避難場所を見つけ、愛と幸福に満たされ、豊かに暮らすことができる。なぜならもう戦争は起こらないからである。以上原文。
三つの十字のある山
二回目の、三つの十字のある山が出てきました。これは、三重県だと説く方と、オーストラリア・ニュージーランドの事だという方、核シェルターの中だとか、世界中のあらゆる場所の指摘がありました。
ヨーロッパ位の大きさ・世界の果て・大海原に囲まれ・という表現から、オーストラリアかニュージーランドではないかと思います。国旗には十字が二つあり、南十字星のモチーフがある、三つの十字とするなら、オーストラリアとニュージーランドになる。
二つの国は、イギリスと縁が深くそれが国旗に表れている。宗教は人口の約半数がキリストになっている。
ここで残った人々は次の文明の種となる人々になるのでしょう。自給自足が何世代も続くのでしょうか。戦争に巻き込まれた他の国々は汚染されていて、食料は作っても食べれないとなると何千年か何万年か、またはそれ以上の地球時間が要るかもしれません。
人類の種となり、地上に残る人々がいるとすると、その方たちはそれが天命で生まれてきます。仮に今他の地域から三つの十字のある山に移住したとしても、人類の種となる天命が備わっていなければ残れません。
一人一人にカルマ(業ごう・とか・めぐりとか読みます)があります。国には国のカルマがあり、人類には人類のカルマがあります。これが実に厄介なもののようです。良くないカルマが溜まると、消滅させようと力が働くそうです。それが人間に作用すると戦争になり、自然界に作用すると天変地異になるそうです。
今までに、人類は何回か文明が消滅しています。それは世界に何か所かある遺跡が証明しています。文明の消滅原因を人類は探り当てていません。
私は、今のこの文明は消滅しても不思議ではないと思います。世界の政治が余りにも人間的でないからです。ということは、悪いカルマが溜まりすぎている。世界の災害を見渡すと、災害の度合いが酷いものになっている。
ミタール・タラビッチ氏が残した文に「東洋に賢者が現れる、人々は真実の教えをウソと決め込み」という節があります。その賢者とは「出口王仁三郎」氏や「五井昌久」氏等の霊的指導者ではないかと思います。そして一人に絞り込まなくてもいいと思う。その他にも居て私が知らないだけかもしれない。日本では主な教派神道だけでも、大本・天理・金光・黒住などの団体があり夫々の役割を果たしてきた。戦後の貧しい混乱期には奇跡も起こし多くの人を救ってきた。日本という国では不思議なことに、ここぞという時、神々が降臨している。そして世界の宗教が共存している。大海や大陸を渡った仏教やキリスト教は、人口の多い少ないでなく、日本で見事に根付いている。こんな国は他にない。せっかくここまできた、今の文明が消滅することは酷いことだと思う。だが真理とあればしかたがない。
私の私淑する五井昌久氏の文で「神」の別名が「霊」であり「生命」です。というのがあります。私は氏の残された文章でここのところが最も好みです。端的に本質を表しています。これは五井昌久氏でなければできません。人間は霊性であり霊が本来の姿であり、それ所以で神の子と説き、神と人間を出版しています。その推薦文を書いたのが、安岡正篤氏です。私は、お二人に面識がありません。私が知ったのはお二人とも亡くなった後で、残された著書からです。お二人とも申し子ではなかったかと思います。そして、もうお一人安岡先生の実兄で高野山の座主となる堀田真快氏もそうでした。
本日はこれにて。
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