ヨアンニ・ジェラ
JIT、2020年1月8日
まさに満員のビクトリア・ヒロン球場で、懲戒のため2試合指揮をとれなかったアルマンド・フェレール監督率いるマタンサスチームは、初回に必要な攻撃をおこなった。
ビジターのラス・トゥナスは同じく初回に、ダネル・カストロのソロ本塁打で得点をあげた。しかしそのリードはあっという間だった。その裏にマタンサスチームはセサル・プリエトとユリスベル・グラシアルの安打で追いついた。
2回裏に地元マタンサスはヤシエル・サントーヤ、アリエル・マルティネス、エドゥアルド・ブランコの安打、プリエトとライコ・サントスの四球、ハビエル・カメーロの安打、そして2つの暴投によって、4点を加えた。
5対1と大きくリードしたマタンサスは3回裏に一挙5点をあげ、止めを刺した。
この回、マルティネス、ブランコ、サントスの安打、グラシアルの三塁打、エリスベル・アルエバルエナの犠飛に、相手チーム守備の失策も加わった。
試合の三分の一が終わり1対10となったパブロ・シビル率いるラス・トゥナスは抵抗を続けたが、追いつき勝ち越すことは不可能だった。その後は5回に2点、8回に2点の合計4点を加えたのみだった。
5回はアンドレス・キアラの安打と、ユニエスキ・ラルドゥエトの四球、ヨルダン・マンドゥレイとヨルダニス・アラルコンの安打で得点した。
終盤8回にはカルロス・ベニーテスの四球、ラファエル・ビニャーレスの二塁打、ラルドゥエトの安打でふたたび加点した。
マタンサスの最終的な11点目は5回裏に、グラシアルの四球、カメーロの安打、デルガドの四球、サントーヤの二塁ゴロで入った。
地元マタンサスチームは左腕ヨアンニ・ジェラ(勝利投手)がまずまずの好投を見せ、5回を投げ、6安打8三振で4失点に抑えた。
ダビ・メナが6回から8回に投げ2安打2失点3三振1四球だった。ミゲル・ラエラは最終回を大きな乱れなく切り抜けた。
ラス・トゥナスは5投手が登板したが、先発のスター投手カルロス・フラン・ビエラの不調が誤算だった。
右腕投手ビエラは1イニングで5失点を献上し、救援の左腕ユディエル・ロドリゲスも1回1/3で3点を奪われ、ひどい不調だった。
カルロス・サンティエステバンは打者1人と対戦し安打を許しそのまま交代した。ウィルソン・パレデスとホセ・アンヘル・ガルシアの2人で、試合の後半6イニングを投げた。
このようにして前年王者ラス・トゥナスは敗退し、決勝戦はカマグエイとマタンサスとの対決に決まった。
現在のチーム名としては初の決勝戦での対決となるが、1991年にはエネケネーロス(マタンサス)対ガナデーロス(カマグエイ)が決勝を争い、エネケネーロスが優勝している。
7番勝負でおこなわれる決勝戦は、1月11日にカマグエイのカンディード・ゴンサーレス球場で始まる。
ラス・トゥナス対マタンサス 準決勝第四戦(2020年1月8日)
59 SNB: Matanzas despide a Las Tunas y está en la final
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=136733