退学者が多い通信制大学の謎に迫る
10人入学して卒業出来るのは1人、また、4年で卒業する人はほとんどいない。
教員免許を同時取得となるとさらに率は下がる。
では、なぜ、通信制大学は中退者が多いのか?
│ 中退の理由
◎単位が取れない。
◎卒業論文が書けない。
◎スクーリングに通えない。
◎誰でも入学出来るので、安易に入学して失敗する。
など、この他にも様々な理由で中途退学が出る。
この中で、1番深刻な問題はスクーリングに通えないという問題である。
法政大学のスクーリングは午前と午後に分かれて基本5日間の授業、次の日に試験が行われる。
6日間かけて取れる単位数は3単位から4単位である。
1回のスクーリングで最短でも6日間は拘束されるという事である。
また、スクーリングが必須の科目や最低30単位以上はスクーリングで単位を修得しなければならない。
一般の職場で、1週間近い休みを取ることは難しい。
大企業や公務員でないと難しいと言うのが現実である。
事実、スクーリングで出会った通信生は公務員が多かった。
私自身、通信大学生の時はフリーターで凌いでいた。
フリーターなので、自分の学業を優先して、もしスクーリングで仕事を休めないのなら、アルバイトを辞める覚悟であった。
フリーターなら、簡単に辞める事も、次、バイト先を見つける事も容易に出来る。
幸いにも職場の理解があり、4年間同じ職場でアルバイトとして働く事ができた。
職場の理解が得られない場合は、最悪その職場を辞めないといけない。
今ある生活を捨ててまで学業を優先するには、かなりの覚悟がいる。
志が無ければ卒業は難しい。それが通信制大学の実情である。
私自身も、通信大学生の時代、当時はまだ、フリーターに対して世間の目も厳しく、30歳近くになってフリーターを続けることは正直きつかった。
だが、自分には絶対に教師になるという夢があったので、4年間ぶれずに大学生活を送る事ができた。
スクーリングのハードルをどうクリアーするのか、それが通信制大学生の最大のネックとなる。
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