中国語で「くたくただ」とは、「累死了」と言う。
「累死了」(lèi s? le) レイスウラ
字の通り、「死ぬほど疲れた」「くたくただ」という意味。20代の子とこの季節、仕事中によく使っている(笑)
しかしこの言葉、あまり綺麗ではないと30代以上の中国人女性が教えてくれた。別の中国人にも言ってみたら、同じようにお薦めの言葉ではないと教えてくれた。
とても疲れた時に使うならば、こちらがお薦めだと言う。
↓
「 太累了」(tài lèi le) タイレイラ
「とても疲れた」という意味。「疲れた」なら「(我)累了」でOK。
上の「累死了」には”死”という漢字が使われており、死ぬほどというニュアンスが強い。言葉にすれば「くたくただ」という感じなのだろう。若い子とならふざけた感じで良いかもしれないが、30代以上の人と話すならば「太累了」を使おうと思う。
しかし「テレビで中国語」で「累死了」を出演者の王さんが川島海荷さんに教えている場面があったが・・。ネットにも汚い言葉とまでは載っていないが、少なくとも上品ではないニュアンスというところか。
万人向けなのは「太累了」であるのは間違いない。ここらへんの微妙なニュアンスというのは、なかなかテキストに載っているものではないので、ネイティブの考えを直に聞けるのは有難いことだ。
※後日、中国人の20代の子達に聞いたところ「累死了」という言葉に下品や汚いイメージはないと言っていた。若い世代では死にそうに疲れたというニュアンスで普通に使われているようだ。※
勉強すればするほど中国語が面白くなってきた。中国語にも日本語と同じく色んな言い回しや表現、感情の出し方があり、状況に応じて使い分けられる。
例えば「ありがとう」は ?? (xiè xiè)シェーシェ だが、「ありがとうね」の時は、?? ?(xiè xiè a)シェーシェアーと語尾をアーと伸ばし、柔らかくなる。ほんのちょっとした違いだが丸みがあり親しみが感じられる。
文法など基礎も大切だが、日常のちょっとした会話表現もコミュニケーションを取る上で大切だと感じる今日この頃だ。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image