町内会・隣組という組織
区の中は、各町内に分かれている。
さらに、町内は、各隣組に分けられている。
隣組は、毎年隣組長を選出(私とこは順番で回ってくる)して、町内会を組織して集会所の清掃や公園の清掃・花壇の整備などをしている。
この隣組・町内会の発端は、太平洋戦争中に始まっているみたいです。
この組織が機能することで、戦争遂行の役に立っていたのでしょう。
私は4年前に隣組長をした。
引っ越してきた直後に「新人だから・やらされた」という感じでしたね。そのことを言いたいのではありません。
1年間、なにをするかというと、市役所からの連絡・自治体が運営に関与している病院からの連絡・市内の小中学校からの連絡・神社からの連絡などを、組内に回覧で回します。
これは、組長として最低限の役割で、この町内会は会長副会長を決め、区の役員も出します。各区の区長は区長会を組織しています。大都会と違って区長選挙はしていません。
この区長会は、区民からの意見を自治体に伝える・その逆もありで、自治体から区民への伝達事項もあります。
この間の伝達方法は、紙の資料です。印刷物で伝達されます。
今年、ある1つの隣組が、組長だけ町内会に送り出して、その他の家庭は隣組を抜けた。
私は、理由を聞いていない。が、なんとなく見当は付く。
そして、私はそれでいいと思う。
隣組に入っていなくても、ゴミは出せるし生活もできる。
何故かというと、何時までも戦中・戦後ではありません。
自治会が無くなっていいのかというと、そうではなくて、自治体がこき使うような組織でなく、緩やかな存在なら、あっていいと思う。
ただし、自治体から市民への「お知らせ」などは、印刷物にしなくて、ここには有線TVがあるので、それを駆使したり、PCやスマホを駆使すれば事は足りる。何時までも、昔のままではね、効率が悪すぎます。
効率を良くして、無駄を省き、安く提供することで、生活を便利にしてきたのがITを駆使した世界です。
それを利用して いない のが、自治体をはじめ政府の治める側ですよ。
市民の善意を、当たり前のように軽く扱ってきたのだ。
自治会では毎年こういうことがあります。行政に向けて何か意見があれば言ってください。
という時があります。そこで、紙の伝達方法を少なくする工夫をしてくださいと、有線TVの活かし方を文書で伝えた。町内会長からは、市役所から直接返信が届きますから。と言われたが、届くことはなかった。きっと私だけではないのだろうと、見当も付く。
直接役所に尋ねると「順番でやっているので待ってください」こんな言葉も見当が付く。
これでは、市民に逃げられる・嫌われる・も無理のないところです。
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