ラス・トゥナス、リーグ初制覇
Radio Habana Cuba、2019年1月18日、Fernando Marinez Marti記者
サンタ・クララのアウグスト・セサル・サンディーノ球場でおこなわれた決勝第五戦はとても感動的なものとなった。エドゥアルド・パレ監督率いるビジャ・クララはラス・トゥナスの先発エルリス・カサノバを失策と安打で攻め立て、カルロス・ベニーテスの適時打で先制した。しかしラス・トゥナスは2回、左腕ミサエル・ビジャからヤシエル・サントーヤが二塁打を放ち、2点をあげ逆転した。その裏ビジャ・クララは同点に追いつき、両チームのすぐれた攻撃力が激突する試合となった。
3回にビジャ・クララは2点をあげ、逆転し、カサノバをマウンドから引きずりおろした。しかしそのリードも長くは続かなかった。4回表にラス・トゥナスはアレクサンデル・アヤラの2点本塁打でふたたび同点とした。その後両チームの得点は7回まで動きがなかった。ラス・トゥナスのヤディアン・マルティネスが見事なリリーフを演じ、一方ビジャ・クララは先発ミサエル・ビジャが6回に降板し、ヨスバニ・トーレスに代わった。7回にラス・トゥナスはトーレスからホルヘ・ジョンソンが適時打を放ち、勝ち越した。
しかしラス・トゥナスの左翼手ジョンソンは9回に生涯最高の一打をさらに温存していた。ラス・トゥナスが1点リードして迎えた9回、ジョンソンは3点本塁打を放ち、試合を大きく動かし、あとはビジャ・クララの最後のチャンス次第となった。
ビジャ・クララはファンの前でまったく屈することなかった。9回を締めるリリーフとしてやってきたユディエル・ロドリゲスからアンディ・サモラとスタイレル・エルナンデスが安打を放ち、満塁と攻め立て、ロドリゲスは1人の打者も打ちとれず降板した。今回のプレーオフでの重要な投手ヨアルキス・クルースがふたたび登板したが、ベニーテスに四球を与え、もっともドラマチックな場面がやってきた。しかしクルースはユリエン・ビスカイーノとウィリアム・サアベードラを打ち取り、球場にいるすべてのラス・トゥナスファンや、キューバ全国および全世界で今回の決勝戦をフォローしているファンたちは歓喜に沸いた。
ラス・トゥナスはこれから県当局の歓待を受け、数日休養したあと、ベネズエラのバルキシメトで2月2日から8日まで開催されるカリビアンシリーズに向けた新たな編成をおこなう。
ラス・トゥナス初優勝
ラス・トゥナス対ビジャ・クララ 決勝第五戦(2019年1月17日)
Serie Nacional de Béisbol: !Las Tunas campeón!
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/181317-serie-nacional-de-beisbol-%C2%A1las-tunas-campeon!