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2017年06月01日

ACミラン退団の本田圭佑 浮上する3つの移籍先とは?







この試合に途中出場した本田は、見事にフリーキックでゴールを決め、チームを3−0の勝利に導いた。

2016年2月の対ジェノア戦以来、実に462日ぶりのゴールだった。ミランサポータは本田に惜しみない拍手を送り、ミランのモンテッラ監督は「ケイスケはチャンピオンの振る舞いで応えてくれた。皆が抱き締めて祝福するにふさわしい選手だ」と称賛した。

まさに有終の美…って、まだ本田は終わった選手じゃない! 日本代表の大黒柱は新天地をどこに選ぶのか、やはり気になるところだ。

現在、移籍先として浮上しているのは大きく分けて3つ。(1)Jリーグ、(2)MLS(米メジャーリーグサッカー)、(3)イングランドやスペインなどの欧州リーグだ。

(1)は神戸、鳥栖、(2)はロサンゼルス・ギャラクシー、シアトル・サウンダーズFC、(3)はプレミアリーグ(イングランド)のハル・シティ、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)のバレンシア、レバンテなどが、本田に興味を持っていると現地では報道されている。

伊サッカー紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のマルコ・パソット記者が言う。

「MLSのシアトル・サウンダーズはとても熱心で、今年2月末には移籍がほぼ決まりかけていたほど。ロサンゼルス・ギャラクシーも本田に声をかけているようです。本田は自らのプロデュースでサッカースクールを展開している。MLSでプレーすれば、アメリカでこの事業を広げることもできる。本田のMLS入りは十分にありえます」

MLSには近年、欧州で活躍したスター選手が続々と移籍している。ひょっとして、本田も渡米することになるのか?

だが、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)の著者で本田を継続的に取材しているスポーツジャーナリストの木崎伸也氏はこう首を振る。

「本田は『W杯までの1年間はとても大事。あの舞台で活躍するために、“レベルの高い場所”で戦いたい』と考えている。なので、18年6月開催のロシアW杯を見据えたリーグ、チーム選びをするはず。

MLSも悪くありませんが、世界トップレベルとは呼べない。彼の希望を考えると、渡米の可能性は低いのでは? 同じ理由でJリーグもないでしょう」

となると、やはり(3)欧州リーグが濃厚ということか。

「中盤省略の傾向が強いプレミアリーグ下位のチームは本田には不向きかも。本人もそう考えたのか、ハル・シティからのオファーは今年1月に断った。最も可能性が高いのはリーガ・エスパニョーラのレバンテではないかと僕は思います。

ここはチームを国際化しようと、海外選手の獲得に力を入れているんです。日本人選手も欲しがっていて、実現はしなかったものの、長友(インテル)の獲得に動いたこともあります」

レバンテは来季にリーグ1部に昇格する。現在、リーガ・エスパニョーラでは、乾貴士がエイバルでブレイク中だが、来シーズンは本田がそれに続く…かも!?









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