ラス・トゥナスの三塁手ヨルダニス・アラルコン、MVP獲得
Juventud Rebelde、2020年2月6日、Norland Rosendo記者
今季残した彼の数字がすべてを語っているとはいえ、アラルコン兄弟の長兄ヨルダニスは運のある男ではない。今回の授賞をめぐる論争、代表候補チーム加入にかかわる論争、この後者についてはファンとメディアから彼の不在に関する説明を問う声が相次いだあと、彼は召集された。
アラルコンは59期にわたるキューバリーグの歴史のなかでMVPを獲得した10人目の三塁手である。MVPは捕手を除くすべてのポジションが獲得している賞である。
ベニグノ・ダキンタによるアーカイブには、第1期の受賞者エドウィン・ウォルターズ以降のMVP受賞者リストが完成している。投票者の票を得るために常にフィールドでプレーしなければならないわけではなく、過去2人の指名打者がこの賞を奪っている。また投手と外野手がともに18回ずつ受賞している。
海外リーグでは長期間のシーズンで投手陣が他ポジションの選手より勝るのは珍しく、その論理はプレーオフでは投手力が大きな役割を発揮し反転する。
この傾向を支持する者たち(明らかに理にかなっている)は、今季キューバで祝杯をあげている。ヨルダニスがレギュラーシーズンMVPを、左腕投手ヤミチェル・ペレスがプレーオフMVPを獲得した。とはいえレギュラーシーズンではアンディが最後までヨルダニスと争ったし、プレーオフではとりわけ決勝戦で本塁打2本を放ったセサル・プリエトを考えた者も少なからずいたが。
海外プロリーグでプレーして5年以上たつが、強打者アルフレド・デスパイネはいまだにキューバリーグMVP最多獲得ランキングのトップにいる。彼の4回(うち3回は左翼手、1回は指名打者として)の最多獲得を今のところ、脅かす者はいない。というのは彼に次ぐ二番手はオマール・リナレス(3回)であり、2回の獲得者も、ホルヘ・ルイス・バルデスやロヘリオ・ガルシア・アロンソの2投手を含み、引退しているか、大リーグで活動しているからである。
ヨルダニス・アラルコン インタビュー(2019年10月)
El Jugador Más Valioso y las lógicas cubanas
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2020-02-06/el-jugador-mas-valioso-y-las-logicas-cubanas