今回は、任天堂から2006年に発売された「Mother3」の面白さ、賛否が分かれている理由について分析、紹介していきます。
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Mother3とは
まず最初に、「Mother3」という作品について簡単にご紹介します。
同作品は任天堂から2006年に発売されたゲームボーイアドバンス用ゲームで、2015年12月にWii Uバーチャルコンソール向けに提供が行われた作品です。
初代「Mother」ならびに「Mother2」に続くシリーズ3作品目であり、MOTHERシリーズ最終作として発売されたという背景があります。「Mother2」から導入されたドラムロール式HPゲージが「Mother3」にも引き続き導入されており、体力が目まぐるしく増減することで臨場感のある戦闘が楽しめることが特徴です。
Mother3の新システム「サウンドバトル」について
Mother3における戦闘では、戦闘BGMに合わせてボタンを押す「サウンドバトル」というシステムが実装されています。リズムに合わせてボタンを押すと最大16コンボまで連続攻撃を繰り出せるので、普通に攻撃するよりも敵に大きなダメージを与えられます。
サウンドバトルのシステムを使いこなすおもなメリットは、あまりレベル上げをしなくても強敵を倒しやすくなることです。充分にレベルを上げていれば、サウンドバトルを使わなくてもゲームクリアできるバランスにはなっています。
Mother3ではサウンドバトルの練習ができる「たたかいのきおく」という機能が使えるので、敵が強いと思った際にはサウンドバトルの練習をしてから再度挑戦できます。
Mother3の賛否が分かれる理由
Mother3は序盤からストーリーが重く、暗い雰囲気の下で進む部分が多くなっています。序盤から主要キャラクターが脱落したり、キャラクターの台詞回しが重苦しいものだったりするなど、「Mother」、「Mother2」と同じようなコミカルさを想像していた人にとって「Mother3」は受け入れがたい雰囲気を持っていたと考えられます。
とはいえ、ゲーム開始直後や中盤以降などはコミカルで温かいストーリーが展開される所もあります。終盤は敵のデザインやストーリーが全体的に重苦しくなりますが、これは「Mother」シリーズに共通する要素です。全体的に見た場合、「Mother3」のみが特別重いゲームだというようには思えません。
Mother3の賛否が分かれた主な理由としては、ゲーム1章の時点で主要キャラクターが脱落するという展開にあると思われます。とくに「Mother2」のみを遊んでいたプレイヤーからは色眼鏡で見られることが多く、「Mother3」から遊び始めた人にとってはRPGゲームとして普通に評価されやすかったと考えられます。
まとめ
Mother3は発売から15年近くが経過するゲームですが、手軽に遊べるレトロゲームとして現代でも人気を博しているゲームの1つです。Wii Uを所有されている方は、この機会に「Mother3」を遊んでみてはいかがでしょうか。
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