英語を勉強していると、英語は数学などとは違って異色の
学科だとおもいます。
それは英語が”言葉”であるという理由につきます。
流動的な要素が、実はかなりあるということです。
比較級、最上級について、取り上げようと思った理由が
次の英単語に出くわしたからです。
aloof (副詞)離れて、遠ざかって
(形容詞)よそよそしい、受け付けない
比較級 aloofer , more aloof
最上級 aloofest , most aloof
また、aloof + ly のもう一つの副詞形 alooflyでは
比較級 alooflier , more aloofly
最上級 aloofliest , most aloofly
となるそうです。
中学生向けには
「2音節以上の単語で接尾辞 −ly の時は、
more , most を単語の前に置くけど、
early の場合は、eariler , earliest となって例外
として覚えてね」
と教えますが、実際は2音節の単語を比較級、最上級
にする場合は、両方使うこともあるのが実際です。
clear - clearer - clearest
happy - happier - happiest
こちらの使い方が多数派ですが
clear - more clear - most clear
happy - more happy - most happy
も使われるそうです。
前者がドイツ語の流れ、後者がラテン語の流れを汲ん
でいるという考えもあるそうです。
【くじらの構文】では
no more 形容詞 than〜という形をとります。
ここに楽しいという形容詞 happy を入れると
no more happy than 〜
となり、"more happy" が出現してきます。
ですから、"happyの比較級"は絶対に"happier" と断定的
に教え内容が良い気がします。
この矛盾に出会った中学生はさぞ、モヤモヤした気持ち
になって英語に対する自信を失うかもしれません。
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