娘が栽培したいと言い出したので
栽培方法や品種には様々な種類があり、初めて栽培をするおっさんにとっては、どのような苗を植えたら良いのか、いつ植えるのが良いのか、収穫時期はいつなのかなど、何も分からなかったので色々と調べてみました。そして実際に2本苗を鉢植えにしてみました。
植え付けの時期
ブルーベリーの植え付け時期は一般的に秋や冬が良いようです。
秋の植え付けの場合は、9月から11月が最適な時期とされます。秋に植え付けることで、植物は冬眠前に根を張り、春に早く成長することが期待できます。
冬の植え付けの場合は、12月から2月が適切な時期とされます。冬の間に植え付けることで、ブルーベリーは寒さに順応し、春に早く成長できるようになります。ただし、非常に寒冷な地域では春になるまで植え付けを待つこともあります。
栽培してみよう!
ブルーベリーの土・肥料について
土についてですがブルーベリーは酸性土壌を好みますので、pH 4.5〜5.3程度の酸性土壌を用意してください。
家庭ではピートモスや鹿沼土などの酸性用土を使用して調整して下さい。
おっさんは楽をして土を買ってしまいました。
肥料についてですが庭植え、鉢植えとも3月に春肥を、5月、8月下旬に追肥をします。庭植えでは、元肥、追肥とも化成肥料(チッ素N‐リン酸P‐カリK=8‐8‐8など)を与えますが、化学肥料は最小限度に抑えて、できるだけ堆肥などの有機物を与えることが大切なようです。鉢植えでは、元肥には有機固形肥料を、追肥には緩効性化成肥料を与えます。
水の与え方
水やりについては鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。庭植えの場合は、品種や土質にもよりますが、夏にひどい日照りが続くような場合は株が煮えてしまわないよう1日に朝夕2回の水やりが推奨されています。
置き場所や日当たり
ブルーベリーは日当たりの良い場所を好みますが、強い日差しや暑さには弱いため、半日陰の環境が理想です。風通しの良い場所を選びましょう。
摘芯
植物の新しい茎や枝が生長している時に、先端の芽を摘み取る作業の事です。摘心をすることで脇芽が増えて、花や実の数が増えやすくなります。ブルーベリーの場合も、摘心をして収穫量を増やすことが可能です。適期は5月〜6月となるようですので、新しく伸びてきた枝の先端をカットしてみましょう。
ブルーベリーを育てるコツ!育成のポイント
ブルーベリーは自家結実が難しいため、他の品種のブルーベリーと一緒に植えることで交配が起こり、受粉率を上げることができます。混植することで、実の数や品質が向上し、より豊作な収穫が期待できます。
剪定の時期と方法
ブルーベリーを育てるうえで欠かせない作業のひとつが剪定です。枝を切れる丈夫なハサミを用意して、適したタイミングで剪定していきましょう。
時期
ブルーベリーは枝が込み入った状態になりやすいので、定期的に剪定して枝ぶりをスッキリさせてあげましょう。適切な剪定をすると植物の健康状態もよくなり、実のつき方も良くなります。時期は夏と冬があり、夏の剪定は収穫を増やすために、冬の剪定は長期的に株の健康を保つために行います。
夏の剪定
夏の剪定は、6月頃に行います。新しく伸びた新枝を摘心し、枝分かれさせましょう。枝先から、全体の3分の1ほどの長さを切るのがコツです。ポイントは、花芽の形成が始まる前に剪定を済ませること。7月には花芽がつき、実をつける準備が始まるため、それまでに剪定を終えておきましょう。
込み合っている枝がある部分を整理するため、余分なものをカットしていきます。たくさん切りすぎると株の勢いが弱ってしまうこともあるため、慣れないうちはカットする本数を少なめに抑えましょう。
冬の剪定
冬の剪定は、幼木と成木で目的が変わります。若いブルーベリーの木であれば、株を大きくすることを重視した剪定がおすすめです。花芽のついた部分をいくつか落とし、実のできる数を制限することで、木が生長するほうへ栄養を回せます。適期は12月〜3月です。
5年以上生きているブルーベリーなら、株を更新させるために大胆に太い枝を切っていきましょう。老化枝と呼ばれる実がつきにくくなった古い枝、小枝・枯れ枝、内向枝と呼ばれる株の内側に向かう枝、さらに手が届かないような高い位置や、地面についてしまうほど低い位置にある枝もカットして樹形を整えます。
収穫の時期と方法
ブルーベリーの収穫時期は、品種や地域によって異なる場合がありますが、一般的には初夏から晩夏にかけて行われます。日本では、6月中旬から9月上旬に収穫が行われることが多いです。
ブルーベリーは完熟すると実が簡単に取れるので、熟した実を傷つけることなく一つずつ摘み取ることができます。
実が十分に熟しているか確認することが重要です。実が真っ青になっていることや、実の表面に白い粉状のつやがあることが成熟のサインとされます。一度摘み取ると追熟することはないため、しっかりと熟したものを収穫することが大切です。また、収穫後は適切な方法で保存することで長期間の保存が可能となります。
ブルーベリーに付く病害虫の予防と対策
マメコガネ、イラガ、ミノガの幼虫による被害
ブルーベリーは病気や害虫の心配が少ない果樹ですが、それでも害虫がつくことはあります。コガネムシ類などの幼虫が住み着いていないか気をつけましょう。土の中で根っこを食べ、ブルーベリーを枯らしてしまいます。対策としてはポリエチレン製のマルチシートか敷き藁で根元を覆うか、薬剤の散布が有効です。
アブラムシによる病害
家庭菜園で育てられる植物の多くに発生しやすいアブラムシ。春以降の暖かい時期によく見られます。見つけたら、すぐに駆除することが大切です。放っておくと新芽やつぼみなどから吸汁し、ブルーベリーが枯れる原因をつくってしまいます。専用薬剤を使って防除すると安心です。
アルミホイルや黄色の物も役に立つと思われます。
スズメ、ヒヨドリ、ムクドリなどの鳥による害
ブルーベリーの実ができると、スズメやヒヨドリなどの鳥が食べにやってきます。対策としては、鳥よけのアイテムを置くこと、もしくは防護ネットでブルーベリーを覆ってしまうなどの方法が有効です。
鳥がとまりにくい環境を作りましょう。
まとめ
ブルーベリーは、果実を収穫するだけでなく、花や若葉、紅葉などの鑑賞も楽しめる植物です。1年を通してさまざまな表情を見られるため、育てる楽しみを感じやすい果樹と言えると思います。他の果樹と比べて、植えつけから収穫までの年数が短く済む点もメリットです。これから果樹栽培にチャレンジしたいという方は、ぜひブルーベリーを育ててみてはいかがでしょうか。
最後に、ブルーベリーの美味しい食べ方です。生でそのまま食べるのが一番シンプルで美味しい方法ですが、さまざまな料理にも活用することができます。例えば、パンケーキやヨーグルトにトッピングしたり、スムージーやジャムに加工することもおすすめです。また、冷凍しておいたブルーベリーをデザートとして使うこともできます。そのまま食べるだけでも美味しいですが、ぜひさまざまなレシピに挑戦してみてください。
ランキング参加中!
ポチっとご協力お願いします!
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image