安保法制が何かと物議を醸している昨今、「憲法改正反対を訴える団体か?」と思っていたら、
話を聞いていると、その全く逆で、 憲法改正を訴える団体 でした。
興味を持ち、写真を撮ってフェイスブックやブログに載せても良いかどうかを尋ねたところ、
団体メンバーの方が快諾して下さったので、ここに公開します。
私は、前々から日本国憲法に内在する矛盾 (※) を気にしていましたが、
「いざ改正となると、アメリカ辺りの横槍が入って矛盾が解消されないどころかアメリカに都合の良い方向に改悪されてしまうのではないか?」と、ずっと危惧してきました。
かと言って、この矛盾をそのままにしておくと、仮に中国や北朝鮮辺りが軍事力(もちろん核兵器を含む)を背景にした脅迫をかけてきても、何もできません。
今の所、この『美しい日本の憲法をつくる国民の会』『憲法改正を実現する1000万ネットワーク』は、アメリカの言いなりになって派兵する事も中国や北朝鮮の軍事的脅威に屈する事も韓国の反日的態度も良しとしない団体である様です。
※日本国憲法の矛盾とは……第9条第2項と第13条が矛盾する事。
日本国憲法 第9条
第1項:日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第2項:前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
第1項:日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第2項:前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
日本国憲法 第13条
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
第9条第2項を絶対不可侵とする限り、例え他国が攻め込んできたり軍事力を背景とした恫喝外交をかけてきたりしたとしても、「無抵抗でなすがままにされろ」と言っているに等しく、結果、第13条を守れなくなります。
第9条第2項が改正されずに、「日本が他国から攻撃を受けても反撃できない方が都合が良い」と思う人達とは、いったいどこの国の人達でしょうか?
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