takaです(; ・`д・´)
今日は金曜日とちょっと新シリーズを更新するのにはきりが悪いので色々雑談会にしようとは思っていたんですが。。。
今日(というか昨日)大変な訃報が舞い込んでくることになってしまいました。
蜷川幸雄先生が逝去されたとの訃報。
また一人とんでもない舞台人がお亡くなりになったことが大変辛く悲しいです。
まずは蜷川先生のご冥福心よりお祈り申し上げます。
途中でドロップアウトした身ではあるんですが、衝撃が半端じゃないのでここに残させていただきます。
舞台といえば今後の事も気になってしまう。。
僕は自分が立っていたということもあり舞台は結局のところ大好きです。
ただ、ここ最近の舞台は全般「何か違う」感がぬぐえなかったように思えます。
日本人らしいといえばそうなんですけど、新しい趣向、面白い演出をねん出しようとしていて結局訳が分からないものになる事が多く、見えていても特段何かを得るようなものはなくなってきてしまっていました。
そんな中でも蜷川先生や2010年7月10日にご逝去されたつかこうへい先生などは、愚直なまでの「生感」がたまらなく背筋をぞくぞくさせてもらえる演出家であったと思います。
元々蜷川先生はなんというかダイナミックな方ではあったように思いますが、根幹にある【舞台とは】という部分がとてもしっかり見えていて【人間の面白さ】を沢山見させていただいた演出家でもありました。
元ではありますが。。。舞台役者として言えることがあるなら。。。
セリフの間というか出し方が本当に秀逸なんですよね。。
とにかくリズムや勢いを損なうことなくしっかり艶のあるセリフの出し方に本当にこだわっていらっしゃったように思います。
だからこそその人間の大元丹田にある感情や人間性、魂そのものを吐き出すことができなければ一切満足していただけない。
一切の妥協も許さず【舞台】を決して汚さない。
とても尊敬できる演出家のおひとりでした。
??から!!に変わる瞬間。
あれがもう味わえないのかと思うと寂しくとても悲しい気持ちになります。
それにしても。。。
最近youtubeを見ていると広告の中に「ロミ男とジュリエッ子」とかいうのが流れてくるんですが。。。
あれを恥ずかしげもなく広告できてしまうあたり舞台というのはやはり作る人間によるものだと痛感します。
歌を歌うにしてもセリフを読むにしても。。。という立ち方ひとつ。
あぁいうのは怒りしか湧きません。
最近は2・5次元ミュージカルなるものが大流行りらしく、生徒も出ていますし、後輩も出てますし、演出助手を友人がやっていたりもしますが。。。
演じるって何なんでしょうね。
舞台は採算が取れなきゃ続けられない。確かにそうですが。
物販や俳優の美貌だけで、金が取れるか取れないかだけで何がしたいのか全く分からないところがたまらなく嫌いです。
一音一音絶対に聞き漏らせない緊張感。悲壮感。
これからどんな世界になっていくのだろう。
そんなことをおもいながら少しでも役者が自分を見つめなおして日本の舞台が素晴らしいと、そういわれるものを生み出していっていただきたい。
元役者が偉そうでしたが。。
さて、今日はこの辺にします。
takaでした(^◇^)
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僕はこの作品の演出も好きでした。 ロミオとジュリエットや身毒丸、ハムレットに押されてふわっとしちゃいましたがw
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