(いっしゅうかんフレンズ)は、葉月抹茶による日本の漫画作品。『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)で2011年9月号で読み切り掲載 楽天 ★一週間フレンズ ★
脚本:菅正太郎 コンテ:岩崎太郎 演出:岩崎太郎 作画監督:山?ア絵里
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高校生・長谷祐樹は、いつも一人きりでいるクラスメイトの藤宮香織と仲良くなりたいと思い、彼女に近づこうとする。しかし、彼女はそれを頑なに拒む。その理由は、「1週間で友達との記憶を失くしてしまう」から…。
だが、それでも祐樹はひたむきに、香織との仲を紡いでいこうとする。祐樹の親友でクールな桐生将吾や、天然系の忘れっぽい性格の山岸沙希との交流を通して、香織は少しずつだが友達のことを記憶できるようになっていく。
そんな中、香織の小学校の頃のクラスメイトの九条一が転校してきた事から、香織は再び記憶を失ってしまう。小学生時代、仲の良かった二人は、それが元で親友だった女子たちから非難され、そのショックから香織は記憶を失ってしまったのだ。記憶喪失の原因を思い出し乗り越えたことで、香織の症状は改善の兆候を見せ、祐樹との関係も変化していく……。
高校2年生の長谷祐樹は、人と関わろうとせず、いつもひとりでいるクラスメイト・藤宮香織のことが気になり、
友達になりたいと彼女に伝える。
しかし、香織は「嬉しいけどごめんなさい。私は友達を作っちゃダメなの。」と拒否する。
それでもひたむきに話しかける祐樹に、香織も次第に心を開き始めるが、ある日彼女は言う「もう私に話しかけないで」。
戸惑う祐樹に、香織の口から衝撃的な事実が告げられる。
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「私、友達との記憶、一週間で消えちゃうの—」。
それを証明するかのように、記憶がリセットされるという月曜日、香織は祐樹との記憶を失くしていた。
それでも祐樹は香織と友達になりたいと願い、話しかける。前週に祐樹と友達関係になったことを理解した香織は、
"友達との接し方"を模索しながら祐樹と昼休みを過ごしていた。
そんな中、祐樹は香織に記憶が戻るきっかけになればと、日記をつけることを提案する。
日記をきっかけに距離が縮まった祐樹と香織。祐樹と一緒の昼休みには香織は楽しそうに過ごすものの、
クラスでは変わらず周囲と関わろうとしないことから、陰口を叩かれていた。それを見た祐樹は、
相談できる人間はひとりでも多くいる方がいいと、自分の親友で、ぶっきらぼうながらも頼りがいのある将吾に
事情を話そうと香織に提案。しかし、話を聞いた将吾は、香織の記憶喪失が本当なのか懐疑的で…。
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祐樹に続いて、将吾とも友達関係になった香織。
そんな中、クラス内では、香織と将吾が友達同士だという話題で盛り上がっていた。
自分よりも先に将吾が香織と友達関係にあると周囲に言われていることが面白くない祐樹。
ある日の昼休み、いつもどおり屋上で昼ごはんを食べている最中、将吾の話ばかりをしてくる香織に、
祐樹はモヤモヤした気持ちから声を荒げてしまう。
ショックを受けた香織はその場を立ち去って…。
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祐樹をより大事な友達だと認識してきた香織。しかし彼女はまだ他の人とは関わることを避け、
祐樹と友達であることも知られないようにしていた。ある日、昼休みに祐樹が井上先生に呼び出され、
香織が一人で屋上で待っていると、そこに天然系のクラスメイト・山岸沙希が現れる。
沙希は香織に憧れていて友達になりたいという。屋上以外では話しかけないようにと沙希に告げる香織だったが、
沙希にところ構わず話しかけられて困ってしまうが…。
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長谷 祐樹(はせ ゆうき)
声 - 山谷祥生
身長:169.7 cm / 体重:57 kg / 誕生日:7月14日
本作の主人公。高校2年生。香織と仲良くなりたいと考えている。
純粋で真っ直ぐな性格で、いつも香織のことを気にかけている。その単純さから、将吾に考えを読まれることが多い。
数学が苦手で、担当の教師にも呆れられるほどの成績である。
香織の幼馴染である一の登場以降、自分が香織に対してできることは何もないのではと考えるようになる。
その為、一と香織の仲を取り持つなど自分の中にある感情を押し殺し前ほど香織と積極的に関わることをさけている節がある。
アニメ版のおまけ4コマ漫画では香織に対する好意がより強調され、香織と親しい沙希や香織の過去を知っている一に原作以上に嫉妬したり、香織の寝顔や仕草を見るのを楽しむなど将吾に呆れ返られている(ただし、本人もさすがにまずいと思っている)。
藤宮 香織(ふじみや かおり)
声 - 雨宮天
身長:161.4 cm / 体重:47 kg / 誕生日:12月1日
本作のヒロイン。祐樹のクラスメイト。小学生時代にある出来事が原因で「1週間で友達との記憶を失くしてしまう」という障害を持ってしまった。それ以来人付き合いをしたがらなかったが、山岸と友達になったことがきっかけで、クラスメイトと徐々にだが打ち解けるようになっている。
友人との記憶は週末にリセットされ、月曜の登校時にはそれがまっさらな状態になっている。なお家族との記憶や友達でない人との記憶は失くしていない。
普段はクラスで冷たい人を演じているが、心を許した相手には人懐っこい本来の顔を見せる。今まで友達がいなかったため、カラオケなどの遊びに疎い。
得意教科は数学で、クラスの数学係を務めている。
長谷のことは好きとは述べているものの、そのレベルは数学が好きなのと同じである。しかし長谷が別の女の子と親しそうに会話をする所を見ると強い嫉妬を感じるなど、無自覚ではあるが異性として意識しているようである。
幼馴染である一の登場により記憶に一部変化が見られるようになる。その結果、祐樹との記憶にも変化が見られるようになった。
祐樹の香織への関わり方の変化もあってか冬休みにおいて遊びに誘われなかったことを気にしている。
桐生 将吾(きりゅう しょうご)
声 - 細谷佳正
身長:175.6 cm / 体重:64 kg / 誕生日:1月29日
祐樹の親友。いつもテンションが低いが、思ったことはズバズバ言うタイプだが面倒見が良く奥手な祐樹や香織に助言をして助けている。
授業中いつも寝ているが、成績優秀で雑学にも詳しい。
実は女子に人気があるが、将吾本人は実姉妹のせいで女子が苦手。
山岸 沙希(やまぎし さき)
声 - 大久保瑠美
身長:149.2 cm / 体重:41 kg / 誕生日:2月23日
祐樹や香織のクラスメイトで、天然キャラ。将吾とは小学校で同級生だった。
クールな香織に惹かれ、香織の友達になりたがっており、結果的にクラスに香織の素顔を見せるきっかけを与え、香織にとって最初の同性の友達となった。
さまざまなことを香織とは違う意味ですぐに忘れるため、他の人に頼っている。そのため将吾には「他力本願」と思われている。
小柄で忘れっぽい性格のせいで、小学生の頃はいじめられっ子だった。そのため、誰かに甘えつつもその顔色を窺う癖がある。
芹沢 舞子(せりざわ まいこ)
声 - 角元明日香
身長:162.8 cm / 体重:48 kg / 誕生日:5月11日
祐樹や香織のクラスメイトで、沙希の友人。ミーハーな性格で、沙希のことを甘やかす。祐樹と香織の関係を気にしている。
西村 藍(にしむら あい)
声 - 田辺留依
身長:158.3 cm / 体重:46 kg / 誕生日:11月9日
祐樹や香織のクラスメイトで、沙希の友人。しっかり者でみんなのまとめ役。舞子と同じく、祐樹と香織の関係を気にしている。
九条 一(くじょう はじめ)
声 - 浅沼晋太郎
身長:170.8 cm / 体重:59 kg / 誕生日:9月18日
2学期に祐樹・香織のクラスに転入してきた、香織の幼馴染。
整った容姿をしており女子からは人気があるが、本人は冷めた性格をしており嫌味を言うことも少なくない。しかし自身の弱点を隠そうとしたりゲームを勝つまで続けるなど年相応の負けず嫌いな面も存在する。
転入初日に香織を「裏切り者」と称し祐樹の反感を買ったが明らかに香織のことを意識しており、過去と違ってしまった彼女について悩むこともあった。
祐樹と打ち解けた後は彼の仲介で香織とも和解し友人として接している。
藤宮 志穂(ふじみや しほ)
声 - 中原麻衣
身長:162.7 cm / 体重:54 kg / 誕生日:7月1日
香織の母親。若々しく明るい、心優しい女性。自身のことを『香織ママ』と呼ぶ
娘のために何もできないことを歯がゆく感じながらも、前向きに見守っている。
祐樹のことを香織の彼氏と勘違いしている節もあったが、信頼できる人であるとも認識しており、彼女が健忘症になった詳細を話してくれている。
井上 潤(いのうえ じゅん)
声 - 間島淳司
身長:174.2 cm / 体重:65 kg / 誕生日:2月4日
祐樹たちの担任の教師。担当は数学。赤点を取っている祐樹のことを呆れながらも心配している。
香織の症状を知っている数少ない人物で、彼の図らいにより普段は使用が禁じられている屋上を香織に使わせている。
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