旦那が仕事で使うので、肩から掛けれるトートバッグのような丈夫な布製の鞄を100均で買っておいてほしいと頼まれた。近所の100均を3軒回ったが、要望に応じた製品は売っていなかった。色、サイズ、丈夫さがどうしても合わない。仕方ないので100均でデニム生地を購入し、ミシンで作ることにした。
肩ひもの生地が足らなくなったので、旦那と私の穴の空いた捨てる寸前だったジーンズを切って使った。バッグは機能優先で、お洒落にする必要は無いのでこれでOKだ。本体と肩ひもの部分の色が少し違うが、同じジーンズ生地なのでそう違和感も無いし丈夫だ。
肩にかけたひもがズレないように家で余っていた滑り止めを肩に付け、防水スプレーをバッグ全体に施した完成に近づくとマチを底に入れてみたりと、どんどん楽しくなってきて2日間で完成した。
かかった費用は100均で購入したデニム生地と防水スプレーの合計648円だけで、後は家にあった不用品だ。旦那の仕事にかかる経費が安くついたので、節約と言えるだろう。
私が使っているのはブラザー工業のA37-SPという電子ミシン。4年ほど前に購入した。このミシンは2009年12月に発売されたようだ。私の購入価格は詳しく覚えていないが2万円台だった。
とにかく初心者が簡単に使えるミシンを探していて、デパートの店頭で見つけて一目で気に入った。他のミシンより、見た目のメニューが単純でわかりやすかったのだ。私は雑巾や小物ぐらいしか作れないレベルなので十分だった。
今の電子ミシンは上糸、下糸のセットも簡単だし、使用中も全く絡まない。コンパクトなのでリビングのテーブルに載せて使える手軽さだ。固い生地でもデニム生地ぐらいまでなら難なく縫える。
足踏みミシンを使っていた人が今の電子ミシンを使用したら、あまりの進化にきっと驚くことだろう。私もその一人だ。どんな不器用な人でも使えるようになっている。
ミシンというのは使い始めると次々と違うものを作りたくなり、今度は何を作ろうかと頭の中で考えるのがとても楽しい。実用的な雑巾から洋服まで作れるので、作る物も幅広いのだ。
2万円そこそこのミシンは、私の想像をはるかに超えてプライセスなものとなった。
天気が悪く寒いこんな日は、暖かい家でお茶を飲みながらミシンで遊ぶ至福の時間を楽しみたい。
2台目のミシンは、自分のイラストを刺繍にできるこんなお洒落なミシンがいい。これはアイシン精機株式会社のもの。要らない機能を省いたシンプルでわかりやすいデザイン。世界有数の自動車部品メーカーならではの使いやすさと、作業姿勢や動作にも配慮した人間工学設計。グッドデザイン賞を受賞。
この美しいミシンなら、ずっとリビングに置いておきたい気がする。
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