7ヶ月で12000単語を習得したPC単語カードの開発者らによる英語学習理論を綴ったコラムの情報量がすごいんです。単語カードを売るより著書を出されたほうが良いのではないかと思うぐらい納得でき、説得力のある話だと感じる内容です。中にはいくつも参考文献があり、説得力を後押ししています。例えば、「英語を含む5カ国語習得者の言語学習法」や、教育者でさえあまり語らない既存研究で明かになっている「復習の最適のタイミング」、「なぜ日本人が英語を話すのに時間がかかるのか」などの根拠をもとに適切な英語学習について述べられています。
そのページは、このボキャビルコラム
http://eitango-anki.com/ボキャビルコラム/
彼らが販売している単語カードは、究極の早さで何度も復習できるつくりになっており、
日本人が陥りやすい発音の部分も単語の意味と合わせて覚えて行くもの。
参考になったのは、自然と日本人が学んでいるのはイギリス英語であり、
ごく自然と聞きたい!楽しみたい!と思っているのはアメリカ英語だからなんだとか。
世界の共通言語が英語であるのはまぎれも無い事実ですが、
その英語は、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、その他日本人が話す英語、フィリピン人が話す英語、韓国人が話す英語等、訛(なまり)を含めると多種に渡ります。
そんな中、暗黙の了解かのように、一番身の回りで聞くのがアメリカ英語。
その日本の英語教育現場ではびこっているイギリス英語をずっとリスニング、ヒアリングしていても
アメリカ英語が身に付かないのは当然ですよね。
もしイギリスに住みたい!という思いがあるのであればイギリス英語で何も問題ないはず。
ただ、漠然と英語を話したいならアメリカ英語の発音を覚えてしまわないといつまで立っても聞けないどころかうまく話せないんだとか。
また、今、フィリピン留学が流行っています。なぜかというと「日本人が口を揃えて、自信をもって英語を話せる!」といいながら日本に帰ってくる確立が高いからだそう。その奥の理由が面白く、フィリピン人の英会話講師は、日々、英語になっていない日本人英語に慣れ、会話ができてしまうから日本人が勘違いして「俺、しゃべれるようになった!」と言うんだそう。
といってフィリピン留学が悪いのではなく、しかるべき英語勉強法がどんどん研究されていっているのに学習指導要綱に踏み込んだ学習内容が汲み込まれていないのが原因ではないでしょうか。
上記サイトの筆者もホームページ上で述べられていましたが、会話量を多くするならフィリピン留学も全く無駄じゃないそうです。
リゾート地で観光がてら語学を極めるもよし、スパルタで語学のことだけ考えてカナダに行くもよし。留学は人それぞれです。
それにしても良い単語カードに出会いました。
ありがとうございます。
最後に再度URLを掲載させていただきます。
情報量最強の英語学習法掲載サイト http://eitango-anki.com/ボキャビルコラム/
※ちなみにボキャビルとは、ボキャブラリー・ビルディング(Vocabulary Building)の略です。
これは高校の先生に教えてもらいました。あと、チャンキングという、文章を細分化してショートメモリーを鍛える英語学習法も面白いですよ。ぜひ試してみてください。
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