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2020年02月26日

スパルタの悪夢は続く(二月廿三日)





 さて、今日オロモウツに、迷惑ファンとともにやってきたのは、オロモウツから強奪した監督を解任したばかりのスパルタだった。スパルタファンは、他所のチームのファンもかな、チームの成績が悪くなればなるほど、危険度が上がるから、こんな日はスタジアムには近づかないに限る。警察が駅からスタジアムまで包囲して歩かせるだろうし大きな問題は起こらないと信じたい。
 この試合も、残念ながらチェコテレビでは放送されなかったので、見ることはできなかった。多少の因縁もあることだし見たくはあったのだけどね。スポーツをテレビで見るのが好きだというのは否定しないが、そのために有料放送と契約をするほどではないし、チェコテレビで放送されるサッカーやハンドボールの試合を欠かさず見るというわけでもない。タイミングが合えば見るし、チャンネル合わせて他のことをしていることも多いけど。


 それによれば、この試合には解任されたばかりのイーレクも観戦に訪れていたという。ウリチニーとブリュックネルの爺様二人もいたに違いない。新監督のコタルは、イーレクの最後の試合からメンバーを5人変えたらしい。オロモウツのほうは、先週末テプリツェで2点決めたフォワードのユリシュがメンバーから外れた。これは、スパルタからレンタルしている選手だからだという。オロモウツ貧乏だから、レンタルもとのスパルタの試合でも出場できるような契約にする金がなかったのだろう。

 試合は前半にオロモウツが先制した。ゴール前の混戦から最後はユリシュの代役のヒティルが決めた。25分ごろだったかな。その後は、ニュースではスパルタのチャンスがいくつか流れたけど、すべてキーパーの活躍で守りきった。シグマの守備も決して誉められたものではなかったと思うのだけど、スパルタの運のなさに助けられた感じである。スパルタは悪い流れから抜け出せそうにないなあ。
 今のスパルタの状況から考えると、短期的な結果を求めるならストラカのようなモチベータータイプの監督を連れてくるのが一番いいと思うのだけど。イーレクも新任のコタルもそんなタイプじゃないからなあ。もちろん、短期的な結果ではなく、長期的にチームを強化するために選ばれたのがイーレクだったのだろうけど、それにしては見切りが早すぎる気がする。結果が早く必要なのはわかる。でも、今のままでは同じことの繰り返しで、選手も監督も使いつぶしているような印象さえある。

 これで、シーズン再開以来、2連敗となったスパルタだが、悪いことはこの二つにとどまらなかった。イーレクの解任が決まった後、バーツラフ・カドレツが引退を発表したのだ。ロシツキー以後、チェコサッカー界において、もっとも将来を嘱望されていたカドレツが、27歳の若さで引退を選んだ理由は、度重なる怪我と手術で体、特に膝がぼろぼろになっているというもの。順調に行っていれば今頃はチェコ代表の中心になっていたはずなのに、残念なことである。結局期待の若手の域を出ることがないままだった。
 ボヘミアンズの下部組織で育ったカドレツは、旧ボヘミアンズが倒産だなんだでごたごたしていたころにスパルタに移籍し、その後ドイツにも移籍したのだが、期待されたほどの活躍はできないまま、スパルタに戻った。その後デンマークに移籍してまたスパルタに戻るというプルゼニュでブルバに出会って覚醒する前のリンベルスキーと同じような出たり入ったりのキャリアを積んでいた。

 不運だったのは、指導者に恵まれなかったことだろうか。悪い監督ばかりだったというわけではなく、リンベルスキーのブルバ、ソウチェクのト ルピショフスキーのような、古くはロゼフナルにとってのブリュックネルのような、特別に成長させてくれる監督との出会いがなかったという意味である。こればっかりは、監督の能力以上に相性というものがあるから。
 十代の半ばぐらいから、将来を期待され続け、ボヘミアンズの生んだ最後の才能なんて呼ばれたのも大きなプレッシャーになっていたのかもしれない。ロシツキーもアーセナルに移籍してからは、怪我がちの選手生活で十分に能力を発揮しきったとは言えないけど、それまでの活躍で十分におつりが来た。カドレツの場合には、怪我する前もそこまで活躍できたわけではないし。この前ちょっと取り上げたフェニンよりもはるかに大きな期待を集めていた選手で、引退がチェコのサッカー界に与えた衝撃もはるかに大きい。日本のサッカー記者がカドレツを取材して記事にしてくれんかなあ。
2020年2月24日18時。











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