映画「エルネスト」
日本とキューバで共同制作された映画「エルネスト」が今週金曜日、東京の映画館で公開された。エルネスト・ゲバラとともに戦った日系ボリビア人ゲリラのフレディ前村の人生を描いた映画である。
この映画は、ボリビアの日系移民二世の若者の歴史をたどっていく。1960年代にハバナで医学を学んだ彼は、チェ・ゲバラと知り合うことにより、その人生を根本的に変えていく。
チェ・ゲバラとの出会いに影響を受けた前村は、チェのゲリラ部隊であるボリビア民族解放軍に参加する。
この映画の監督である阪本順治氏は、前村の個性に衝撃を受けたと言う。「革命指導者チェ・ゲバラとともに戦って死んだ、エルネストという名でも知られたこの若者のことが頭から離れなかった」。
阪本監督は、19世紀末の日本からボリビアへの移民を調査していたときに、前村のことを知った。
この映画はキューバで、ほぼ完全にスペイン語で撮った。冒頭のエピソードは、1957年夏のゲバラによる広島訪問である、と監督は話した。
フレディ前村は1967年の8月に25歳で、ボリビア国軍によって殺された。
このキューバ・日本の合作映画は、来月、キューバとボリビアの両国で上映されるが、日本では一足早く、ゲバラと前村の戦死50周年記念としてきょう、日本で公開された。
Estrenan película japonesa sobre Ernesto Guevara
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/143631-estrenan-pelicula-japonesa-sobre-ernesto-guevara