チリキー、準決勝で3連敗のあと初勝利をあげる
Juventud Rebelde、2019年4月14日、Norland Rosendo記者
2018年の王者チーム、チリキーは今季、現在最高のキューバ投手ブランコを加えて強化したが、同じくキューバ選手を擁するチームとの準決勝で初戦から3連敗を喫した。
昨日(4月13日)、ブランコはエレーラの突進を押しとどめ、13対1でコールド勝ちした。7イニングを投げ5安打6三振2四球の好投を見せたブランコは、決勝進出にはもうひとつも負けられないチームの命をつないだ。
ここまでの対戦結果は多くのファンや専門家を驚かせている。なぜならチリキーは当初優勝候補とみられていて、パナマのスポーツジャーナリズムからはラッパ銃と形容されていたが、ブランコが筆者に語ったところによれば、準決勝では攻撃が効果的ではなく、残塁が多かった。
グランマ県ヤラ市出身の右腕ブランコは一次ラウンドで、ラス・トゥナスの補強として出場したカリビアンシリーズでの自身のパフォーマンスが偶然ではなかったことを証明し、3勝0敗という成績でシーズン最優秀外国人投手賞を受賞した。準々決勝でもチリキーに1勝をプレゼントし無敗を続けたが、準決勝の初戦では同じめぐり合わせにはならず、7回に4対4の同点に追いつかれた。
ヨスバニ・アラルコンとフレディ・アシエル・アルバレスのチーム、エレーラは次の回に勝ち越し点をあげ、9回裏のチリキーの攻撃をかわした。チリキーは走塁で失敗し、同点の走者は三塁に残塁におわった。
この初戦の勝利に勢いづいたエレーラは第二戦も6対0と完封勝利した。
エレーラは第三戦も6対2と勝利し、決勝進出まであと1勝とした。この第三戦ではフレディ・アシエルが5イニングを投げ、自責点1に抑えた。4奪三振、1四球のみ、7安打だった。フレディ・アシエルのいつもの試合のごとく、彼が降板してから打線は奮起した。
アラルコンは2試合で捕手として起用され、それ以外の試合では指名打者として出場しており、4安打、3得点、1打点のみを記録している。
アラルコンは準々決勝では26打数13安打を記録、フレディ・アシエルは2試合に登板し好投したものの勝利は1
試合だった。
準決勝のもう1組は、メトロスがロス・サントスに3勝1敗とリードしており、この日曜日(4月14日)に勝負を決める可能性がある。決勝戦は、同リーグのすべてのプレーオフと同様、7番勝負でおこなわれる。
エレーラ対チリキー 準決勝第一戦 (2019年4月8日)*ラサロ・ブランコ先発
エレーラ対チリキー 準決勝第二戦 (2019年4月11日)
エレーラ対チリキー 準決勝第三戦 (2019年4月12日)*フレディ・アシエル-アラルコンのバッテリー
エレーラ対チリキー 準決勝第四戦 (2019年4月13日)*ラサロ・ブランコ先発
Lázaro Blanco mantuvo con vida al campeón de Panamá
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2019-04-14/lazaro-blanco-mantuvo-con-vida-al-campeon-de-panama