最近、体がだるいことが多いのだが、これはもう、引越しのせいに決まっている。これを機会とばかりにあれこれ廃棄処分にして多少は身軽な状態で新しい場所に移動したのだけど、捨てるためには、捨てるものを箱詰めして所定の場所に運ばなければならない。捨てるものまで部屋の中に置いておいたのでは、引越し先に持っていくものの箱詰めをする場所がないのだ。段ボール箱に書類や冊子、書籍なんかをぎゅうぎゅうに詰め込んだものの重さは20キロぐらいになるだろうか。持ち上げるのも、別の部屋に運ぶのも、ゆっくりと床に下ろすのも、きつくて、体が悲鳴を上げていた。
箱詰めの際には、捨てるか残すかの判別のために中身を確認しなければならず、作業をしていた一週間は指先が紙ずれで痛み、何度も何度も手を洗うせいでかさかさになってしまって、普段はべとつく感じが嫌いで使わないハンドクリームを使用する破目になってしまった。筋肉や関節の痛みに痛み止めのクリームも塗ったし、大変な一週間ちょっとだった。よかったことといえば、感染対策のマスクをほこり対策に転用できたことぐらいである。
一番の問題は、家から近くなってしまったことだ。これまでは行き帰り、それぞれ30分ぐらい歩けていたのが、10分ちょっとに減ってしまう。せっかく在宅勤務などという気のめいる勤務形態から開放されて、職場まで歩くことで運動不足の解消を図っていたのに、困ったものである。わざわざ運動をする気にはならないから、回り道をして歩く距離を延ばすかなあ。
引っ越しといえば、データの引越しも始めたのだった。15年ぐらい前に買ったハードディスクつきのDVDレコーダーが、不調を訴えることが多くなり、ちゃんと再生できないDVDも増えてきた。このままではせっかく時間をかけて録画したものがもったいないということで、PCにコピーした上でデータ形式の変換をして、PCでもテレビでもセットトップボックスでも再生できるようにしようと考えたのである。
ところが、長年自宅でメインとして使っているノートPCは、DVDドライブは付いているものの、なぜかDVDの認識ができなくなってしまっている。サブのノートも、職場のPCもDVDドライブが付いていない。それでDVDをコピーするには、自宅でも職場でも昔使っていたノートを引っ張り出すことになるのだが、古いだけあって立ち上げるだけでも結構時間がかかるし、DVDを1枚外付けのハードディスクにコピーするだけで1時間ほどかかってしまう。ということで、職場の引越しとは違って、長期戦になりそうである。
DVDの媒体には、DVD-RとDVD+Rという二つの規格があって、これまでDVDレコーダーで使う分にはあまり違いは感じていなかった。それがコピーするさいに違いを発見してしまった。DVD-Rの場合には、中に「VIDEO_TS」というフォルダがあるだけで、データのサイズは4Gぐらいである。それに対してDVD+Rのほうは、もう一つ別のフォルダがあって、それはコピーしなくてもいいと言うか、コピーしようとしたら失敗した。それで「VIDEO_TS」というフォルダだけ丸ごとコピーするのだが、PCの表示によればデータのサイズは12Gぐらいということになっている。DVDにそんな大きなデータ入るんだったっけ。
不思議なのはどちらもコピーにかかる時間はあまり変わらないことで、MP4にコンバートした場合のサイズは、元のデータの大きさではなく、収録時間によって変わるようである。そんなデータがPCのハードディスクに増えてきたので、DVDからデータを引越しさせる先として新しい外付けのハードディスクを買おうかと考え始めたところである。だけどお店の営業は停止中。もうしばらくは、コピー用に使っている外付けのハードディスクでごまかすしかないか。
それにしても、ハードディスクに限らず、記憶媒体の容量がめちゃくちゃ大きくなっているのに驚きを隠せない。単位がGじゃなくてTになっているなんて……。16TBなんて商品も見つけたけど、値段も高そうだなあ。まあ1Tもあれば十分すぎるだろう。ネットで注文してお店で支払いと受け取りなんてことをやっている電器屋もあるみたいだから、探してみるとしよう。
2021年1月29日23時30分。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image