一方、父はまた新たな病気を疑い出した。就寝中に数分間首が少しつったようになり、胸が押さえつけられるような気がしたのだとか。父は翌日近所の行きつけの医者へ行き、心電図を取ってもらったが異常は無かったようだ。
心電図を記録する機械を一日装着し、今日その機械を返却しに病院へ行ったが診察してもらえなかったと怒っていた。
もし父のデータに異常であれば、病院側からすぐに連絡があるはずだ。連絡も診察も無いということは、急ぐ必要がないということだ。
父は先日の腸閉塞に続いて今度は狭心症を疑っている。以前にも同じような事があり、母や私はストレスから来るものだと疑っているが。皮膚に何かができれば皮膚がんを疑い、胸が少し苦しくなると狭心症を疑う。下痢が続いた時は大腸癌を疑っていた。いつも大きな病気にかかったと心配をする。心配性の父は血液検査を頻繁にする。結果はいつも異常値が一つも無く健康体そのものなのにだ。やれやれ・・。本人にとっては真剣だが、家族にとってはオオカミ少年的な感じである。
かと言って、病気だと騒ぐ父をまたかと放っておくわけにはいかない。本当に病気である可能性も絶対無いとはいえないからだ。放っておいて本当に倒れた時に後悔しても遅い。
母と反比例するように、年々父は子供っぽくなってきている気がする。重い心臓病の母よりも、ストレスで少し病んだ父のほうが手がかかる。老うにつれ、ますますこの傾向はきつくなるだろう。これから心して付き合わないといけないのかもしれない。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image