ピエトロ・フィリッピに関しては、一月初めに、資金切れで従業員に対して給料が出せないから雇用契約破棄の手続きをするように指示を出したというニュースがあった。春の規制が厳しかった時期にはオーナーがしばしばニュースに登場して、窮状を述べていたけど売り上げのない状態での家賃負担が限界にきたということだろうか。家賃の高そうな各地のショッピングセンターに出店していたし、規模の割りに店の数が多すぎるという印象もあったしなあ。
これで、OPプロスチェヨフに続いて、ひいきにしてワードロープの中心にすえたお店が消えることになりそうだ。おっちゃんの店は今のところ営業をやめるなんて表示は出ていないけど、もともとアウトドアスポーツのブランドが中心の店だから、フォーマルよりのものはほとんどないんだよなあ。一番いいのは、ピエトロ・フィリッピが立ち直って、オンラインショップだけでも復活してくれることだけど、どうなるんだろう。
外出を控える人が増えて、服の需要自体が減っているから、衣料品店はどこも大変なのだろう。そう言えば、ピエトロ・フィリッピでは。ホームオフィス用と称したシリーズの商品を販売していたけど、あれ売れたのかなあ。自分ではあまり気に入らなかったから、特別割引であれこれ買ったときも別のシリーズの商品を購入したけどさ。ビデオなしで仕事するなら普通の部屋着でいいし、ビデオで会議するなら上半分だけはワイシャツを着るよなあ。着る時間が短いから洗濯の回数も減ったし、新しいものを買わなければならないという状態にはならなかった。
オロモウツの街中を見回しても、すでにいくつか閉店を決めたところがある。ガレリエ・モリッツに入っていた靴屋のCCCは秋の規制が強化される前に閉店が決まっていたが、在庫処理セール中に営業禁止になったので現在どんな状態にあるのかはわからない。ホルニー広場周辺だけでも何軒か、単に営業停止ではなく完全に閉店を決めて、店の中が空っぽになっている。春の規制は生き延びたけれども、秋から冬にかけての営業停止がとどめを刺したのである。政府の支援も不十分かつ遅すぎるという批判を浴びていた。
春と同様にこの強制的な休業期間を、店舗の改装に利用しているところもある。コーヒー豆を買いに通っているコドーも、豆の販売店としては営業を続けているけれども、喫茶店としては営業停止中で、改修工事のためにちょっと離れた仮店舗に移って豆の販売を始めた。その仮店舗のある場所に入っていたお菓子屋は閉店したのかな。
仮店舗での営業は、完全に通常通りとはいかず、特に移ったばかりのときは、販売している豆の種類が二種類に減っていた。その後、焙煎を再開して買えるものが増えて通常販売しているものはすべて買えるようになったけど、以前やっていた週替わり(月替わりかも)特別なコーヒーの販売は停止中で、仮店舗での営業中は再会する予定はないらしい。ブルーマウンテンとかこの枠での販売だったから、ちょっと、いや非常に残念である。
現時点では、店の中に商品が残っていて、営業停止中にしか見えない店の中にも、売り上げがない中でも家賃は払わなければならないために経費がかさんでいて、規制が緩和された後に経営が立ち行かなくなるところも多いだろう。どれだけの店が生き残るのか心配でならない。
その一方で、パン屋さんなどの最初から持ち帰り用の食べ物を販売しているところは、比較的売上強調のようで、サーザバというチェーン店がドルニー広場に新たに出店していた。もともとは喫茶店があったのかな。これで旧市街だけでも4軒目ということになるのかな。職場から一番近い店舗なので、午前中から出るときにはお世話になりそうである。
2021年2月7日24時。
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