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2016年06月06日
電子マネーで、人より得する活用法?「電子マネー」は“Suica”が最強!
「電子マネー」いろいろあるが、どれをメインにすべきか
電子マネーを使い始めようと思うとき、どれをメインで利用するか悩みます。
“オタク係数”○%以上はキケン!? FPが教える「お金と趣味」の理想バランス
今回は「電子マネー、どれ使えばいいの?」というような人を対象に、首都圏では有力な選択肢であるSuicaを軸に、初めての電子マネー活用法について紹介してみたいと思います。
首都圏暮らしならSuicaに集中、スマホがあればモバイルSuicaが便利
もしあなたが首都圏に暮らし、電車やバスに少なからず乗るというのであれば、Suicaで電子マネー利用をスタートしてみるといいでしょう。電車に乗るためのICカードが、多くの店舗で利用できる電子マネーとしてそのまま使えるからです。
私たちの生活の利用シーンにおいて、「電車やバス」で使えるという利便性は大きく、SuicaもしくはPASMOを選択すれば、定期券をそのまま電子マネーにすることもできます。電子マネーを何枚も持つという面倒も回避できます。
交通系ICカードを電子マネーのメインカードにすると、交通機関以外でも便利性が高いことも魅力です。Suicaは、大手コンビニの全てが対応しており、駅ナカやキオスクでの決済もほぼ通用します。SuicaはPASMOロゴのある私鉄駅でも使えるので利用シーンはかなり広くなります(逆に言えばPASMOはSuicaロゴのある全ての端末で決済できます)。
デニーズがnanacoだけ、とかマクドナルドはiD等でSuica非対応、などということが時々ありますが、電子マネー対応端末がレジに置いてあるお店はSuica対応している、と思ってもほぼ大丈夫です。
もしAndroid系のスマホを持てば、おサイフケータイの機能を使ってモバイルSuicaにしてしまうと、さらに便利になります。モバイルSuicaアプリの登録をしておけば、新幹線の予約や特急券の予約をどこでもできるようになり、さらに使い勝手がよくなります(JR東日本エリア。東海道新幹線は追加の契約が必要)。
ところで、Suicaを使い始めたら、Suicaポイントクラブに必ず登録しておきましょう。日々の利用に際して0.5〜1%のポイントも貯まりますので、便利なうえにお得で割安な買い物をしたことになります。
SuicaはViewカードと組み合わせるとポイント還元率が大きくアップする
Suicaのチャージはいくつかの方法があります。基本的な方法は、自動券売機の端末やコンビニで現金を使ってチャージするやり方です。しかしもっとお得に使いたいなら、クレジットカードからのチャージがオススメです。クレジットカードからチャージすれば、クレジットカードのポイントもゲットできるからです。
Suicaへのクレジットカードからのチャージは原則としてViewカードを使います。どんなクレジットカードでもチャージできるわけではありませんが、ViewカードからSuicaにチャージすると、1.5%相当のポイントを得られるため、さらにお得になります。一般的にクレジットカード利用のポイント還元率は0.5%なのでこれはかなりお得です。
また、利用時に得られるSuicaポイントクラブとは別につくのがうれしいところです。
ただし「2つめの電子マネー」もセットしておくといい
とはいえ、Suicaだけに電子マネーを限定するより、「Suicaを使いつつ、Suica以外の選択肢も使う」というスタンスで電子マネーを使うことは考えていいと思います。
このとき、2つめの電子マネーは生活圏で利用が高いものを選ぶ(イオンが近いならWAON、セブンイレブンが多いならnanacoのように)といいでしょう。それぞれ1%程度のポイントが貯まりますので、現金で買い物するよりお得になります。
さて、電子マネーの基本を紹介してきました。一度電子マネー決済生活に移行すると、現金をもたなくていい便利さがうれしくて、もう戻れなくなります。ぜひ、電子マネーライフを楽しんでください。
ウレぴあ総研引用
電子マネーを使い始めようと思うとき、どれをメインで利用するか悩みます。
“オタク係数”○%以上はキケン!? FPが教える「お金と趣味」の理想バランス
今回は「電子マネー、どれ使えばいいの?」というような人を対象に、首都圏では有力な選択肢であるSuicaを軸に、初めての電子マネー活用法について紹介してみたいと思います。
首都圏暮らしならSuicaに集中、スマホがあればモバイルSuicaが便利
もしあなたが首都圏に暮らし、電車やバスに少なからず乗るというのであれば、Suicaで電子マネー利用をスタートしてみるといいでしょう。電車に乗るためのICカードが、多くの店舗で利用できる電子マネーとしてそのまま使えるからです。
私たちの生活の利用シーンにおいて、「電車やバス」で使えるという利便性は大きく、SuicaもしくはPASMOを選択すれば、定期券をそのまま電子マネーにすることもできます。電子マネーを何枚も持つという面倒も回避できます。
交通系ICカードを電子マネーのメインカードにすると、交通機関以外でも便利性が高いことも魅力です。Suicaは、大手コンビニの全てが対応しており、駅ナカやキオスクでの決済もほぼ通用します。SuicaはPASMOロゴのある私鉄駅でも使えるので利用シーンはかなり広くなります(逆に言えばPASMOはSuicaロゴのある全ての端末で決済できます)。
デニーズがnanacoだけ、とかマクドナルドはiD等でSuica非対応、などということが時々ありますが、電子マネー対応端末がレジに置いてあるお店はSuica対応している、と思ってもほぼ大丈夫です。
もしAndroid系のスマホを持てば、おサイフケータイの機能を使ってモバイルSuicaにしてしまうと、さらに便利になります。モバイルSuicaアプリの登録をしておけば、新幹線の予約や特急券の予約をどこでもできるようになり、さらに使い勝手がよくなります(JR東日本エリア。東海道新幹線は追加の契約が必要)。
ところで、Suicaを使い始めたら、Suicaポイントクラブに必ず登録しておきましょう。日々の利用に際して0.5〜1%のポイントも貯まりますので、便利なうえにお得で割安な買い物をしたことになります。
SuicaはViewカードと組み合わせるとポイント還元率が大きくアップする
Suicaのチャージはいくつかの方法があります。基本的な方法は、自動券売機の端末やコンビニで現金を使ってチャージするやり方です。しかしもっとお得に使いたいなら、クレジットカードからのチャージがオススメです。クレジットカードからチャージすれば、クレジットカードのポイントもゲットできるからです。
Suicaへのクレジットカードからのチャージは原則としてViewカードを使います。どんなクレジットカードでもチャージできるわけではありませんが、ViewカードからSuicaにチャージすると、1.5%相当のポイントを得られるため、さらにお得になります。一般的にクレジットカード利用のポイント還元率は0.5%なのでこれはかなりお得です。
また、利用時に得られるSuicaポイントクラブとは別につくのがうれしいところです。
ただし「2つめの電子マネー」もセットしておくといい
とはいえ、Suicaだけに電子マネーを限定するより、「Suicaを使いつつ、Suica以外の選択肢も使う」というスタンスで電子マネーを使うことは考えていいと思います。
このとき、2つめの電子マネーは生活圏で利用が高いものを選ぶ(イオンが近いならWAON、セブンイレブンが多いならnanacoのように)といいでしょう。それぞれ1%程度のポイントが貯まりますので、現金で買い物するよりお得になります。
さて、電子マネーの基本を紹介してきました。一度電子マネー決済生活に移行すると、現金をもたなくていい便利さがうれしくて、もう戻れなくなります。ぜひ、電子マネーライフを楽しんでください。
ウレぴあ総研引用
2016年05月19日
行動経済学の普及で進化?ヤマダ電機のポイント20%と現金割引15%どっちが得
ヤマダ電機に代表される家電量販店の多くにはポイント割引制度がある。現金やカードでの支払額に応じて、次の買い物での割引に使えるポイントが付与される。多くの量販店で同様の手法が取り入れられていることから、こうしたポイント制度が消費者の強い支持を受けていることがわかる。
行動経済学の普及で進化する販促理論
ヤマダ電機のポイント加算20%と現金割引15%はどっちが得か
さて、ポイント制度で20%の還元を受けるのと、現金で15%引きとなるのでは、どちらがより得だろうか。
ポイント分の精算にはポイントがつかないというのが要点だ。別表に1万円の商品を3回購入したときの試算を示した。最初の購入で2000円分のポイント還元が受けられるため、「500円得した」と思うかもしれないが、3回購入時でも現金割引のほうが総計の支払額は900円少ない。ポイント還元のほうが支払額が少なくなるのは9回購入時以降となる。
なぜ見かけ上の還元率に騙されてしまうのか。行動経済学の知見によれば、そこには2つの心理的特性が関わっている。
第1は「参照点依存性」。人は損得について、頭の中に定めた一定の基準からの変化で判断してしまうという性質をもつ。
会社員のボーナスは本来、臨時収入である。しかし、もしボーナスがもらえない、もしくは前期より減額されていれば、大きく失望するだろう。それは前期の額が参照点となり、それとの比較で判断するからだ。「ポイント加算20%」の参照点は「20」で、頭の中ではそれを「現金割引15%」の「15」と比較する。その結果、「5%ダウン。現金割引のほうが損だ」と判断してしまうのだ。
第2の理由は「フレーミング効果」。人は提示の仕方(フレーミング)によって、同じ現象にも正反対の印象をもつ恐れがある。たとえばコップに半分の水が入っている場合、「まだ半分残っている」と捉えるか、「もう半分に減ってしまった」と捉えるかで、印象はまったく異なる。こうした「フレーミング効果」は、人間の判断に大きな影響を及ぼすことが知られている。
今回の場合、「ポイント加算」というフレームを与えられると、反射的に「何かもらえる」という印象を受ける。一方、「現金割引」では、「支払う金額」に着目してしまう。頭の中でこの2つを比べたとき、人は、どちらかといえば「払う」より「もらえる」ほうに引きつけられる。
意思決定を偏らせる人間の心理的特性には、ほかにも「時間割引」や「決定麻痺」など多くの種類があり、性差や年齢、職業や国民性に応じて異なる。
たとえば「2時間後にもらえるケーキより、すぐにもらえるケーキのほうが嬉しい」と感じるのは満足度が「時間割引」されるからだ。この割引率は、実験により、女性より男性、中年より老人や若者のほうが高いことがわかっている。中年女性はより我慢強く、若い男性は目の前の損得にこだわる傾向が強い。
またエアコンやテレビなど商品選びに多数の選択肢がある場合、経済合理的にベストな選択を下せない「決定麻痺」が起こりやすい。最近、「エコポイント制度」の是非が話題にのぼるが、「環境にやさしい」といった価格以外の理由を与えられると、購買行動はスムーズになる。行動経済学の立場からは、消費拡大にそれなりの効果をもたらした施策だったと評価できる。
2002年にダニエル・カーネマンがノーベル経済学賞を受賞、行動経済学の認知が高まった。これまで担当者の経験や感覚で行われていた消費者政策の理論化が進んでいる。各社が似たようなポイント制度を導入するのも頷ける。
※すべて雑誌掲載当時
PRESIDENT Online引用
行動経済学の普及で進化する販促理論
ヤマダ電機のポイント加算20%と現金割引15%はどっちが得か
さて、ポイント制度で20%の還元を受けるのと、現金で15%引きとなるのでは、どちらがより得だろうか。
ポイント分の精算にはポイントがつかないというのが要点だ。別表に1万円の商品を3回購入したときの試算を示した。最初の購入で2000円分のポイント還元が受けられるため、「500円得した」と思うかもしれないが、3回購入時でも現金割引のほうが総計の支払額は900円少ない。ポイント還元のほうが支払額が少なくなるのは9回購入時以降となる。
なぜ見かけ上の還元率に騙されてしまうのか。行動経済学の知見によれば、そこには2つの心理的特性が関わっている。
第1は「参照点依存性」。人は損得について、頭の中に定めた一定の基準からの変化で判断してしまうという性質をもつ。
会社員のボーナスは本来、臨時収入である。しかし、もしボーナスがもらえない、もしくは前期より減額されていれば、大きく失望するだろう。それは前期の額が参照点となり、それとの比較で判断するからだ。「ポイント加算20%」の参照点は「20」で、頭の中ではそれを「現金割引15%」の「15」と比較する。その結果、「5%ダウン。現金割引のほうが損だ」と判断してしまうのだ。
第2の理由は「フレーミング効果」。人は提示の仕方(フレーミング)によって、同じ現象にも正反対の印象をもつ恐れがある。たとえばコップに半分の水が入っている場合、「まだ半分残っている」と捉えるか、「もう半分に減ってしまった」と捉えるかで、印象はまったく異なる。こうした「フレーミング効果」は、人間の判断に大きな影響を及ぼすことが知られている。
今回の場合、「ポイント加算」というフレームを与えられると、反射的に「何かもらえる」という印象を受ける。一方、「現金割引」では、「支払う金額」に着目してしまう。頭の中でこの2つを比べたとき、人は、どちらかといえば「払う」より「もらえる」ほうに引きつけられる。
意思決定を偏らせる人間の心理的特性には、ほかにも「時間割引」や「決定麻痺」など多くの種類があり、性差や年齢、職業や国民性に応じて異なる。
たとえば「2時間後にもらえるケーキより、すぐにもらえるケーキのほうが嬉しい」と感じるのは満足度が「時間割引」されるからだ。この割引率は、実験により、女性より男性、中年より老人や若者のほうが高いことがわかっている。中年女性はより我慢強く、若い男性は目の前の損得にこだわる傾向が強い。
またエアコンやテレビなど商品選びに多数の選択肢がある場合、経済合理的にベストな選択を下せない「決定麻痺」が起こりやすい。最近、「エコポイント制度」の是非が話題にのぼるが、「環境にやさしい」といった価格以外の理由を与えられると、購買行動はスムーズになる。行動経済学の立場からは、消費拡大にそれなりの効果をもたらした施策だったと評価できる。
2002年にダニエル・カーネマンがノーベル経済学賞を受賞、行動経済学の認知が高まった。これまで担当者の経験や感覚で行われていた消費者政策の理論化が進んでいる。各社が似たようなポイント制度を導入するのも頷ける。
※すべて雑誌掲載当時
PRESIDENT Online引用
2016年03月11日
お得の二重取り、三重取り!コンビニ買い物で、 5%得する? セブンで仕込んでローソンで使う
今や品揃えだけでなく、ポイントサービスの種類まで充実しているコンビニエンスストア。そんなコンビニで、日常品の購入はもちろん、各種支払いにいたるまで、あらゆるお金のやり取りをカード支払いにすれば、“濡れ手に粟”的な恩恵にあずかれることは、何となくご存知な方も多いことだろう。
とはいえ、カードの世界は複雑だ。クレジットカードの種類はもちろんのこと、ポイントカードまで合わせると膨大な数があり、どれをどう使えばいいのか、素人ではとても分からない。
セブンで仕込んでローソンで使う!? 5%得するコンビニ買い物術
「カードには、メインカードとなるクレジットカード、ポイントを貯めるためのカード(電子マネー系を含む)、割引を受けるためのカードと、主に3つの種類があります。これらのカードを駆使することで、お得の二重取り、三重取りができ、最大5%も得をすることができます」
そう語るのは、小社より『普通の人がケチケチしなくても毎年100万円貯まる59のこと』を上梓した経済評論家の佐藤治彦氏。「過去20年、コンビニで現金払いをしたことがほとんどない」という佐藤氏に“コンビニの買い物で5%得する”ための具体的な方法を聞いてみた。
◆「リクルートカードプラス」と「ナナコカード」で“お得の二重取り”
コンビニの買い物で5%得するための具体的な方法だが、まずは、メインカードとなるクレジットカードと、ポイントを貯めるためのカードの作成が必要になる。具体的には、メインカードとなるクレジットカードに「リクルートカードプラス(JCB)」を、ポイントを貯めるためのカードには「ナナコカード(セブン-イレブン)」「ポンタカード(ローソン)」を佐藤氏は薦めるが、その理由は何なのだろうか?
「メインカードとなるリクルートカードプラスは、買い物はもちろん、旅行や公共料金などを含めたほとんどの支払いが対象になり、還元率も2%あります。年会費は2000円(+税)かかりますが、かなりお得なカードです。まずは、これを作ります。次にポイントを貯めるためのカードですが、ナナコカードのほか、ポンタカードを作ってください。まずナナコカードですが、これはセブン‐イレブンで使うことのできる電子マネーカードです。このカードは、リクルートカードプラスでチャージをすることができるので、リクルートカードプラスに2%分のポイントがつきます」
つまり、ナナコカードでの買い物で得られるポイントのほか、ナナコカードにチャージすることで、リクルートカードプラスのポイントも得られるという、“お得の二重取り”が可能になるわけだ。しかし、このままでは終わらない。さらに、得をする方法があると言う。
「ナナコカードで、1万円のQUOカードを買うと、1万円のプリペイドカードだけは1万180円分使うことができます。クオカードの購入では、ナナコのポイントはついてきませんが、1.8%ここで得することになります」
1万円のクオカードを還元率2%のリクルートカードプラスで購入しているため、実質の支払い額は9800円となる。9800円で1万180円の買い物ができるわけだから、その還元率は約3.7%。何ともお得な方法だが、リクルートカードプラスの新規募集は3/15まで。興味のある方は、ひとまず申請を急いでいただきたい。
◆ポイントカード「ポンタカード」で“お得の三重取り”
ポイントを貯めるためのカードとして、ナナコカードとポンタカードが出てきたが、ここまでポンタカードには触れられていない。このカード、いったいどのように使うのだろうか?
「その前にクオカードについてですが、このカードは、意外といろんなところで使えます。コンビニなら、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマートなど。ほかにマツモトキヨシ、ガスト、デニーズ、バーミヤン、エネオス、書店など全国5万5000店で利用ができます。もちろんセブン‐イレブンでも使えますが、この場合、先ほども申し上げたように、ナナコポイントはもらえません。ここでやっと、ポンタカードが登場します。ローソンではクオカードで買い物をするときも、レジでポンタカードを提示すると、ポンタポイントがもらえます。こうして“お得の三重取り”ができるのです」
再確認すると、リクルートカードプラスからナナコカードへチャージして還元で1回目の得、クオカードについているおまけで2回目の得、さらに、クオカードで買い物をするときのポンタポイントで3回目の得となるわけだ。
具体的には、ローソンでポンタカードを提示してクオカードで買い物をすると、その還元率は1%。クオカード購入までの還元率3.7%を加味すると、ここまでで約5%の還元率となる。しかし、“お得の螺旋階段”は、まだまだ終わらない。
◆割引カード「ポンタカード」で“お得の四重取り&五重取り”
冒頭で「カードには、メインカードとなるクレジットカード、ポイントを貯めるためのカード(電子マネー系を含む)、割引を受けるためのカードの3種類がある」と佐藤氏は語っているが、ポンタカードには「ポイントを貯めるためのカード」としての機能のほか「割引を受けるためのカード」としての機能も有している。
「ローソンでポンタカードを提示してクオカードで買い物をすると、1%のポイント還元がつくように、ファミリーマートでTポイントカードを提示してクオカードで買い物をすると、同じくらいのポイント還元があります。ですが、あえてポンタカードをオススメする理由は、ポンタポイントは、ローソンにあるロッピーという端末で、ポンタ会員専用のお試し引換券と交換ができる点にあります。たとえば、1000円くらいのお酒や化粧品が400ポイント。200円くらいのアイスクリームやお菓子、カップ麺、ビールのおつまみなどが70ポイントで交換できます。ローソンに置いてある商品は、切手や宅配などのサービス以外のほとんどのものが、ポンタポイント1ポイント=1円として交換できますが、このお試し引換券であれば、1ポイントが2円や3円分の価値となるのです。もちろん、お試し引換券で商品をもらうときに、ポンタカードを提示すれば、ちゃんとポンタポイントがついてくる。ポンタポイントは、無限ループ状態。“お得の四重取り&五重取り”になるわけです(笑)」
この手の“お得ネタ”は、広く知れ渡れば渡るほど、改悪される傾向にある。『普通の人がケチケチしなくても毎年100万円貯まる59のこと』には、この他にも、スマートに得をするための方法が、盛りだくさん。“まだまだお得”な状態のうちに、その恩恵にあずかってみては!?<文・写真/HBO編集部 協力/佐藤治彦>
【佐藤治彦】
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶応義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。近著に『知識ゼロからの為替相場入門』(共著/幻冬社)、『普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』(扶桑社)など。
ハーバービジネスオンライン引用
とはいえ、カードの世界は複雑だ。クレジットカードの種類はもちろんのこと、ポイントカードまで合わせると膨大な数があり、どれをどう使えばいいのか、素人ではとても分からない。
セブンで仕込んでローソンで使う!? 5%得するコンビニ買い物術
「カードには、メインカードとなるクレジットカード、ポイントを貯めるためのカード(電子マネー系を含む)、割引を受けるためのカードと、主に3つの種類があります。これらのカードを駆使することで、お得の二重取り、三重取りができ、最大5%も得をすることができます」
そう語るのは、小社より『普通の人がケチケチしなくても毎年100万円貯まる59のこと』を上梓した経済評論家の佐藤治彦氏。「過去20年、コンビニで現金払いをしたことがほとんどない」という佐藤氏に“コンビニの買い物で5%得する”ための具体的な方法を聞いてみた。
◆「リクルートカードプラス」と「ナナコカード」で“お得の二重取り”
コンビニの買い物で5%得するための具体的な方法だが、まずは、メインカードとなるクレジットカードと、ポイントを貯めるためのカードの作成が必要になる。具体的には、メインカードとなるクレジットカードに「リクルートカードプラス(JCB)」を、ポイントを貯めるためのカードには「ナナコカード(セブン-イレブン)」「ポンタカード(ローソン)」を佐藤氏は薦めるが、その理由は何なのだろうか?
「メインカードとなるリクルートカードプラスは、買い物はもちろん、旅行や公共料金などを含めたほとんどの支払いが対象になり、還元率も2%あります。年会費は2000円(+税)かかりますが、かなりお得なカードです。まずは、これを作ります。次にポイントを貯めるためのカードですが、ナナコカードのほか、ポンタカードを作ってください。まずナナコカードですが、これはセブン‐イレブンで使うことのできる電子マネーカードです。このカードは、リクルートカードプラスでチャージをすることができるので、リクルートカードプラスに2%分のポイントがつきます」
つまり、ナナコカードでの買い物で得られるポイントのほか、ナナコカードにチャージすることで、リクルートカードプラスのポイントも得られるという、“お得の二重取り”が可能になるわけだ。しかし、このままでは終わらない。さらに、得をする方法があると言う。
「ナナコカードで、1万円のQUOカードを買うと、1万円のプリペイドカードだけは1万180円分使うことができます。クオカードの購入では、ナナコのポイントはついてきませんが、1.8%ここで得することになります」
1万円のクオカードを還元率2%のリクルートカードプラスで購入しているため、実質の支払い額は9800円となる。9800円で1万180円の買い物ができるわけだから、その還元率は約3.7%。何ともお得な方法だが、リクルートカードプラスの新規募集は3/15まで。興味のある方は、ひとまず申請を急いでいただきたい。
◆ポイントカード「ポンタカード」で“お得の三重取り”
ポイントを貯めるためのカードとして、ナナコカードとポンタカードが出てきたが、ここまでポンタカードには触れられていない。このカード、いったいどのように使うのだろうか?
「その前にクオカードについてですが、このカードは、意外といろんなところで使えます。コンビニなら、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマートなど。ほかにマツモトキヨシ、ガスト、デニーズ、バーミヤン、エネオス、書店など全国5万5000店で利用ができます。もちろんセブン‐イレブンでも使えますが、この場合、先ほども申し上げたように、ナナコポイントはもらえません。ここでやっと、ポンタカードが登場します。ローソンではクオカードで買い物をするときも、レジでポンタカードを提示すると、ポンタポイントがもらえます。こうして“お得の三重取り”ができるのです」
再確認すると、リクルートカードプラスからナナコカードへチャージして還元で1回目の得、クオカードについているおまけで2回目の得、さらに、クオカードで買い物をするときのポンタポイントで3回目の得となるわけだ。
具体的には、ローソンでポンタカードを提示してクオカードで買い物をすると、その還元率は1%。クオカード購入までの還元率3.7%を加味すると、ここまでで約5%の還元率となる。しかし、“お得の螺旋階段”は、まだまだ終わらない。
◆割引カード「ポンタカード」で“お得の四重取り&五重取り”
冒頭で「カードには、メインカードとなるクレジットカード、ポイントを貯めるためのカード(電子マネー系を含む)、割引を受けるためのカードの3種類がある」と佐藤氏は語っているが、ポンタカードには「ポイントを貯めるためのカード」としての機能のほか「割引を受けるためのカード」としての機能も有している。
「ローソンでポンタカードを提示してクオカードで買い物をすると、1%のポイント還元がつくように、ファミリーマートでTポイントカードを提示してクオカードで買い物をすると、同じくらいのポイント還元があります。ですが、あえてポンタカードをオススメする理由は、ポンタポイントは、ローソンにあるロッピーという端末で、ポンタ会員専用のお試し引換券と交換ができる点にあります。たとえば、1000円くらいのお酒や化粧品が400ポイント。200円くらいのアイスクリームやお菓子、カップ麺、ビールのおつまみなどが70ポイントで交換できます。ローソンに置いてある商品は、切手や宅配などのサービス以外のほとんどのものが、ポンタポイント1ポイント=1円として交換できますが、このお試し引換券であれば、1ポイントが2円や3円分の価値となるのです。もちろん、お試し引換券で商品をもらうときに、ポンタカードを提示すれば、ちゃんとポンタポイントがついてくる。ポンタポイントは、無限ループ状態。“お得の四重取り&五重取り”になるわけです(笑)」
この手の“お得ネタ”は、広く知れ渡れば渡るほど、改悪される傾向にある。『普通の人がケチケチしなくても毎年100万円貯まる59のこと』には、この他にも、スマートに得をするための方法が、盛りだくさん。“まだまだお得”な状態のうちに、その恩恵にあずかってみては!?<文・写真/HBO編集部 協力/佐藤治彦>
【佐藤治彦】
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶応義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。近著に『知識ゼロからの為替相場入門』(共著/幻冬社)、『普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』(扶桑社)など。
ハーバービジネスオンライン引用
2016年02月08日
客の会計時にローソン従業員が自分のポイントカード ポンタを使ってポイントを不正取得
大手コンビニエンスストア「ローソン」は8日、客の会計時に従業員が自分のを使ってポイントを不正取得していたことを公式ホームページ(HP)上で発表し、謝罪した。
ローソンによると、ポイントの不正取得があったのは富山県内の店舗。同店を利用した客が、自分が使っていないポイントカードの残高がレシートに印字されていたことを不審に思い、画像をツイッターにアップしたことから発覚した。
画像に富山県砺波市内の店舗名も写っていたことからローソンが従業員を特定、事実確認したところ認めた。
従業員が客のポイントを不正取得、ローソンが謝罪
従業員は6日付で退職したという。ツイッターにアップされたレシートにはポイント残高が「4698P」と印字されていた。ローソンは今後、不正に取得されたポイントを調査し、回収するとしている。
同社は「お客さまに大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。従業員への教育を再徹底するという。
また、再発防止のため「店舗でのイレギュラーなポイント取得のモニタリング体制を強化し、不正行為の防止に努めてまいります」としている。
スポーツ報知引用
ローソンによると、ポイントの不正取得があったのは富山県内の店舗。同店を利用した客が、自分が使っていないポイントカードの残高がレシートに印字されていたことを不審に思い、画像をツイッターにアップしたことから発覚した。
画像に富山県砺波市内の店舗名も写っていたことからローソンが従業員を特定、事実確認したところ認めた。
従業員が客のポイントを不正取得、ローソンが謝罪
従業員は6日付で退職したという。ツイッターにアップされたレシートにはポイント残高が「4698P」と印字されていた。ローソンは今後、不正に取得されたポイントを調査し、回収するとしている。
同社は「お客さまに大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。従業員への教育を再徹底するという。
また、再発防止のため「店舗でのイレギュラーなポイント取得のモニタリング体制を強化し、不正行為の防止に努めてまいります」としている。
スポーツ報知引用