来年3月21日に公開される仮面ライダーシリーズの最新映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』で、40年以上前に漫画で描かれながらも実写化されることのなかった“幻のライダー”仮面ライダー3号が登場することが、わかった。
仮面ライダーシリーズは、初代の仮面ライダー1号、2代目の仮面ライダー2号に続き、3代目からリニューアルされ仮面ライダーV3が登場していた。しかし、V3の放送が始まる半年前に、原作者の石ノ森章太郎氏は『別冊たのしい幼稚園』10月号(1972年10月1日発行)に掲載されている「3ごうライダーたいぶらっくしょうぐんのまき」で、仮面ライダー3号を描いていた。
東映の白倉慎一郎プロデューサーは「1号2号に続く3号を石ノ森先生も準備していた中、より斬新なキャラクターにすべく“V3”というキャラクターになり、3号の企画は途絶えたと伝わっています」と当時の背景を明かしている。幻の3号の復活に際し「仮面ライダーとは、正統派ヒーローとは一線を画した、“悪の組織・ショッカーから出て来た”という雰囲気をまとっていなくてはいけない。その部分が、3号には色濃く表現されています」とルーツを尊重すると意気込んだ。
本作の主人公は、現在放送中の仮面ライダードライブであり、進行形のヒーローと40年以上の時を越えて復活するヒーローがどのような関係になるか、注目が集まる。白石プロデューサーは「我々が知っている歴史の中には仮面ライダー3号はいませんが、『何故3号が存在するのか』という謎を物語の中でひも解いていくことが大きな見どころです」と語っている。
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