2年前の悪夢が再び?豪ドルが強い
原因はCPIの数値が強かったからと思われます。
インフレ改善の兆しが無く、市場ではさらなる利上げ観測が起きています。
豪5月CPIは前年比+4.0%、半年ぶり高い伸び 利上げ観測強まる
当然のことながらリピート系FX最強ペアAUD/NZDも影響を受けており、売で仕掛けている場合は含み損が膨らんでいることでしょう。
私の場合はAUD/NZDは1.10から上は捨てており証拠金は十分入れているので心配していませんが、AUD/CADはあまり証拠金を積んでおらずこのまま待っていてもいつ戻るかわからないので損切したばかりです。
何年も相場にいる方なら知っていると思いますが2年前の1.14まで到達した悪夢を思い出さずにはいられません。
あの時はロスカットの憂き目にあった方もいたかと思います。
豪ドル高はアノマリー?近年は夏から秋にかけて上昇するケースが多い
正直アノマリーなんて大昔は通用したかもしれませんが現代の相場においては全くやくに立たないと思っています。
アノマリーについて書かれている書籍を見るとコンピュータさえない時代のアメリカの相場の季節による相場変動の傾向を書いたものばかり。
アルゴリズムが幅をきかせ当時より多くの国のお金が年中高速でやりとりされている現代でそんなものは通用しません。
実際本の内容と近年のチャートを見ても全くと言っていいほど当てはまらないことがわかると思います。
ただし根拠も無くほんの数年間の話ではありますが豪ドルについてはある傾向が見受けられます。
豪ドルは夏場から秋にかけて上昇しやすい
AUD/USDの月足を見てみましょう。
※チャートはtrading View(みんなのFX)のチャートを拝借しています
正直ただの偶然のような気がしますが概ね夏頃から秋にかけて上昇しチャートが頂点をつけています。
今年もこのままだと同じような動きになるような動きをしていると思います。
今回は豪ドルのインフレ改善の兆しが出るかどうかが鍵になりますが、もし弱い数値がでるようなら予想通り元にもどるでしょう。
まったく改善傾向が見られないようだと2年前の再来が怖いですね。
できる対策としては
・これ以上逆張りポジションを持たない
・可能なら証拠金を積み増すか一部損切して少しポジションを減らす
このくらいでしょう。
豪ドルが圧倒的に強いままというのは考えられないので過度に心配する必要は無いと思います。
急変動によるロスカットが起こらないように資金管理をしっかりして落ち着いて相場動向を見守りましょう。