バーニー・サンダース、テレビ番組60ミニッツでのインタビュー
Cubadebate、2020年2月24日、PL
「彼らは世界中に医師を派遣している。教育面で発展がなされている」、とバーモント州選出の上院議員サンダースは述べた。サンダースは11月3日の大統領選挙で共和党のドナルド・トランプとの対決を目指している。
キューバがヘルスケア分野ですぐれた発展をなしたと明言しないことは誤りだろう、と11月の大統領選挙に向けた民主党の候補者選びで最有力候補の一人である78歳の政治家サンダースは、昨日日曜日(2月23日)に放送されたCBSチャンネルの番組「60ミニッツ」でのインタビューで述べた。
司会のアンダーソン・クーパーが現在民主党の大統領候補選びで最有力のサンダースに対して、1985年の彼のコメント(このときサンダースはキューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロによって実現された社会プログラムの一部を賞賛した)について説明するよう求めた。
30年以上前のビデオ映像によると、サンダースは当時、フィデル・カストロは「子どもたちを教育し、医療を提供し、社会を完全に変革した」、と述べた。
サンダースは、自身の「社会主義」はベネズエラ型でもキューバ型でもないことを明らかにし、自身にとって理想の社会のタイプはデンマーク、フィンランド、スイスのような国に存在すると強調したが、「すべてが悪であると単純に言うことは不公平」であると語った。
「フィデル・カストロが権力に就いたとき何をしたか君は知っているか?大規模な識字教育プログラムだ」、とサンダースは、キューバでわずか1年(1961年)で文盲を根絶し全国民にさまざまなレベルの教育への無料アクセスを可能にした文化革命について言及し強調した。
1962年10月17日、フィデル・カストロはハバナのビクトリア・デ・ヒロン基礎前臨床科学研究所の開所式において、医療分野で援助を提供するという政府の決定を発表し、アルジェリアに50人の医師が派遣されると述べた。
「今回われわれが派遣できるのはたった50人だ。しかし8年か10年のうちには、どれだけ送れるようになって兄弟国を助けているだろうか」、と当時キューバ指導者は予言した。
およそ60年後、40万人以上のキューバの医療協力者が164か国においてミッションを成し遂げ、また138か国に及ぶ3万5613人の医療従事者がキューバで無料教育を受けてきた。
予想されたとおり、サンダースのコメントは、キューバとのあらゆる和解に反対するフロリダ南部のキューバ系米国人の極右組織の怒りを引き起こした。
2016年、サンダースはキューバとの外交関係を擁護した。彼の見方ではそれは「キューバ人の生活における重要な改善になり、米国のためになる」ものだった。
サンダースはまた、60年近く共和党政権も民主党政権も維持している封鎖の撤廃に関する自身の立場を繰り返し表明した。
しかし(と解説者たちは警告する)、その賞賛は、トランプとの違いはあるものの、慎重に見なければならない。
ところで、社会民主主義者を自称しているサンダースはこのテレビ番組において、大統領になれば、「労働者家庭の利益を守るために連邦政府」を活用することを望んでいると約束した。
その意味においてサンダースは、現在の政府はとても裕福な人びとのために働いていると指摘し、実名は挙げなかったものの、「米国の大統領は病的な嘘つきである」と述べた。
2月のはじめ、大統領執務室の主は、一般教書演説において、サンダースの主要提案の一つである、国民皆保険(メディケア・フォー・オール)を激しく非難した。
共和党員トランプにとって、この保健計画が目指しているのは「米国の医療を破壊すること」である。
最近の調査ではサンダースの勢いが止まらないままであることが示されている。土曜日(2月22日)にあったネバダでの民主党党員集会では快勝し、ラテン系有権者の支持を増やしており、これは元副大統領ジョセフ・バイデンがわずかに上回っただけである。
テレスール(2020年2月25日)
Reconoce Bernie Sanders atención de salud en Cuba y presencia solidaria por el mundo
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/02/24/reconoce-bernie-sanders-atencion-de-salud-en-cuba-y-presencia-solidaria-por-el-mundo/#.XlVNhGj7TIV