2019年04月02日
日本からゴミ収集トラック24台が寄贈される キューバ・ハバナ
日本から寄贈されたゴミ収集トラック、2019年4月1日
Cubadebate、2019年4月2日
日本の企業「日野モータース」と「極東開発工業」によってゴミ収集トラック24台がキューバに寄贈された。首都ハバナにその500周年をよりきれいに新たな形で迎えてもらうことが目的である。
駐キューバの藤村和広日本大使は、今回のは第一ロットで、来月以降にさらに届き、合計100台に到達すると発表した。
日本はこんにちのゴミ問題に直面する国々と協力しており、それゆえにこの寄贈がキューバの社会と環境に大きなインパクトを持つことを期待している、と大使は話した。
ハバナ県管理評議会のラモン・トーレス・ロサ副議長は、米国による封鎖と規制のなかで、アジアの国日本から受け取る支援に感謝した。
ハバナの県ゴミ収集最終物流連合のオダリス・アコスタ・モンテシーノ会長は、これらの装備の始動に先立って、操作をおこなう労働者の訓練コースが実施された、と話した。
今回の寄贈は、ハバナ市がその清掃労働を促進し、環境衛生を大幅に改善するための援助である、と会長は語った。
PCC(キューバ共産党)中央委員会委員で県人民権力議会のレイナルド・ガルシア・サパタ議長が主宰した寄贈式典では、これからその操作を担当する運転手たちにトラックの鍵が象徴的に授与された。
キューバと日本の外交関係は90年前から続いており、キューバ革命勝利後は社会のさまざまな分野で盛んになっている。
寄贈式典の様子、2019年4月1日
Entrega Japón a La Habana los 24 primeros camiones para recogida de desechos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/04/02/entrega-japon-a-la-habana-los-24-primeros-camiones-para-recogida-de-desechos/#.XKjqatIzbIU
2019年03月27日
日本 キューバに無償資金協力2件 青年の島の電力供給機器とハバナの公共バス
キューバと日本は電力サービスと公共交通を改善するための寄付を手続きした
Radio Reloj、2019年3月27日
キューバと日本の両政府は、電力サービスの改善と、都市交通用のバス購入を目的とする寄付の供与を正式手続きするための法的文書2件に調印した。
キューバ側は貿易外国投資省のアントニオ・ルイス・カリカルテ第一副大臣、日本側は藤村和広駐キューバ日本大使が署名した。
署名された文書は、イスラ・デ・ラ・フベントゥにおけるエネルギー供給改善プロジェクトの実施およびハバナにおける市内バス購入のための寄付供与を正式手続きするものである。
キューバと日本は3年前にミゲル・ディアスカネル当時国家評議会・閣僚評議会第一副議長が日本を訪問して以降、外交および貿易関係を加速させてきている。
Se amplía la cooperación entre Cuba y Japón
http://www.radioreloj.cu/es/noticias-radio-reloj/nacionales/se-amplia-la-cooperacion-entre-cuba-y-japon/
2019年03月08日
日野自動車製のゴミ収集車 ハバナに到着 JICA無償資金協力の一環
日本の日野自動車製のゴミ収集車
Cubadebate、2019年3月8日
日本の国際協力機構(JICA)によるキューバ援助プロジェクトの第一弾としてキューバの首都ハバナに届けられたゴミ収集トラックがすでにハバナの通りを走っている。
駐日キューバ大使のカルロス・ミゲル・ペレイラがフェイスブックで動画を公開し、そこには日本の神戸港を出航する日野自動車製のトラックが写っている。
この取り組みは、日本の安倍晋三首相によるハバナ訪問後の2016年からキューバに提供されたさまざまな協力のひとつである無償資金協力の形態で、いくつかの段階に分けられている。
この最初に到着したのは24台のトラックだが、首都ハバナが500周年を祝う11月が終わる前に極東開発工業のテクノロジーによる同様のトラックが合計100台、3回に分けて到着する予定である。
Transitan por La Habana camiones colectores de basura provenientes de Japón (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/03/08/transitan-por-la-habana-camiones-colectores-de-basura-provenientes-de-japon-video/#.XIZ1i8kzbIU
2019年03月01日
駐キューバの藤村和広新大使がキューバ国会を表敬訪問 エステバン・ラソ議長らが迎える
藤村和広駐キューバ日本大使を出迎えるエステバン・ラソ国会議長
Radio Rebelde、2019年3月1日、ACN
キューバ人民権力全国議会(ANPP)のエステバン・ラソ・エルナンデス議長はきょう、ハバナの国会議事堂内の国会本部で、日本の新たな駐キューバ特命全権大使、藤村和広氏の表敬訪問を受けた。
そのすぐ前に、ANPPのアナ・マリア・マリ・マチャド副議長が同大使の儀礼訪問を受けており、両国間に伝統的に存在してきた結びつきを持続していくことの重要性を語った。両国は来年12月に外交関係樹立90周年を迎える。
マリ・マチャド副議長は、2017年以来の両国間の国会協力協定と、日本との交渉において両機関が果たす役割の重要性について語り、そこからわれわれはとても積極的な経験を得ている、と述べた。
藤村大使はこの会談に感謝し、現在キューバで日本企業が開始している公共保健や給水などの住民に対する基本的なサービスなどの重要な分野での協力協定やプロジェクトに関して、この関係を拡大していく意欲を語った。
藤村大使は、キューバの新憲法と、そこで採択されたテーマについても関心を示し、マリ・マチャド副議長は今回の新憲法において認められた経済モデル刷新の背景を大使に説明した。
マリ・マチャド副議長は先日の国民投票における前向きな結果を強調し、新憲法を現代的で先進的なものとして定義し、これは国の政治的安定を保証すると同時に、われわれキューバ人が望む社会のあり方に向けた将来の激しい立法作業を包含している、と説明した。
会談の出席者たちは、友好議員連盟を通じた協力関係の発展や、キューバでの投資分野における参入強化への貢献という共通の関心についても意見交換した。
キューバ国会
@AsambleaCuba
キューバ国会のエステバン・ラソ議長が今週金曜日(3月1日)ハバナの国会議事堂内で、日本の新たな駐キューバ特命全権大使、藤村和広氏の表敬訪問を受けた。 大使はアナ・マリ・マチャド副議長 とも会談した。
2019年3月1日14:43
Reciben en la Asamblea Nacional a nuevo embajador de Japón
http://www.radiorebelde.cu/noticia/reciben-asamblea-nacional-nuevo-embajador-japon-20190301/
2018年12月19日
ミゲル・ディアスカネル議長 日本キューバ友好議員連盟の古屋圭司会長と会談
古屋圭司会長(左)とディアスカネル議長(右)
Granma、2018年12月19日
キューバのミゲル・ディアスカネル・ベルムデス国家評議会議長兼閣僚評議会議長は今週火曜日(12月18日)の午前、日本キューバ友好議員連盟の古屋圭司会長と会談した。古屋氏はキューバへの日本人移民120周年を記念した諸活動の一環でキューバを訪問している。
友好的な会談のあいだ、両者は両国の良好な関係をともに強調した。
両者はまた、2016年9月に実現した日本の安倍首相による公式訪問と、それによる両国の結びつきの進展への貢献を回想した。
この会談の日本側には駐キューバの渡邉優日本国大使が同席した。
キューバ側にはブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相が同席した。
Recibió Díaz-Canel al Presidente de la Liga Parlamentaria de Amistad Japón-Cuba
http://www.granma.cu/cuba/2018-12-19/recibio-diaz-canel-al-presidente-de-la-liga-parlamentaria-de-amistad-japon-cuba-19-12-2018-00-12-23
2018年11月23日
写真展「120年前の日本の風景」開催 キューバ 日本人移民120周年記念
写真展会場の様子
Radio Habana Cuba、2018年11月23日、PL
キューバへの日本人移民120周年を記念した写真展「120年前の日本の風景」がきょう(11月23日)、ハバナ旧市街にある博物館アジアの家で開幕した。
同写真展のイサクラ・ナオミ学芸員は、今回の展示は、イスラ・デ・ラ・フベントゥ特別自治区に住む日系人たちに、同地への日本人の入植初期のことを思い浮かべてもらうことを意図している、と説明した。
展示には横浜市の(手芸品と思われる)写真がある。これらには、20世紀の西洋技術と日本の伝統の結合がみられる。
鶏卵紙にプリントされたこれらの写真は、日本の絵画顔料とともに鮮やかに息づいており、真珠層と金の漆で作られた豪華なアルバムにおさめられた。
日本カメラ財団の写真42点からなる今回の文化イベントは、12月23日まで公開される。
日本で最大の港湾地域のひとつである横浜の写真は、日本という国を世界に広めることに貢献した江戸時代末期(幕末)から明治にかけての商業写真である。
キューバへの日本人訪問者は17世紀から報告されているが、1898年9月9日、共同体を促進するためにキューバに定住する計画を持った最初の日本人がやってきた。1000人を超える移民がこれに続いた。
今回の写真展「120年前の日本の風景」は、日本とキューバ両国の歴史を反映している。その特別な象徴として、4世紀前にキューバを初めて訪れた日本のサムライ、支倉常長の銅像がハバナの湾岸通りに建てられている。
Exposición fotográfica acerca historia de Cuba y Japón
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/177353-exposicion-fotografica-acerca-historia-de-cuba-y-japon
2018年09月10日
キューバへの日本人移民120周年記念コンサート開催 オマーラ・ポルトゥオンドも出演 ハバナ
河野晴彦(右手前)と彼のグループ
Radio Rebelde、2018年9月10日、Yaicelín Palma Tejas記者
幕が開くと、ステージでは、ジャズをベースにしてアフロキューバン・リズムを織り交ぜたクレオールと日本の混合が、観客を沸かせた。
音楽がふたたび、異なった文化を持つ二つの国の共通項となった。このようにしてキューバと日本は、キューバへの日本人移民120周年を祝った。
声をひとつにして集った日本人とキューバ人の子孫は、両国を結びつける友好と連帯が存在するいま、言語や距離の障害は何でもない、ということを示した。
この日は合計12曲が演奏された。河野晴彦と彼のグループの音楽に、観客は席を立ち、踊り、その耳に残るメロディーのリズムに拍手喝采した。
このステージには、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの女神でフィーリンの恋人、オマーラ・ポルトゥオンドが登場し、「さくらさくら」を日本語で歌い、驚かせた。
両国の文化的結合の見本として、日系キューバ人の音楽家とダンサーたちは、キューバで毎年9月8日に祝われるキューバの守護神コブレの聖母への追悼をおこなった。
12人のアーティストが出演したこのコンサートは、1世紀以上前にキューバへの渡航を開始することを決意し、その遺伝的および文化的な足跡を残した男たちと女たちへのふさわしいオマージュとなった。
Un concierto para el sol naciente
http://www.radiorebelde.cu/noticia/un-concierto-para-sol-naciente-video-20180910/
2018年09月07日
日本人移民120周年を祝う キューバ
Radio Rebelde、2018年9月7日、Yaicelín Palma Tejas記者
最初の日本人移民が120年前キューバにやってきた。1898年にキューバに到着したのは、沖縄、鹿児島、熊本、福岡、広島、長野、新潟、福島、宮城からの人たちだった。
そこでキューバは、最初の移民たちと、現在キューバ全土に約1200人を数え、農業、企業経営、芸術、報道各分野での労働に従事する「ニッケイ」と呼ばれるその子孫たちによって、ここカリブの土地に根付いた象徴的な国民の文化への尊敬と賞賛のしるしとして、日本列島の住人たちの到着を特筆するための活動プログラムによって、この重要な事実を祝うものである。
移民3世の1人で、キューバにおける日本人入植地の管理委員会メンバーのスサナ・オジェ・ラリナガによると、2018年にはハバナでさまざまな活動が展開され、なかでもキューバに住む117家族からの写真を展示する展覧会「キューバにおける日本人登場の写真記憶」は特筆される。また、小説とノンフィクション両ジャンルの文学コンクールが開催され、子孫だけでなく、日本文化の愛好者も参加した。来週日曜日には国立劇場で日本人子孫の音楽家とキューバ人音楽家によるコンサートが開かれる。
年が経つにつれてキューバでの日本文化は大きな高揚期に達している。それは子孫だけでなく一般の人びとも魅了されているからであるが、キューバでの日本文化の特徴についてスサーナは、日本食専門の場所がいくつかあるし、人びとがアニメの変装をするコスプレのフェスティバルもおこなわれる、と話す。
この若者は自身のルーツについて、祖父が1924年にキューバにやってきて、その年から1926年まではキューバへの日本人移民の到着が最多の時期だった、と話す。祖父ははじめイスラ・デ・ラ・フベントゥで暮しはじめ、そのあとマタンサスに移動し、そこで沼地を肥沃な土地に変えたのは、彼の最大の功績だった。その後ハバナに到着し、耕作を続けた。
世界で最大の日本人移民共同体はブラジルにあり、およそ150万人が暮している。これに米国とペルーが続く。キューバではそれほどの数ではないが、その存在は国民のなかにとても根付いており、120年前にキューバに定住することを決断した人たちの文化を享受している。
Japoneses en Cuba, 120 años después
http://www.radiorebelde.cu/noticia/japoneses-cuba-120-despues-20180907/
2018年08月24日
サンクティ・スピリトゥスでの日本文化週間 盛況に続く キューバ
サンクティ・スピリトゥスではここ10年、日本武道の信奉者が増えている
Radio Sancti Spíritus、2018年8月24日、Félix Suárez Echevarría記者
盆栽や俳句、マンガスタイルのデザインの展覧会が、日曜日(8月26日)まで、サンクティ・スピリトゥスの日本文化週間で楽しまれる。同地で4回目となるこのイベントは、映画や造形美術の表現行為における日本文学の影響をテーマとしている。
この点について日本大使館の文化報道担当もとばやし・りょうへい氏は、同県は日本語教育専門の講座を開設するなど、キューバにおける日本文化第二の首都となっている、と述べた。
ここまで、映画「書道ガールズ!!」や「武士の献立」の上映、日本文化についてのシンポジウム、日本武道のデモンストレーションなどがおこなわれた。
若者たちは日本文化にもっとも関心を持つ世代である
盆栽は日本の装飾芸術の要素とともに発表された
日本文化を愛する人たちによる芸術は絵画や詩作を通じても発表された
グアジャベーラ風の日本衣服の日本大使館への寄贈は、開会初日のクライマックスのひとつだった
Literatura, cine y artes marciales: jornada japonesa en Sancti Spíritus
http://www.radiosanctispiritus.cu/es/2018/08/literatura-cine-y-artes-marciales-jornada-japonesa-en-sancti-spiritus/
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2018年08月21日
サンクティ・スピリトゥスで日本文化週間開催 キューバ
Escambray、2018年8月21日、PL
サンクティ・スピリトゥスでの第四回日本文化週間が、きたる木曜日(8月23日)から日曜日(8月26日)まで開催される。キューバへの日本移民120周年記念の一環である。
プログラムによると、同イベントはグアジャベーラの家、県文化芸術局、社会プロジェクト「オタクSS」が組織し、駐キューバ日本大使館が協賛する。
その中心テーマは、日本文学と、その視覚芸術における影響、である。
ハバナの各機関に属する著名ゲストたちが、マンガデッサン、キューバのカートゥーンにおける起源とその現在の影響、日本の視覚芸術の表現としての発展などに関するシンポジウムに参加する。
また、この文化週間では、日本の伝統舞踊と、そのキューバでの現在の存在についても話し合われる。
ほかにも「日本社会における神仏習合」、「ヒスパニック系カリブ社会における東アジア人のなかの日本人」という2つの会議が催される。
このイベントの本部となるグアジャベーラの家では、ラテンアメリカやキューバにおける日本の哲学思想の存在と起源についての討論もおこなわれる。
同週間では、同市のコンラード・ベニテス・サロンで、日本現代映画祭も開催される。同市は1514年にスペイン人征服者たちによって建立され、東ハバナからおよそ350kmの地点にある。
1898年9月に最初の日本移民団がキューバに到着し、現在はおよそ1200人の日系人(子孫)がさまざまな面から社会の発展に寄与している。
1614年に日本のサムライ、支倉常長はキューバの地を踏んだ日本人第一号となった。
Acogerá Sancti Spíritus jornada de la cultura japonesa
http://www.escambray.cu/2018/acogera-sancti-spiritus-jornada-de-la-cultura-japonesa/