Radio Habana Cuba、2021年1月22日、MINSAP
キューバ微生物学寄生虫学協会会長でもあるグスマン・ティラード博士は、この変異株は、昨年12月15日以降のすべての入国者に対して症状の有無にかかわらず実施した調査によって、南アフリカから到着した無症状の旅行者から検出された、と説明した。
グスマン・ティラード博士は、接触感染者たちは陰性だったが、この変異株がキューバ国内にいきわたってしまう可能性が存在する、と主張した。
この変異株が世界で特定されているその特徴は、より伝染力が強く、そのため、より多くの人びとに感染し、素早く広がっていく、ということにある、とグスマン・ティラード博士は説明した。
グスマン・ティラード博士は、これが死亡率に直接の影響を与えたり、より厳しい病状を引き起こすとは認識されていないが、伝染力が強ければ脆弱な人びとに感染し、死者数を増やす可能性がある、と述べた。
この変異株は新型コロナウイルスのゲノム上の変異に由来しており、そのもっとも重要な変異は同ウイルスのスパイクたんぱく質の変異である。そこから細胞質に侵入し、増殖し、この場合、以前の変異体よりも一層融和性があるため、ひじょうに簡単に細胞内に侵入する、とグスマン・ティラード博士は説明した。
キューバのワクチン候補についてグスマン・ティラード博士は、生じた抗体がこれらの新たなウイルスに対してどのように反応するか研究されていると述べ、世界的にこれが否定的効果を持つとは認められていない、と強調した。
IPK研究員のグスマン・ティラード博士は、それらがより感染力があろうとも、衛生保健対策は効果的であり、遵守されなければならないと語り、そのため健康に気をつけ、全員で結束するよう国民に呼びかけた。
グスマン・ティラード博士は、昨年9月に英国で見つかった別の変異株は、1月11日までにブラジル、カナダ、米国、チリ、エクアドル、ジャマイカ、メキシコ、ペルーなどの米大陸地域の国々に広がっており、一方、南アフリカの変異株はブラジル、カナダ、キューバで確認された、と述べた。
Variación de los diferentes clades de SARS-CoV-2 en el tiempo
時期別の新型コロナウイルス変異株種類
ラジオ・ハバナ・クーバ(2021年1月22日)
クーバデバテ(2021年1月22日)
Cuba reporta la presencia de una nueva variante genética de SARS-CoV-2 (+Video)
http://www.radiohc.cu/noticias/salud/245422-cuba-reporta-la-presencia-de-una-nueva-variante-genetica-de-sars-cov-2-video