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幹部候補生学校において、訓練が進むと実際の練習船にて訓練も行います
この練習船実習による航海が楽しく感じるか、苦痛になるか!?
これによって今後の進路が決まるといってもいいでしょう!
そんな練習船実習などの訓練についてお話します。
(前記事): 海自幹部候補生になったお話その4(給料編)
(次記事): 海自幹部候補生になったお話その6(巡航編)
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(1)準備訓練からすでに船酔いになるぜええ!!
練習船実習にて船の航海やその他、船の運航・操艦・見張りなど基礎的なことを学びます。
しかし、いきなり練習船に乗って実際の海に出るわけではありません。
事前訓練を、訓練装置や機動船(モータボート)で訓練します。
その他、航海計画の立案・測距訓練などいろんな訓練の集大成で練習船実習にいけます。
その中で、江田島から出港する前に最大の試練となる訓練があります!
そう、航海訓練装置(NAT)による訓練です!
航海訓練装置(NAT)は、第1術科学校に設置されている航海シミュレーターです。
図1 航海訓練装置の訓練風景
引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/onemss/about/scene/img/nat.jpg
かなりリアルに作られています!船が行き交う!その中を安全に航海します!
候補生たちにとってはまずこのNATが試練として襲い掛かります!
ただでさえ、緊張でテンパっている状況です。なんとかこなしていくと、別の脅威が発生!
それは、
『船酔い!!』
陸上で、振動や揺れが無いのになぜか船酔いするんです!
訓練中、何人も船酔いで嘔吐するものが続出する恐怖の訓練です。
しまいにゃ、待機中で見学する候補生や、教務を見に来た分隊長(潜水艦乗り)まで!
ある意味地獄の訓練の一つです!
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(2)練習船実習にて初めての航海に出港!!
苦労して、いろんな訓練を経てようやく練習船実習になります!
航海計画を立てて、教官にいろんなダメだしを食らって修正して航海計画作成!
ようやく出港できます!
図2 ありし日の練習船「12号」「13号」
引用URL:http://pds.exblog.jp/pds/1/201506/11/66/e0150566_20302884.jpg
練習船は第1術科学校に2隻あり、どちらに乗れるかはその時の運によります。
特に卒業生に思い出が深いのは、練習船12号でしょう。
CFRP製の船体で、非常に操舵がしやすい船でした。
そのため、練習船実習で練習船12号に乗れるとなったら喜びました!
別の船だとわかった時はテンションだだ下がりです。
そして航海に出発して、初めて自分で船を動かすという体験をします!
(練習船の乗員の方の多大なサポートを受けながらですが・・・)
この感動は、一言で表せないほどの感動です!!
しかし、感動は長く続きません。
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(3)ミッション「音戸の瀬戸」を通峡せよ!
航海に段々慣れて来ると、候補生にとっての練習船実習最大の試練があります。
それは、音戸の瀬戸通峡!!
図3 音戸の瀬戸(音戸大橋)
引用URL:http://3.bp.blogspot.com/-iyUV88qdY9A/UvuPtb0XEWI/AAAAAAAAHEg/B5V36PVkxBg/s1600/IMGP9218.JPG
http://blog-imgs-64.fc2.com/h/o/y/hoyatabetai/201405032105205c3.png
通峡可能部分が幅60mほどの江田島の隣り倉橋島と呉市の間にある海峡です。
60mの幅があるといっても、船上からだと狭い!と感じます。
さらに潮の流れも速く、操艦に苦労する場所です!
しかしここを通峡出来るようにならなければ、海上自衛官としてやっていけません!
非常に苦労した末に、なんとかこの試練を乗り越えることができました!
3.1 そして、艦艇勤務志望者が 減少する・・・(笑)
どうにか、音戸の瀬戸通峡という、航海の最大の試練を乗り越えました。
練習船実習にて、実際の航海訓練を体験することによって、幹部自衛官として一歩前進です。
しかし、この音戸の瀬戸通峡のころになると、候補生に出てくるある現象が・・・
それは、一時的に艦艇勤務志望が減少してきます(笑)
「おれ、艦艇でやれる自信が無くなってきた・・・」
と言い出す候補生が出始めます。
たいていすぐに復活してくるのですが、自信喪失するものが出てきます。
逆に、ひゃっは〜〜!!船はやっぱり最高だぜええ!!となる奴もいます。
この航海が切っ掛けで自分の進路を見直す機会となることになります。
私ペンギンも、「艦艇いけるかなあ・・・?」となりました。
こんな、幹部候補生学校の航海を楽しんでいただけたでしょうか?
(次記事): 海自幹部候補生になったお話その6(巡航編)
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