【大阪26−027】
a.抗ヒスタミン成分は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
b.ジプロフィリンは胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげることを目的として用いられる。
c.カフェインは、脳に軽い興奮を起こさせて、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として用いられる。
a.抗ヒスタミン成分は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
b.ジプロフィリンは胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげることを目的として用いられる。
c.カフェインは、脳に軽い興奮を起こさせて、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として用いられる。
a ○
b × ジプロフィリンはカフェインと同じキサンチン系薬。作用機序も同じ。
c ○
【四国26−027】
a ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
b メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長い。
c スコポラミン臭化水素酸塩は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しにくく、肝臓で緩やかに代謝されるため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は長い。
d 中枢神経系の抑制作用により、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、ジプロフィリンが配合されている場合がある。
a ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
b メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長い。
c スコポラミン臭化水素酸塩は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しにくく、肝臓で緩やかに代謝されるため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は長い。
d 中枢神経系の抑制作用により、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、ジプロフィリンが配合されている場合がある。
【解説】
a ○
b ○
c × 他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすい。肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用は短い。
d × 中枢神経系を興奮させる。
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