テレビ番組「メサ・レドンダ」で経済政策が発表された
Radio Habana Cuba、2019年10月16日、PL
キューバのサルバドール・バルデス副大統領は、その目標は、多くのキューバ国民が海外で購入したあと国内で販売している非営利目的の商品輸入を整えることである、と説明した。
「それらの製品を購入するために流出している現金は無視できない桁に上ると推定されており、わが国の産業とチェーン店を充実させるための外貨資源としてこれを獲得しなければならない」、と副大統領は語った。
この状況に対して、家電製品、自動車部品、その他の商品を外貨で販売する70以上の店が用意され、また、国営企業を通じた製品輸入が許可される。
このために、磁気カード付きの米ドル口座開設ができるようになり、ユーロ、ポンド、カナダドル、スイスフラン、メキシコペソ、デンマーククローネ、ノルウエークローネ、スウェーデンクローナ、日本円での預金も可能となる。
バルデス副大統領は、国内生産および国民による需要と必要性がもっとも大きい製品にあてられる原材料や物資の輸入に対して優先的に関税の値引きと免除の付与が決定された、と説明した。
この措置は、チェーン店や商社によって輸入されたものに対して適用され、コスト削減と同時に、国民への販売価格の値下げを可能にする、と副大統領は指摘した。
また、一般人がアクセスする輸入企業を通じて商品提供を促進するために手数料による商品委託が用いられる、と副大統領は述べた。
一方、目標は、国内産業を活性化し、雇用を生み出し、国内需要を満たすことである、とアレハンドロ・ヒル経済相はコメントした。
国内の需要に対応するために禁止ではなく提供に関して取り組んでいく、と語ったヒル経済相は、米国の封鎖の再強化によって国が直面している背景を回想した。
国内産業を促進し奨励する必要があり、そのためには国から流出する外貨を獲得しなければならない、とヒル経済相は強調した。
また、イルマ・マルガリータ・マルティネス中央銀行総裁は、国内の銀行システムは今回の政策を支援する用意ができている、と語った。
わが国の現行の支払いシステムはキューバペソだけを対象に機能しているが、他の通貨で売買を受け入れられる環境が存在している、とマルティネス総裁は述べた。
メイシ・ボラニョス財政価格大臣は、これらの対策は生産過程の効率に貢献するだろうと、予測した。
価格は固定ではなく、製品の質と性能に応じて定められている、とボラニョス大臣は明らかにした。
キューバTV メサ・レドンダ(2019年10月15日)
キューバTV メサ・レドンダ ダイジェスト
Cuba potencia su economía y busca satisfacer demanda interna
http://www.radiohc.cu/noticias/economy/204993-cuba-potencia-su-economia-y-busca-satisfacer-demanda-interna