・dva roky stará nehoda
・padesát let stará budova
・sto metr? vysoká v??
・více ne? sto kilometr? dlouhá ?eka
この二つの場合には、「高さ100メートルの塔」「長さ100キロ以上の川」と、それぞれ形容詞を名詞化した言葉を使えるからとっさの場合でも訳せないと言うことはないのだけど、チェコ語で聞いてもこんなのでいいのかという落ち着きなさを感じてしまう。最近は大分なれてきたかな。もちろんチェコ語でも形容詞を名詞化した「výška(高さ)」「délka(長さ)」という言葉は存在するけれども、
長々と疑問詞とは直接関係ないことについて書いてきたのは、「jak」と形容詞を組み合わせることで、高さや長さなどを、どのぐらいと質問するからである。
・Jak je tato budova stará?
(この建物は建てられてどのぐらいですか?)
・Jak je vysoká tato v???
(この塔の高さはどのぐらいですか?)
二つの文で形容詞の位置が違っているのは、どちらが正しいのか確信が持てないからである。頭の中で読んでみると、どちらも正しそうに思われてしまう。「být」以外の動詞では、こんな使い方をする。
・Jak starou jste si koupil knihu?
(何年ぐらい前に出された本を買いましたか?)
・Jak vysokou v?? plánujete postav?t?
(どのぐらいの高さの塔を建てる計画ですか?)
この二つも語順が違うのは、どちらがいいのか確信がないからである。
副詞にかける使い方だが、日本語では副詞なしで「どのぐらい」だけで済ますことができる疑問文も多い。
・Jak dlouho trvá z Olomouce do Prahy?
(プラハからオロモウツまでどのぐらいかかりますか?)
・Jak ?asto chodíte do školy?
(学校にはどのぐらい通っていますか?)
形容詞の場合とは違って「jak」と副詞は分けることなくセットで使われることで、これらのほかにも、「jak rychle(どのぐらい速く)」「jak daleko(どのぐらい遠く)」などの表現がぱっと思いつく。
派生語は、他の疑問詞の場合と同じように「n?jak(どうにか)」「nijak(どうにも)」「jakkoliv(どうにでも)」なんかがよく使われる。特殊な使い方としては、相手の思いがけない話を聞いて、「Jak to?」と言うことがある。日本語にすると「どうしたの?」「どうして?」というところだろうか。さらに言葉を足して「jak to ?e」とすると、「pro?」と同じような理由を問う表現になる。使い方からすると「jak to ?e」のほうが強い表現ということになるかな。
最後に映画「トルハーク」に出てくる「jak」を使った名言を紹介しておこう。これは疑問詞としての使い方ではないのだけど、関係詞に入る前の導入ということで。
・Jak je ten film drahý, tak je blbý.
ちょっと語順が怪しいし、映画の中ではプラハ方言で形容詞の語末がだらしないことになっていたけれども、正しいチェコ語にしておく。意味は「この映画は金がかかる分だけばからしい」とでもなるだろうか。またまた「トルハーク」でチェコ語の勉強をしてしまった。
2020年6月17日24時。
タグ: 疑問詞
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