今朝「めざましテレビ」で食品関連のニュースから、賞味期限切れの商品がいつまで食べれるのかという特集があった。普通の一般家庭によくある冷蔵庫内の賞味期限切れ商品を調べ、専門家が判断する。冷凍食品であっても消費期限は未開封の状態での期日であり、開封後は早めに食べなければいけないとの説明だった。
緩い感じの特集だった。しかし、この特集の最後にアナウンサーが言った内容は私の脳天に響いた。
日本では、食べれるのに捨てられている食品量が、世界全体の食料援助量の約2倍にあたる」
日本は、いつの間にか贅沢すぎる国になってしまった。その日本で当たり前のように捨てられている、まだ食べれる食糧が届けられるならば、世界でどれだけの命が救われるのだろう。
テレビを見た後、農林水産省のHPで調べてみた。確かにそう記載されていた。
平成23年度推計だと、企業や家庭から出る日本の食品廃棄量は年間約1700万トンにものぼり、うち本来食べられるのに捨てられている食品ロス量(500万〜800万トン)は、世界全体の食料援助量の約2倍になるというのだ。
詳しくは、下記のリンクをご覧いただきたい。
■農林水産省のHPの「食品ロスの削減に向けて」■
食品ロスの現状や発生要因、削減に向けての取組をとりまとめ(平成26年12月)の全体版
日本では餓死する人はニュースになるぐらい滅多にない。日本国民全体が飽食気味なのは明らかだ。飽きたら捨てる、少し賞味期限を過ぎたら捨てる、不味かったら捨てたり残す行為が、家庭や職場で普通に行われている。
だが、この事実を知ってしまったら、なんとかならないものかと思う。捨てずに再利用する方法はないのだろうか。例えばCoCo壱番屋のチキンカツなどは、とても美味しいものだ。期限切れギリギリのものは、提携したスーパーで揚げて惣菜として安く売れないものか。メーカーは食品を捨てず、消費者は安く手に入る。スーパーは調理をして販売し、儲ける。WinWinの法則はできないのだろうか。一般家庭でも、余った食材でできるメニュー、保存食や冷凍保存方法などのノウハウを付ければ、捨てる量は半減するかもしれない。
お腹いっぱいなのにまだ食事を食べる動物は、人間だけだという。人間以外の動物は、生きる為に食べる。人間は生きる為+満足する、楽しむ為にも食べる。その為に動物は命を奪われる。感謝して必要な分を食べるように努めていきたい。
寄付も大切だが、食物を捨てないことも大切だ。結果、家庭では節約に繋がる。節約したお金を寄付に回せば、さらに沢山の子供たちの命は救われるだろう。一人ひとりの意識が変わることで、大きな成果に繋がっていくのではないか。
日本は先進国だ。これからは世界のことまで考えられる、さらにグローバルな視野を持つ国に発展していけるよう意識改革と活動が必要かと思う。
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