います。何もしなければ私室がただ増えるばかりです。マネーコンサルタントの頼藤太希さん
は「値上げラッシュを乗り切る節約術」を教えてくれました。
資源価格、材料費の高騰、輸送コストの上昇、円安、新型コロナやウクライナの侵攻。これら
の影響で今「値上げラッシュ」の形で家計を直撃しています。支出が増えたことを実感されて
いる方も多いのではないのでしょうか。
モノやサービスの価格が上がりお金の価値が下がるインフレ(インフレーション)には好景気
需要増で起こるインフレ(デイマンドプルインフレ)とコスト上昇で起こるインフレ(コスト
プッシュインフレ)の2つがあります。 このところインフレは後者のインフレになります。
商品のコストが上がった分、企業が商品の値上げによって回収しようとして発生しています。
ソニー損害保険の調査によると各種値上げへの対策をしない場合、2021年に比べて家庭の
支出は平均で年間4万2568円増加するという予想が出ています。
値上げラッシュは食品、日用品、サービスに至るまであらゆる分野で起こっています。
日常生活を脅かすインフレの影響
〇 電気代
日本の電力の大部分は火力発電です。燃料価格が高騰すると電気代に反映されます。
東京電力の場合、2022年6月の一般的な家庭(平均モデル)の電気代は8556円。1年
前の2021年6月は6913円でしたので1年間で1652円上昇しています。
〇 ガス代
ガス代は原料の変動する「原料費調整制度」によって料金が毎月調整されます。
東京ガスの場合(東京地区等)2022年6月の標準家庭のガス代は5808円、こちらも1年
前の2021年6月は4697円でしたので1年間で1111円上昇。大手ガス会社のガス代は
10カ月連続で上昇。
〇 水道代
水道代は地域差が比較的大きく、値上がりしていない地域も多くあります。しかし例えば、
神奈川県横浜市は2022年7月より平均12%値上げ、群馬県前橋市では2022年4月より
平易金17%の値上げで2025年からはさらに約4%の値上げとなり合計21.7%の値上げ
を予定しています。人口減少のよる料金収入の悪化、老朽化した設備の更新の値上げの理由とし
てあげられています。
〇 ガソリン代
政府が補助金を支給したガソリンも値上がりが続きます。経済産業省資源エネルギー庁「給油所
小売価格調査」のよると2022年5月16日のレギュラーガソリンの小売価格の全国平均は
リッター170,4円となっています。1年前(2021年5月17日)は151,8円、2年前(202
0円5月18日)は125,5円でしたのでこの2年でおおよそ36%も値上がりしています。
〇 通信費
近年毎年上昇していたスマホ代は大手3キャリアの格安プランやサブブランドの登場により抑え
られるようになってきました。しかし、データ量1GBまで基本料金が0円で利用できると話題
となった楽天モバイルが0円のプランを終了を発表。2022年7月より0円で利用してきた方も
1078円(3GBまで)の基本料金が発生します。事実上値上げです。
〇 日用品
「クリネックス」ブランドの日本製紙クリシアはフェイシャルテイシュー、トイレット、ペイパー
タオルなどの家庭紙製品を2022年4月1日より10%以上値上げ、「エリエール」の大王製紙
も同様の家庭紙製品を202年3月22日より15%以上値上げしています。
さらに花王も2022年4月1日より紙おむつ「メリーズ」「メリーズパンツ」をやく10%値上げ
した。
〇 食料、お菓子、飲料品
食料品の値上げは実に多岐にわたっています。
例えば日清製粉ウエルナでは2022年4月1日より小麦料、ミックス、パン粉製品を3〜6%
値上げ2月から乾麺、パスタソース製品も3〜9%値上げしています。また伊藤ハムでも2022
年3月よりハムソーセージなどを4〜12%麺類を4〜14%値上げしました。
カルビーでは2022年以降ポテトチップスの価格を7〜10%引き上げるほか「じゃかりこ」など
の内容量を減らしています。
さらにサントリーも2022年10月1日よりペットボトル、ポット缶商品のメーカー希望小売価格
を6〜20&アップすると発表しています。
〇 外食 外食産業も値上げラッシュです。
松屋は2022年5月2日より「牛めし」などの価格改定を実施。並盛、大森の価格は据え置かれた
ものの小盛で20円、特盛で30円値上げしています。
ケンタッキー・フライドチキンも2022年6月以降商品も値上げ「オリジナルチキン」が250円
から260円の値上がりするほかその他の商品も軒並み数十円程度値上がりします。
〇 配送料
メルカリの配送サービス「らくらくメルカル便」「ゆうゆうメルカリ便」も2022年6月15日
より値上げ、配達物のサイズにより値上げの幅は異なるが、1通当たり15〜150円程度の値上げ
となっています。
生活を守るために節約実践をしよう
商品が値上がりしてもそれ以上に収入が増えればいいのですが、なかなか上がりません。
仮に収入が増えても税金や社会保険料がかかる為思ったより手取りは増えません。
こんなじだいだからこそ【節約】が欠かせません。節約は工夫次第で効果が表れます。
節約で支出を減らせればその分使えるお金が増えるのです。
電気代、ガス代
電気代は電力会社を変えるだけで減らせる場合があります。おすすめは電気とガスを同じ会社
から購入する「セット割」を活用することです。
例えば、東京ガス【基本プランずっとも電気3】の場合戸建て3人世帯で年1万200円の電気ガス
代の節約につながります。(新規申込時の電気代基本料金3ヶ月無料も含む)
また関西電力【なっとくパック】で同様で電気ガスの同時契約で年1万500円の節約につながり
ます。電気代は契約アンペアを下げることで基本料金を下げることが可能。
東京電力の場合契約アンペアが50Aだと月1430円ですが40Aにすると月1144円ですので毎月286円
年3432円の節約が可能。さらに30Aにすればつく858円となるので50Aの時よりも毎月572円年
6864円の節約ができます。ただしアンペアを下げすぎると今度はブレーカーが落やすくなります
ので電力利用状況をもとに判断してください。
水道代
水道代の節約にはシャワーヘッドを【節約シャワーヘッド】に取り換えたり【節約コマ】を取り
付けたりするのがお勧めです。どちらも取り付けて使用するだけで自然と節約が可能。
水道代の単価にもよりますが年5000〜1万円ほどの節約ができます。
また洗濯物はまとめ新井することで年3980円、シャワーの時間を1分短縮(流しっぱなしは
しない)ことで年約3300円の節約につながります。
更に詳しく知りたければ下記をご覧ください。
https://president.jp/articles/-/58139
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タグ: 節約実践
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