暗黒戦争編
かつての大戦争で滅んだはずの 暗黒竜メディウス 。
100年余りの時を経た今、その復活が再び戦乱の幕を開ける。
アカネイア は滅び、英雄の血を引く アリティア王国 さえも陥落。圧倒的な力を前に、人類は明らかに勢力を失いつつあった。
物語は、数年後——。
辺境の地タリスへ逃げ延びた アリティアの王子マルス が、反旗を翻す。
未だ繰り広げられる戦いの地へと赴き、侵略を食い止め、奪われた地を取り戻すために。
そんなマルスの進撃を機に、各地の戦士も立ち上がる。様々な事情と背景の中にありながらも、多くの者が 炎の意思 をその胸に宿していた。
そして集う、 ファイアーエムブレム の下に。
身に纏うは、語り継がれし伝説の武具。
その聖なる力を手にするとき、戦乱の歴史に刻まれるものとは——?
勇敢な志を示す、 解放の戦い 。
英雄戦争編
平和を取り戻したアカネイアの地。そこに、再び暗雲が立ち込める。
統制されたはずの一国から起こる、 反乱 。
志を共にした戦士も多い グルニア にて、反帝国運動が勃発したのである。
マルスは帝国の命により鎮圧へと向かうが、蓋を開けてみれば、単なる裏切りとは見えない状況だった。
グルニアに対する弾圧的な統制。 支配に近いそれこそが、火種を撒いていたのだ。
それだけでなく、アカネイアは反乱に対しても 過剰な弾圧 を行おうとしている。明らかに平穏とは異なる世界が、そこにはあった。
均衡を失った世界。それはグルニアに留まらず、各地へと飛び火していく。民を思う善良な国は失われ、 権力者による一方的な支配 が横行。
そして主導権を握るのは、現アカネイアの王。
疑問を持ち、善良な民に寄り添えば反逆者とみなされる状態になっていた…。
先の戦争とは打って変わってしまった帝国の王と、それに歯止めをかけたいマルス。 かつては仲間として戦ってきたはずの者達 が、今互いに剣を取り、交えようとしている。
一体何が、アカネイアを変えてしまったのか。
その原因は、決して遠くないところに眠っている。
過去のあやまちを解き明かしながら、 新たな答えを導く戦い 。
その謎の奥深くに、人間の愚かさを垣間見る…かもしれない。
シナリオについて
第1部第2部と連続してあらすじをまとめてみましたが、シナリオの構成や雰囲気、かなり違いますね。
王道のファンタジーで駆け上がる第1部暗黒戦争編 と、 人間ドラマが重く深い第2部英雄戦争編 。
とは言っても互いに独立はせず、包含する関係性にあると思っています。第1部はまだ物語の途中、本当の解決には至っていないというか。
支配と解放、 正義と悪 の構想がはっきりしていた第1部の世界観は、第2部を進めていく毎に逆転していきます。だからこそ、第2部のプレイによって、改めて第1部の印象が変わる…再構築されるような感覚でした。
遡及的に第1部にも干渉していく2部構成 は、どこか開放感があっていいですね。なんとなく受け入れていた世界観を、新たな観点からぶち壊されるような。
正義と悪の概念は、ひとつの行動や現象からは決め付けられるものではない。そう気付かされるような衝撃の展開でした。
そして、その中から導き出される "答え" は何なのか?物語の中や他人からの声でなく、自分の中にその感覚を見つけてみてほしいなと思います。
正しいと思ってきたものが、 本当の意味で正しいのか。 それを何かのきっかけで振り返ることができたら、私たちはひとつ成長できるのかもしれませんね。事の起源や原因、背景、いろんな視点から物事を見つめられるような、そんな大人になりたいものです。(20代後半)
ちなみにですが、最終的な見解として、私はどちらかというと メディウス派 に立つような気がしています。事の発端を責めるのは、理屈っぽいかな…?
確かに無実の人々を犠牲にした罪は重いです。が、それを100%で責めることは、私にはできません。
この瞬間に動いているのは「今」でも、その今を作り上げているのは 「過去」 ですから。これを切り離して考えるのは理不尽な気がしませんか。
あなたはこの物語に、どんな感情を見つけ出すでしょう?
様々な立場に想いを馳せられる方へ、ぜひ読み解いてもらいたい!
そのうえで、 歪みのない未来 を築いていきたいですね。
では今回はこれにて!(*゚ο゚)ゞ
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